Oracle® Solaris Studio 12.4: C ユーザーガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

4.3.15 -errwarn=t

指定された警告メッセージが表示された場合、lint はエラーステータスを返して終了します。t は、tagno%tag%all%none の 1 つまたは複数をコンマで区切って指定したリストです。タグの順番が重要です。たとえば %all,no%tag では、tag 以外の警告が発行されると、lint が致命的なステータスで終了します。-errwarn の値を次の表に示します。

表 4-6  -errwarn のフラグ
tag の値
意味
tag
tag に指定されたメッセージが警告メッセージとして発行された場合、lint は致命的なエラーステータスで終了します。tag に指定されたメッセージが発行されない場合は無効です。
no%tag
タグに指定されたメッセージが警告メッセージとしてだけ発行された場合に、lint が致命的なエラーステータスで終了することがないようにします。tag に指定されたメッセージが発行されない場合は無効です。このオプションは、tag または %all を使用して以前に指定されたメッセージが警告メッセージとして発行されても lint が致命的なエラーステータスで終了しないようにする場合に使用してください。
%all
どのような警告メッセージが発行されても、lint が致命的なエラーステータスで終了するようにします。%all に続いて no%tag を使用して、特定の警告メッセージを対象から除外することもできます。
%none
どの警告メッセージが発行されても lint が致命的なエラーステータスで終了することがないようにします。

デフォルトは -errwarn=%none です。-errwarn のみを指定することは、-errwarn=%all と同義です。