Logical Domains Manager ソフトウェアのインストール方法は次のとおりです。
Oracle Solaris 10 のみ。インストールスクリプトを使用してパッケージおよびパッチをインストールします。この方法では Logical Domains Manager ソフトウェアが自動的にインストールされます。Logical Domains Manager ソフトウェアの自動的なインストール (Oracle Solaris 10)を参照してください。
Oracle Solaris 10 のみ。Oracle Solaris JumpStart 機能を使用して、パッケージをネットワークインストールの一部としてインストールします。JumpStart サーバーの構成の詳細については、Oracle Solaris 10 8/11 Installation Guide: Custom JumpStart and Advanced Installations を参照してください。この機能の使用法の詳細については、『JumpStart Technology: Effective Use in the Solaris Operating Environment』も参照してください。
Oracle Solaris 11 のみ。Oracle Solaris 11 Automated Installer 機能を使用して、パッケージをネットワークインストールの一部としてインストールします。Installing Oracle Solaris 11.2 Systems のパート IIIInstalling Using an Install ServerおよびTransitioning From Oracle Solaris 10 JumpStart to Oracle Solaris 11.2 Automated Installer を参照してください。
パッケージを手動でインストールします。Logical Domains Manager ソフトウェアの手動によるインストールを参照してください。
install-ldm インストールスクリプトには、スクリプトの実行方法を指定するオプションがいくつかあります。それぞれの選択肢について、次の手順で説明します。
オプションを指定しない場合、このスクリプトは、次の処理を自動的に実行します。
Oracle Solaris OS リリースが Oracle Solaris 10 OS であることを確認します
パッケージのサブディレクトリである SUNWldm/ と SUNWldmp2v/、および前提条件となる Oracle VM Server for SPARC ドライバパッケージである SUNWldomr と SUNWldomu が存在することを確認します
SUNWldm および SUNWldmp2v パッケージがインストールされていないことを確認します。
Oracle VM Server for SPARC 3.2 ソフトウェアをインストールします。
すべてのパッケージがインストールされていることを確認します。
Solaris Security Toolkit (SST) パッケージ (SUNWjass) がすでにインストールされている場合は、制御ドメインの Oracle Solaris OS の強化を求めるプロンプトが表示されます。
Oracle VM Server for SPARC Configuration Assistant (ldmconfig) を使用してインストールを実行するかどうかを判断します。
ソフトウェアをインストールしたあとで Oracle VM Server for SPARC Configuration Assistant を自動的に実行するには、–c オプションを指定します。このユーティリティーの実行をスキップするには、–s を指定します。
SST パッケージがインストールされている場合は、install-ldm スクリプトで次のオプションを発行できます。
-secure.driver で終わるドライバ以外の SST ドライバを指定します。このオプションは、指定した SST のカスタマイズドライバ (たとえば server-secure-myname.driver) で制御ドメインの Oracle Solaris OS を強化します。
SST を使用して制御ドメインで実行している Oracle Solaris OS を強化しないことを指定します。SST の使用を省略することはお勧めしません。別の処理を使用して制御ドメインを強化する場合にかぎり、この使用を省略するようにしてください。
インストール後の処理 (Logical Domains Manager デーモン (ldmd) の有効化および SST の実行) のみを実行することを指定します。たとえば、SUNWldm および SUNWjass パッケージがサーバーにプリインストールされている場合に、このオプションを使用します。
次に、Oracle Solaris 10 OS 上に Oracle VM Server for SPARC 3.2 ソフトウェアを手動でインストールする手順を説明します。
Oracle Solaris 11.2 OS をインストールすると、デフォルトで Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.0 ソフトウェアがインストールされます。Oracle VM Server for SPARC 3.2 ソフトウェアをインストールする場合は、Oracle VM Server for SPARC 3.2 ソフトウェアにアップグレードする方法 (Oracle Solaris 11)を参照してください。
$ unzip OVM_Server_SPARC-3_2.zip
ファイルの構造と含まれている内容については、Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの場所を参照してください。
primary# ldm add-config config-name
# pkgadd -Gd . SUNWldm.v SUNWldmp2v
対話型プロンプトのすべての質問に対して、y (はい) と答えます。
–G オプションはパッケージを大域ゾーンのみにインストールします。–d オプションは、SUNWldm.v および SUNWldmp2v パッケージが含まれるディレクトリのパスを指定します。
詳細については、pkgadd(1M) のマニュアルページを参照してください。
# pkginfo -l SUNWldm # pkginfo -l SUNWldmp2v
詳細については、pkginfo(1) のマニュアルページを参照してください。