サーバーには Oracle ILOM と Oracle System Assistant という 2 つの組み込みシステム管理ツールが含まれています。
サーバーは、脱着可能サービスプロセッサ (SP) ドーターカードがマザーボードに装着された状態で届きます。SP は業界標準の IPMI 機能セットをサポートし、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.2.2 とキーボード、ビデオ、マウス、およびストレージ (KVMS) のリモートリダイレクションが含まれています。
SP では単一サーバー管理ツールである Oracle ILOM が実行され、サーバーのサブシステムとコンポーネントのリアルタイムステータスや詳細情報が提供されるので、サーバーのモニターと管理が可能になります。Oracle ILOM はサーバー OS から独立して実行され、全電力モードとスタンバイ電源モードの両方でアクセスできます。SP Oracle ILOM にはサーバーのバックパネル上の SP GigabitEthernet NET MGT ポート、またはホストの 10 GbE ポート (サイドバンド管理) の 1 つからアクセスできます。
サーバーに Oracle System Assistant が装備されている場合があります。Oracle System Assistant はサーバーの初期設定や OS のインストールを支援するサーバープロビジョニングと更新のためのツールで、サーバーの更新を簡単に管理できるようになります。オプションである Oracle System Assistant は、工場出荷時に内部 USB スロット P0 に装着される USB フラッシュドライブとして提供されます。このドライブにはサーバー固有バージョンの Oracle System Assistant が構成されています。Oracle System Assistant はサーバーのブート画面または Oracle ILOM から起動できます。
Oracle System Assistant では、次が可能です。
入手可能な最新の BIOS、Oracle ILOM、ハードウェアファームウェア、最新ツール、および OS ドライバを 1 つにまとめたサーバー固有のバンドルを Oracle サポートサイトから取得できます。
OS ドライバおよびコンポーネントファームウェアを更新し、RAID を構成します。
サポートされているオペレーティングシステムを最新のドライバやサポートされているツールとともにインストールします。
Oracle ILOM 設定のサブセットを構成します。
カスタマイズした BIOS 設定を保存および復元したり、BIOS を工場出荷時のデフォルト設定に戻します。
組み込みの製品ドキュメントにアクセスします。
システムの概要とハードウェアの詳細なインベントリ情報を表示します。