サブネットの使用は、サイズや制御の問題を解決するための管理区分の必要性と関係しています。ネットワーク上のホストとサーバーの数が増えるに従って、管理タスクはますます複雑になります。管理区分を作成しサブネットを使用することで、複雑なネットワークを容易に管理できるようになります。
ネットワーク管理の作業を分化するかどうかは、次の要因によって判断します。
ネットワークのサイズ
サブネットは、区分の場所が地理的に広範囲に分散している比較的小規模なネットワークでも役立ちます。
ユーザーのグループが共有する共通のニーズ
たとえば、単一の建物内のみに制限された、比較的少数のマシンをサポートするネットワークがあるとします。これらのマシンはいくつかのサブネットワークに分割されています。各サブネットワークは、異なるニーズを持つユーザーのグループをサポートします。このような場合は、サブネットごとに管理部門を設立するとよいでしょう。
セキュリティー
ミッションクリティカルなサーバー、デスクトップシステム、インターネットに直接接続された Web サーバーを個別のサブネットに分割し、各サブネット間にファイアウォールを設置したほうがよい場合があります。