これは、TCP/IP ネットワークで使用される元の IP アドレス形式です。IPv4 のアドレス長は 32 ビットです。IPv4 アドレスは当初、16777216 個 (クラス A)、65536 個 (クラス B)、256 個 (クラス C) の連続するアドレスのブロックとして、さまざまな組織に割り当てられました。アドレスブロックを要求した各組織は、固定のアドレス接頭辞と暗黙の接頭辞マスク (どちらも 10 進ドット表記で指定) を受け取ります。たとえば、Internet Assigned Numbers Authority (IANA) は、クラス A アドレスブロック 156.0.0.0 とネットマスク 255.0.0.0 を American Registry for Internet Numbers (ARIN) に割り当てました。先頭バイトが 156 のすべてのアドレスが、このアドレスブロックに含まれます。ARIN は、自分のクラス A ブロックからクラス B アドレスブロック 156.151.0.0 ネットマスク 255.255.0.0 を Sun Microsystems (現在の Oracle) に分割して割り当てました。
その後、Internet Engineering Task Force (IETF) は、IPv4 アドレスの不足や世界的なインターネットルーティングテーブルの容量不足に対する臨時的な対応策として、クラスレスドメイン間ルーティング (CIDR) アドレスを開発しました。CIDR では、組織の要件にもっとも適合する任意のビット境界で、アドレス割り当てが分割されます。アドレスブロックは、10 進ドット IPv4 アドレスの後に続くスラッシュとアドレス接頭辞のビット長として指定されます。
詳細は、次のリソースを参照してください。
次の表に、サブネット長指定の例 (CIDR 表記と 10 進ドット形式の両方)、および各接頭辞長を持つネットワークに収容可能なホストの合計台数を示します。
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