Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal Host Bus Adapter、QLogic 設置ガイド

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更新: 2015 年 7 月
 
 

Fast!UTIL ユーティリティーを使用した動作プロトコルモードの確認および変更

このセクションには、次のトピックが含まれています。

Fast!UTIL ユーティリティーを使用して動作プロトコルモードを確認および変更する方法

この手順では、旧バージョンの x86 システムで BIOS Fast!UTIL ユーティリティーを使用して、Universal HBA の動作プロトコルモードを確認および変更する方法について説明します。

  1. システムの電源投入開始時に Ctrl-Q を押します。

    Figure 3–1 およびFigure 3–2 で示すとおりに、QLogic Fast!UTIL メニューが表示されます。

    図 3-1  Fast!UTIL の起動 (ファイバチャネル)


    image:アダプタがファイバチャネルモードになっているときの QLogic Fast!UTIL ユーティリティーの起動画面を示した図。

    図 3-2  QLogic Fast!UTIL の起動 (FCoE)


    image:アダプタが FCoE モードになっているときの QLogic Fast!UTIL ユーティリティーの起動画面を示した図。
  2. Fast!UTIL ユーティリティーが起動したら、Figure 3–3 に示すように Universal HBA を選択します。

    図 3-3  Fast!UTIL のアダプタ選択画面


    image:Fast!UTIL のアダプタ選択画面を示した図。
  3. Figure 3–4 で示すように、オプションメニューから「Personality Setting」を選択し、Enter キーを押します。

    図 3-4  「Fast!Util Options」メニュー


    image:「Fast!UTIL Options」メニューを示した図。
  4. Figure 3–5 に示したとおりに、Universal HBA の現在の動作プロトコルモード (FC または CNA のいずれか) が表示されます。

    現在の動作プロトコルモードが適切である場合は、Step 6 に進みます。現在の動作プロトコルモードが適切でない場合は、Step 5 に進みます。

    図 3-5  Fast!Util でのアダプタのパーソナリティー (動作プロトコルモード) の変更


    image:Fast!UTIL ユーティリティーを使用してアダプタのパーソナリティーを変更する方法を示した図。
  5. Enter キーを押して動作プロトコルモードを変更する (Enter キーを押すと、動作プロトコルモードが FC と CNA で切り替わる) か、Esc キーを押して表示されたモードのままにします。

    動作プロトコルモードを CNA に設定する場合、PXE (Preboot Execution Environment) ブートを使用する予定があるときは、PXE ブートを手動で有効にする必要があります。詳細は、To Configure PXE Bootingを参照してください

  6. Esc キーを押して設定メニューを終了してから、システムをリブートします。

PXE ブートを構成する方法

Universal HBA の動作プロトコルモードを CNA に設定した場合、HBA を PXE ブートデバイスとして使用する予定があるときは、BIOS Fast!UTIL ユーティリティーの Readme ファイルの手順に従って PXE ブートを構成する必要があります。この手順では、PXE を構成するために BIOS Fast!UTIL ユーティリティーの Readme ファイルにアクセスする方法について説明します。

  1. QLogic Web サイトの Oracle サポート領域に移動します。

    http://driverdownloads.qlogic.com/QLogicDriverDownloads_UI/Oracle_Search.aspx

  2. ガイド付き検索の選択ボックスから、次のように選択します。
    • 最初のボックス – Converged Network Adapters

    • 中央のボックス – 7101674

    • 最後のボックス - システムで使用しているオペレーティングシステム。

  3. 「Go」をクリックします。
  4. 表示されるページで、「Boot Code」表まで下へスクロールし、「Multi-boot Image for Universal HBA」をクリックします。

    エンドユーザーソフトウェアライセンス契約が表示されます。

  5. エンドユーザーソフトウェアライセンス契約を確認し、「I Agree」をクリックします。

    マルチブートイメージの .zip ファイルがシステムにダウンロードされます。

  6. ダウンロード完了後、システム上の .zip ファイルの場所に移動し、.zip ファイルからファイルを抽出します。

    これで、.zip ファイルから抽出された PXE ディレクトリなどのディレクトリとファイルにアクセスできます。

  7. PXE ディレクトリに移動し、 Readme.txt ファイルをダブルクリックして開きます。
  8. Readme.txt ファイルの「System Configuration」セクションの手順に従います。