Oracle Eloquaからのデータのインポートの設定

コンタクト、アカウントおよびアクティビティ・データをOracle EloquaからOracle Unityにシームレスにインポートできます。

Oracle Eloquaからのデータのインポートの設定には、次の手順を実行します。

  1. Eloquaソースの作成
  2. Eloqua取込みジョブの作成

データを正常にインポートできるように、ソース・ファイルおよび取込みジョブの正しいフォーマットについてさらに学習します。

  • Oracle UnityCSVファイル標準およびサポートされるCSVパーサーをレビューして、ソース・ファイルが正しくフォーマットされていることを確認します。

  • Oracle Unityデータ・モデルの空またはnullデータのインポート方法および空/nullデータの制限事項を確認してください。

Eloquaソースの作成

データ・インポートを設定するには、Eloquaソースを作成し、それに対応する取込みジョブを作成して、Eloquaデータをインポートする必要があります。

Eloquaソースを作成するには:

  1. 右下隅にあるOracleアイコンアプリケーション・ナビゲーション・ボタンのイメージ。Oracle Unityの様々な部分へのアクセスに使用します。をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。
  2. 「ソース」を選択します。
  3. 右上隅の「ソースの作成」をクリックします。

ステップ1: ソース詳細の定義

ジョブ詳細セクションでは、ソースのタイプおよびOracle Unityでの表示方法を定義できます。

ソースの情報を入力します。

Eloquaソースの詳細のイメージ

  • タイプ: ドロップダウン・リストを使用して「Eloqua」を選択します。
  • 名前: 名前を入力します。名前は1文字以上50文字以内である必要があります。文字(a–zおよびA–Z)、数字(0–9)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)およびスペースのみを使用してください。先頭の文字にスペースは使用できません。
  • ソースIDOracle Unityでは、このソースを使用してデータを取り込むとき、各オブジェクトの「ソースID」属性にこの値を使用します。ソースIDは、入力したソース名から自動入力されます。ソースを作成した後はこの値を変更できません。

  • 摘要: 摘要を入力します。このフィールドはオプションですが、作成するすべてのエンティティに対して摘要を追加することをお薦めします。これは、他のユーザーがOracle Unityを使用したり操作するときに、追加の情報を得るのに役立ちます。説明には最大512文字を使用でき、使用する文字に制限はありません。言語設定でサポートされているすべての言語の文字を使用できます。

ステップ2: 認証設定の構成

Oracle Unityが必要なデータにアクセスできるようにする情報を入力します。

  • 会社名: Eloquaへのログインに使用する会社名を入力します。
  • URL: EloquaインスタンスのベースURLを入力します。Eloqua Developerヘルプ・センターでベースURLの決定トピックについてさらに学習します。
  • ユーザー名: URLにアクセスするためのユーザー名を入力します。
  • パスワード: URLにアクセスするためのパスワードを入力します。

すべての詳細を入力したら、「接続の検証」をクリックして、Oracle Unityがソースにアクセスできることを確認します。

認証セクションのイメージ

接続に問題がある場合は、入力したベースURLとログイン資格証明が正しいことを確認してください。

ステップ3: 新しいソースの保存および公開

ソースの定義が終了したら、ページ上部までスクロールし、「保存」または「保存してクローズ」をクリックします。

ソースを作成したら、変更を公開する必要があります。

Eloquaソースを作成して公開した後、取込みジョブを作成できます。

Eloqua取込みジョブの作成

インポートできるEloquaデータのタイプは、「アクティビティ」、「コンタクト」および「アカウント」です。適切なフィールド・マッピング・テンプレートを選択して、データのタイプごとに個別の取込みジョブを作成する必要があります。

取込みジョブを作成するには:

  1. 右下隅にあるOracleアイコンアプリケーション・ナビゲーション・ボタンのイメージ。Oracle Unityの様々な部分へのアクセスに使用します。をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。
  2. 「データ・フィード」を選択します。
  3. 右上隅の「データ・フィードの作成」をクリックし、「取込みジョブ」を選択します。

「取込みジョブの作成」ページが表示されます。

ステップ1: ジョブ詳細の定義

ジョブ詳細セクションでは、Oracle Unityで取込みジョブを表示する方法を定義できます。

ジョブ詳細を定義するには:

  1. 取込みジョブの詳細を入力します。
    • 名前: 名前を入力します。名前は1文字以上50文字以内である必要があります。文字(a–zおよびA–Z)、数字(0–9)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)およびスペースのみを使用してください。先頭の文字にスペースは使用できません。
    • ジョブID: 入力したジョブ名から自動入力される一意のシステム識別子。ジョブを作成した後はこの値を変更できません。

    • 摘要: 摘要を入力します。このフィールドはオプションですが、作成するすべてのエンティティに対して摘要を追加することをお薦めします。これは、他のユーザーがOracle Unityを使用したり操作するときに、追加の情報を得るのに役立ちます。説明には最大512文字を使用でき、使用する文字に制限はありません。言語設定でサポートされているすべての言語の文字を使用できます。
    • ソース: 以前に作成したEloquaソースを選択します。詳細をレビューして、正確であることを確認します。
  2. 詳細が正しく構成されていることを確認したら、「続行」をクリックします。

ジョブ詳細セクションのイメージ

ステップ2: フィールド・マッピング

Eloquaフィールド・マッピング・テンプレート(EloquaContacts、EloquaActivities、EloquaAccounts)のいずれかを選択して、取込みジョブを構成します。

Oracle Eloqua Developerヘルプ・センターのアクティビティ・データアカウント・データおよびコンタクト・データについてさらに学習します。

自動化フィールド・マッピングを完了するには:

  1. ドロップダウン・リストを使用して、Eloquaフィールド・マッピング・テンプレートを選択します。
  2. 「続行」をクリックします。
  3. 自動フィールド・マッピング・テンプレート・セレクタのイメージ

  4. 必要に応じて、ステップ3: ソース・オブジェクト・フィールドとデータ・モデル属性のマッピングを実行して変更します。

ステップ3: ソース・オブジェクト・フィールドとデータ・モデル属性のマッピング

ノート: フィールド・マッピングの非表示のデータ・オブジェクトおよび属性にアクセスしたり、検索することはできません。取込みジョブの非表示データ・モデル・アイテムについてさらに学習します。

ソース・オブジェクト・フィールドをデータ・モデル属性にマップするには:

  1. 「ソース・フィールド」および「データ・モデル属性」の自動マッピングをレビューします。必要に応じて、「編集」編集ボタンのイメージ。取込みジョブのフィールド・マッピングを完了する場合に使用します。 をクリックしてマッピングを変更します。
  2. 自動フィールド・マッピングのイメージ

  3. ソース・フィールドにデータ・モデル属性を追加するには、検索フィールドを使用して、データ・オブジェクト名、属性名または属性摘要で検索します。
  4. 検索フィールドを示すイメージ

  5. 現在データ・モデルの一部ではない属性を追加する必要がある場合は、「属性の作成」をクリックします。作成する属性は、取込みジョブの実行前に公開する必要があります。「未公開属性の表示」チェック・ボックスを選択すると、公開する必要がある属性を確認できます。属性の作成についてさらに学習します。
  6. 「属性の作成」ボタンおよび未公開属性を表示するためのチェック・ボックスを示すイメージ

  7. 属性を追加するには、チェックマークチェックマーク・ボタンのイメージ。取込みジョブのフィールド・マッピングを確認する場合に使用します。をクリックします。
  8. 属性に変換を追加するには、「変換」をクリックします。
  9. データ変換リンクを示すイメージ

    使用可能な様々な変換についてさらに学習します。

  10. EloquaActivitiesテンプレートを選択した場合は、「ソース・オブジェクトの追加」をクリックして、フィールド・マッピングにアクティビティ・タイプを追加できます。EloquaContactsまたはEloquaAccountsを選択した場合は、ソース・オブジェクトを追加できません。
  11. 「ソース・オブジェクトの追加」ボタンのイメージ

フィールド・マッピングの構成に関する重要な注意事項

  • 1つのソース・フィールドを1つ以上のデータ・モデル属性にマップできます。逆に、1つ以上のソース・フィールドを1つのデータ・モデル属性にマップすることもできます。複数のソース・フィールドを1つのデータ・モデル属性にマップする場合は、Oracle Unityでその1つのデータ・モデル属性に複数の値を格納するようにします。このため、Oracle Unityでこれらの複数の値を正しく結合できるように、適切な変換を選択する必要があります。

  • マッピングで使用されるデータ・オブジェクトの中に、そのソースが入力フィールドにマップされていないものがある場合は、通知が表示されます。すべてのソース・データ・オブジェクトIDをマップすると、システムに保存する前に重複データが確実に削除されます。フィールド・マッピングを完了する前に、「ソース・データ・オブジェクトIDがマップされていません」通知を確認してください。通知では、マップされていない各データ・オブジェクトが色で識別されます。
  •  マップされていないソース・データ・オブジェクトIDの通知を示すイメージ

    • 赤い円は、マップされていないソース・データ・オブジェクトID (SourceXID属性) により、取込みジョブが正常に完了しても、取込みジョブでデータが正常にインポートされないことを示します。これは、データ・オブジェクトの「受信レコード・フラグ」「いいえ」(insertOnlyパラメータがfalse)に設定されているためです。受信レコード・フラグについてさらに学習します。
    • : Customerデータ・オブジェクトのFirst name属性をサンプル・ファイルのFirstNameソース・フィールドにマップします。データを正常にインポートできるように、Customerデータ・オブジェクトの対応するSourceCustomerID属性をサンプル・ファイルのソース・フィールドにマップする必要もあります。これは、Customerデータ・オブジェクトの「受信レコード・フラグ」「いいえ」に設定されているためです。

    • 黄色の円は、ソース・データ・オブジェクトID (SourceXID属性)がマップされていませんが、取込みジョブでデータが正常にインポートされることを示します。これは、データ・オブジェクトの「受信レコード・フラグ」「はい」(insertOnlyパラメータがtrue)に設定されているためです。SourceXID属性がマップされていない場合、データがインポートされると、Oracle UnityによってSourceXID属性に一意の識別子が自動的に追加されます。受信レコード・フラグについてさらに学習します。
    • : Eventデータ・オブジェクトのOrder Total属性をサンプル・ファイルのOrderTotalソース・フィールドにマップしますが、SourceEventID属性はソース・フィールドにマップしません。ソース・データ・オブジェクトIDがマップされていないという警告が表示されますが、取込みジョブでデータを正常にインポートできます。これは、Eventデータ・オブジェクトの「受信レコード・フラグ」「はい」に設定されているためです。

ステップ4: ソース・フィールドの管理

フィールド・マッピングを更新する必要がある場合は、ソース・フィールドを追加できます。既存のソース・フィールドのリストを検索するには、「ソース・フィールド」の横にある「検索」検索ボタンのイメージ。データ・オブジェクトを検索する場合に使用します。をクリックします。

フィールドの名前を更新したり、不要になったフィールドを削除する必要がある場合は、既存のソース・フィールドを編集および削除することもできます。ソース・フィールドを削除すると、そのフィールドに構成したフィールド・マッピングも削除されます。

ソース・フィールドを追加するには:

  1. 「ソース・フィールド」の横にある「追加」追加ボタンのイメージ。これを使用して新しいソース・フィールドを作成します。をクリックします。
  2. ソース・フィールドの追加アイコンのイメージ

  3. ソース・フィールドの名前を入力します。ソース・フィールドは{{sourceObjectName.fieldName}}の書式にする必要があります。
  4. チェックマークチェックマーク・ボタンのイメージ。これを使用して新しいソース・フィールドを確認します。をクリックします。
  5. チェックマーク・アイコンのイメージ

  6. 必要に応じて、ソース・フィールドをデータ・モデル属性にマップして更新します。

ソース・フィールドを編集するには:

  1. 更新するソース・フィールド名にマウスのポインタを重ね、「編集」編集アイコンのイメージをクリックします。
  2. 新しいソース・フィールド名を入力し、チェックマークチェックマーク・アイコンのイメージをクリックします。

ソース・フィールドを削除するには:

  1. 削除するソース・フィールド名にマウスのポインタを重ね、「削除」削除アイコンのイメージをクリックします。
  2. 確認メッセージを確認し、「はい」をクリックします。

ステップ5: レコードのフィルタ

オプションで、JSONにフィルタリング・パラメータを入力することで、Eloquaからインポートされるデータを制限できます。Eloqua Developerヘルプ・センターのフィルタリングについてさらに学習します。

レコードのフィルタリング・セクションのイメージ

ステップ6: スケジュールおよび通知の設定

取込みジョブのスケジュールと通知設定を構成する必要があります。

「スケジュールと通知」セクションのイメージ

取込みジョブをスケジュールして、通知設定を定義するには:

  1. 取込みジョブのスケジュールを構成します。
    • 定期的にジョブを自動的に実行する場合は、「繰返し」をクリックします。
    • 必要に応じてジョブを実行する場合は、「オンデマンド」をクリックします。
  2. ジョブが繰返しの場合は、実行する「頻度」「開始時間」および「日」を選択します。
  3. 「通知」フィールドに、ジョブの実行時に通知を受け取る個人のEメール・アドレスを入力します。複数のEメールを指定する場合は、カンマで区切ります。
  4. ジョブが失敗した場合にのみ通知が必要な場合は、「失敗時のみ通知」チェック・ボックスを選択します。

ステップ7: 取込みジョブの保存と公開

取込みジョブを保存したら、実行する前に変更を公開する必要があります。

取込みジョブを保存および公開するには:

  1. ページ上部にスクロールして、「保存」または「保存してクローズ」をクリックします。
  2. 変更の公開のステップに従います。

公開タスクが完了すると、取込みジョブを実行できます。取込みジョブの管理についてさらに学習します。

最初の取込みジョブを作成した後、同じステップに従って、適切なEloquaフィールド・マッピング・テンプレートを使用して残りの取込みジョブを作成できます。

ジョブ・ダッシュボードのEloqua取込みジョブ

「データ・フィード」ページからEloquaの取込みジョブを実行した後、ジョブ・ダッシュボードでジョブのメトリックをレビューできます。

読み取られたファイル: 処理のために読み取られたファイルの数。

エラーのあるファイル: エラーが発生したファイルの数。

読み取られた行: 処理のために読み取られたファイル内の行数。

追加/更新されたレコード: ジョブ中に追加または更新されたレコードの数。

失敗したレコード: エラーが発生したレコードの数。取込みジョブの失敗したレコードの確認についてさらに学習します。

摘要: ジョブの説明。

ジョブ・タイプ: ジョブのタイプ。

ソース: 取込みジョブで使用するソースの名前。

開始者: ジョブを開始したユーザーの名前。

開始: ジョブの実行が開始した時刻。

完了: ジョブの実行が完了した時刻。

入力済のデータ・オブジェクト: 取込みジョブのフィールド・マッピングに構成されているデータ・オブジェクト。

取込みジョブのジョブ詳細についてさらに学習します。

さらに学ぶ

ソースの作成

取込みジョブの作成

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