エディタで切り替えて、行ブレークポイントを設定することは直感的である場合があります。ただし、多くの dbx ユーザーは、次の理由で関数ブレークポイントの方を好みます。
「デバッガ・コンソール」ウィンドウに si dispatch と入力すると、エディタでファイルを開き、ブレークポイントを配置する行までスクロールする必要がなくなります。
エディタ内のテキストを選択すれば関数ブレークポイントを作成できるようになるため、ファイルを開かなくても、関数の呼び出し側で関数にブレークポイントを設定できます。
alias si stop in alias sa stop at alias s step alias n next alias r run
.dbxrc ファイルと dbxenv 変数のカスタマイズの詳細は、Oracle Solaris Studio 12.4: dbx コマンドによるデバッグ のdbxenv 変数の設定を参照してください。
関数ブレークポイントの名前は、「ブレークポイント」ウィンドウに表示されています。行ブレークポイントの名前は説明的なものではありませんが、「ブレークポイント」ウィンドウの行ブレークポイントを右クリックし、「ソースへ移動」を選択するか、そのブレークポイントをダブルクリックすると、127 行目の内容を特定できます。
関数ブレークポイントの方が、より持続します。dbxtool はブレークポイントを永続させるため、コードを編集したりソースコード制御のマージを行なったりすると、行ブレークポイントが簡単にずれてしまうことがあります。関数名の方が編集に耐えられます。