Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal Host Bus Adapter、QLogic 設置ガイド

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更新: 2015 年 7 月
 
 

QConvergeConsole CLI を使用した動作プロトコルモードの確認および変更


注 - QConvergeConsole CLI ユーティリティーのインストールの詳細は、QConvergeConsole CLI のユーザーズガイドを参照してください。

QLogic QConvergeConsole コマンド行インタフェース (CLI) ユーティリティーは、SAN 内の QLogic ファイバチャネルアダプタ、インテリジェントイーサネットアダプタ、およびコンバージドネットワークアダプタを構成および管理する際に使用されます。QConvergeConsole CLI には、対話モードと非対話モードの 2 つの動作モードがあります。

非対話モードでは、CLI を使用して、オペレーティングシステムプロンプトでスイッチおよび関連する設定を含む完全なコマンド行を入力します。対話モードでは、メニューから情報を選択するように求めるプロンプトが表示されるメニュー駆動型のインタフェースを使用して、目的の操作を実行します。


注 - QConvergeConsole CLI では大文字と小文字が区別されます。

QConvergeConsole の非対話型 CLI を使用して動作プロトコルモードを確認および変更する方法

次の手順に従って、Windows、Linux、または Oracle Solaris OS で非対話モードの QConvergeConsole CLI を使用して、Universal HBA の動作プロトコルモードを確認および変更します。

  1. オペレーティングシステムシェルを開きます。
  2. (オプション) 次のコマンドを発行して、Universal HBA の現在の動作プロトコルモードを表示します。

    qaucli -pc hba-instance --info

    ここで、hba-instance は Universal HBA の HBA インスタンス番号です。Universal HBA のインスタンス番号を検索するには、-g コマンドを発行します。

  3. 次のコマンドを発行して、Universal HBA の動作プロトコルモードを変更します。

    qaucli -pc hba-instance --type mode

    ここでは:

    hba-instance は、Universal HBA の HBA インスタンス番号です。Universal HBA のインスタンス番号を検索するには、-g コマンドを発行します。

    mode は次のいずれかです。

      • 動作プロトコルモードをファイバチャネルのみに変更する場合は、fco または 0

      • 動作プロトコルモードを CNA に変更する場合は、cna または 1


      注 - この手順は、Universal HBA の 1 つのポート (またはインスタンス) のみで実行する必要があります。
  4. すべての Universal HBA に対してStep 1 からStep 3 を繰り返し、Universal HBA が取り付けられたシステムのフルパワーリブートを実行します。

    注 - ホットプラグ/ホットスワップ機能を備えたシステムでは、システムのフルパワーリブートを開始する代わりに、カードのホットプラグによる取り付けおよび取り外しを実行できます。

QConvergeConsole の対話型 CLI を使用して動作プロトコルモードを確認および変更する方法

このセクションの手順に従って、対話モードの QConvergeConsole CLI を使用して、Universal HBA の動作プロトコルモードを確認および変更します。


注 - この手順の例は、FC のみモードの Universal HBA のものです。CNA モードの Universal HBA で必要な追加手順については、この手順の注記で示します。
  1. 次に示すオペレーティングシステムに対応した方法を使用して、QConvergeConsole CLI を非対話モードで起動します。
    • Windows – 次のいずれかを実行します。

      • デスクトップにある QConvergeConsole CLI のアイコンをダブルクリックします。

      • 「スタート」をクリックし、「すべてのプログラム」をポイントし、「QLogic Management Suite」をポイントしてから、「QConvergeConsole CLI」をクリックします。

      • インストールディレクトリ (デフォルトは C:\Program Files\QLogic Corporation\QConvergeConsoleCLI) でコマンドプロンプトを開き、qaucli コマンドを発行します。

    • Linux – qaucli コマンドを発行します。

    • Oracle Solaris – qaucli コマンドを発行します。

    メインメニューが表示されます。

     Main Menu
     1:  Adapter Information
     2:  Adapter Configuration
     3:  Adapter Updates
     4:  Adapter Diagnostics
     5:  Adapter Statistics
     6:  Refresh
     7:  Help
     8:  Exit
     
     Please Enter Selection: 
    
  2. CNA モードでは 1、FC モードでは 2 を入力して「Adapter Configuration」メニューオプションを選択します。
     Main Menu
     1:  Adapter Information
     2:  Adapter Configuration
     3:  Adapter Updates
     4:  Adapter Diagnostics
     5:  Adapter Statistics
     6:  Refresh
     7:  Help
     8:  Exit
     
     Please Enter Selection: 2
    

    Universal HBA が FC モードの場合は、「Adapter Configuration」メニュー

    Universal HBA の現在のパーソナリティーが CNA の場合、メニューのタイトルは「FCoE Converged Network Adapter (CNA) Configuration」です。

    が次の手順で示すメニューオプションとともに表示されます。

  3. 「Adapter Configuration」メニューで 13 を入力して「Personality」(動作プロトコルモード) メニューオプションを選択します。
     Fibre Channel Adapter Configuration
     1:  Adapter Alias
     2:  Adapter Port Alias
     3:  HBA Parameters
     4:  Target Persistent Binding
     5:  Boot Devices Configuration
     6:  Virtual Ports (NPIV)
     7:  Target Link Speed (iiDMA)
     8:  Driver Parameters
     9:  Selective LUNs
    10:  QoS
    11:  Export (Save) Configuration
    12:  Generate Reports
    13:  Personality
    (p or 0: Previous Menu; m or 98: Main Menu; ex or 99: Quit)
    Please Enter Selection:13
    

    注 - Universal HBA が CNA モードの場合は、メインメニューに追加の選択肢が表示されます。CNA モードの場合、メインメニューで 1 を入力して「CNA Configuration」を選択してから、再度 1 を入力して「CNA FCoE Configuration」メニューオプションを選択します。これにより、「Converged Network Adapter (CNA) FCoE Configuration」メニューが表示されます。この時点で、この手順で説明した 13 の代わりに 11 を入力します。

    アダプタ選択メニュー

    Universal HBA の現在のパーソナリティーが CNA の場合、表示された情報が CNA に反映されます。

    が表示されます。

  4. Universal HBA を選択するには、Universal HBA の番号を入力します。

    次の例では、Universal HBA の番号は 1 のみです。

    1: HBA Model: QLE8362 SN: AFE1224F05264
          Port   2 WWPN: 21-00-00-0E-1E-08-F2-11 SFP not installed
          Port   1 WWPN: 21-00-00-0E-1E-08-F2-10 SFP not installed
    (p or 0: Previous Menu; m or 98: Main Menu; ex or 99: Quit)
    Please Enter Selection: 1
    

    パーソナリティーの変更を確認するように求めるプロンプトが表示されます

    Universal HBA の現在のパーソナリティーが CNA の場合、このプロンプトは「Change personality to FC Only?」です。

  5. プロンプトで y を入力して受け入れるか、n を入力して取り消します。
    Change personality to CNA? (y/n): y
    

    変更を確定するメッセージが表示されます。

  6. メッセージの手順に従って、Universal HBA の動作プロトコルモードの変更を完了します。

    次の例は、手順を含むメッセージです。

    Personality type of HBA instance 1 (QLE8362) has been changed successfully. Please power cycle machine. Make sure to change the SFP module to a compatible one (FC) before reboot.


    注 - ホットプラグ/ホットスワップ機能を備えたシステムでは、システムのフルパワーリブートを開始する代わりに、カードのホットプラグによる取り付けおよび取り外しを実行できます。