| Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド 12cリリース1 (12.1) B71290-10 |
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ASMCAを使用して、Oracle ASM構成をOracle Flex ASMに変換できます。この機能は、Oracle Grid Infrastructure 12c構成でのみ使用可能です。ASMCAの使用の詳細は、「ASMCA GUIツールの開始」を参照してください。対象
注意:
Oracle Database 12cリリース1 (12.1)より前のデータベースをOracle Flex ASMで構成されたクラスタに導入する場合は、将来追加するノードも含め、クラスタ内のすべてのノードでOracle ASMインスタンスが実行されている必要があります。Oracle Flex ASM構成のこの要件を満たすには、SRVCTL modify asmコマンドで、Oracle ASMインスタンス数をALLに設定する必要があります。SRVCTLコマンドでのOracle Flex ASMの管理については、「Oracle Flex ASMの管理」を参照してください。
追加考慮事項は、「Oracle Flex ASMの設定について」の「注意」を参照してください。
Oracle ASM構成をOracle Flex ASMに変換する前に、次の項目を確認してください。
Oracle Cluster Registry (OCR)がディスク・グループに格納されていること。ディスク・グループへのOCRの格納の詳細は、「Oracle ASMディスク・グループへのOracle Cluster Registryおよび投票ファイルの格納」を参照してください。
関連項目:
Oracle Cluster RegistryとOracle Local Registryの管理の詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。
サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)がディスク・グループに格納されていること。ディスク・グループへのSPFILEファイルの格納の詳細は、「Oracle ASM初期化パラメータ・ファイルのバックアップ、コピーおよび移動について」を参照してください。
パスワード・ファイル(ORAPWD file)がディスク・グループに格納されていること。ディスク・グループへのORAPWDファイルの格納の詳細は、「ディスク・グループでの共有パスワード・ファイルの管理」を参照してください。
OCRファイル、SPFILEファイルおよびORAPWDファイルが格納されているディスク・グループのOracle ASM互換性(COMPATIBLE.ASM)が12.1以上に設定されていること。ディスク・グループの互換性の詳細は、「ディスク・グループの互換性」を参照してください。
変換を開始する前に、ディスク・グループへのORAPWDファイルの格納などの要件を満たしていない場合、ASMCAによって通知されます。
図3-3に、選択したOracle ASMインスタンスで操作を実行できる「ASMの構成: ASMインスタンス」ページを示します。
図3-3 Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントの「ASMの構成: ASMインスタンス」ページ
図3-4に、Oracle Flex ASMへの変換のためのリスナー・ポートおよびネットワーク・インタフェースを指定できるOracle Flex ASMへの変換ダイアログ・ボックスを示します。
図3-4 Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントのOracle Flex ASMへの変換ダイアログ・ボックス
Oracle Flex ASM変換を完了するために、ASMCAでは、ASMCAが実行中のローカル・ノードでのみ権限が付与されたユーザーとして実行する必要があるconverttoFlexASM.shスクリプトが生成されます。図3-5に、実行する必要があるスクリプトを含む「ASM変換」ダイアログ・ボックスを示します。
図3-5 Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントの「ASM変換」ダイアログ・ボックス
Oracle Flex ASMに変換するためのASMCAコマンドライン・オプションの詳細は、「Oracle Flex ASMへの変換」を参照してください。
Oracle Flex ASMの詳細は、「Oracle Flex ASMの管理」を参照してください。
関連項目:
Oracle Grid Infrastructureのインストールおよびアップグレードの詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』を参照してください。
