障害が発生したメモリーライザーカード、DIMM、または CPU を特定するには、サーバー内部にある障害検知回路を使用します。この回路は、障害が発生したコンポーネントを特定するための、ボードに取り付けられたインジケータ LED を使用します。障害が発生したコンポーネントがメモリーライザーカードまたは CPU の場合は、インジケータが直接コンポーネントを特定します。障害が発生したコンポーネントが DIMM の場合、インジケータは DIMM が含まれているメモリーライザーカードを特定します。そのあとで障害が発生した DIMM を特定するには、メモリーライザーカードを取り外して、カードの DIMM 障害検知回路を使用する必要があります。
システムおよび DIMM の障害検知回路の詳細は、サーバーの障害検知テスト回路 を参照してください。
Before You Begin
障害のあるハードウェアコンポーネントをトラブルシューティングするには、サーバーコンポーネントのハードウェア障害のトラブルシューティングを参照してください。
障害検知ボタンは、冷却ゾーン 1 と冷却ゾーン 2 の間の仕切り上にあります。
障害検知ボタンが押されると、検知回路を使用できることを示すために障害検知ボタン電源 LED (緑色) が点灯します。
回路を使用できる場合は、点灯した障害インジケータで障害が発生したコンポーネントを特定します。次の表の情報を使用すると、コンポーネントを見つけやすくなります。
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CPU が障害状態の場合は、システム障害検知ボタンを押すと、CPU と CPU に関連付けられた両方の MR カードの障害インジケータが点灯します。次の図は、障害が発生した CPU、P0 に対して点灯したインジケータを示しています。この例では、CPU、P0 の障害インジケータと同様に、メモリーライザーカード P0/MR0 および P0/MR1 の障害インジケータが点灯しています。
MR カードが障害状態の場合は、システム障害検知ボタンを押すと、カードの障害インジケータが点灯します。インジケータは、カード上部の小さい穴を通して見ることができます。次の図は、メモリーライザーカード P1/MR1 に対して点灯した障害インジケータを示しています。
DIMM が障害状態の場合は、システム障害検知ボタンを押すと、DIMM が含まれている MR カードの障害インジケータが点灯します。次の図は、メモリーライザーカード P0/MR1 に対して点灯した障害インジケータを示しています。このカードには障害のある DIMM があります。DIMM を特定するには、カードを取り外して、DIMM 障害検知回路を使用します。
Next Steps