Oracle Solaris カーネルゾーンの作成と使用

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更新: 2014 年 12 月
 
 

一時停止および再開を使用したカーネルゾーンの移行

カーネルゾーンは、zoneadm suspend コマンドを使用して別のホストに移行できます。ゾーンの移行では、ゾーン構成をマシン間で移植できるようにする必要があります。たとえば、ソースホストでは zvol を使用できません。

ゾーンの移行では、ゾーンの移行元と移行先のプラットフォームが同じである必要があります。On x86 システムでは、ベンダーおよび CPU のリビジョンが同一である必要があります。SPARC では、ハードウェアプラットフォームが同じである必要があります。たとえば、カーネルゾーンを T4 ホストから T3 ホストに移行することはできません。


注 -  カーネルゾーンの移行中の暗号化鍵の損失を防ぐには、ソースシステム上で zonecfg export を使用して、宛先システム上で使用するコマンドファイルを生成します。たとえば、global1 から global2 に移行されたゾーンのコマンドファイルを生成するには、次のようにします。
global1# zonecfg -z kzone1 export -f /net/.../kzone1.cfg
global2# zonecfg -z kzone1 -f /net/.../kzone1.cfg

詳細は、カーネルゾーンのホストデータおよびホスト IDを参照してください。