始める前に
ファイルまたはディレクトリの所有者でない場合は、Object Access Management 権利プロファイルが割り当てられている必要があります。公開オブジェクト であるファイルを変更するには、root 役割になる必要があります。
詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
% chmod nnnn filename
ファイルまたはディレクトリのアクセス権を変更する 8 進数値を指定します。一番左端の 8 進数値で、ファイルに特殊なアクセス権を設定します。特殊なアクセス権に有効な 8 進数値の一覧は、Table 1–6 を参照してください。
ファイルまたはディレクトリを指定します。
% ls -l filename
次の例では、管理者が dbprog ファイルに setuid アクセス権を設定します。
# chmod 4555 dbprog # ls -l dbprog -r-sr-xr-x 1 db staff 12095 May 6 09:29 dbprog
次の例では、管理者が dbprog2 ファイルに setgid アクセス権を設定します。
# chmod 2551 dbprog2 # ls -l dbprog2 -r-xr-s--x 1 db staff 24576 May 6 09:30 dbprog2
次の例では、管理者が public_dir ディレクトリにスティッキービットのアクセス権を設定します。
# chmod 1777 public_dir # ls -ld public_dir drwxrwxrwt 2 jdoe staff 512 May 15 15:27 public_dir