Oracle® Solaris Studio 12.4: C ユーザーガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

4.4.1 メッセージを抑制するオプション

いくつかの lint オプションを使用して、lint 診断メッセージを抑制できます。メッセージは、-erroff オプションのあとに 1 つ以上の タグ を指定することで抑制できます。これらのニーモニックタグは、-errtags=yes オプションで表示することができます。

次の表に lint のメッセージを抑制するオプションを示します。

表 4-8  メッセージを抑制する lint オプション
オプション
抑制されるメッセージ
-a
代入によって暗黙的により小さい型に変換されます
より大きな整数型への変換は符号拡張が不正確になる可能性があります
-b
到達できない文です
-h
等価演算子 "==" の使用が想定される場所に代入演算子 "=" が使用されています
演算子のオペランドが定数です: "!"
case 文を通り抜けます
ポインタのキャストによって境界整列が不正確になる可能性があります
優先度が混乱する可能性があります; 括弧
文が帰結していません: if
文が帰結していません: else
-m
大域的に宣言されていますが静的 (static) にすることができます
-erroff=tag
タグで指定した 1 つまたは複数の lint メッセージ
-u
名前が定義されていますが使用されていません
未定義の名前が使用されています
-v
引数が関数中で使用されていません
-x
名前が宣言されていますが使用も定義もされていません