次の手順では、PXE ネットワーク環境から Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6.5 をブートする方法について説明します。RHEL 6.5 KickStart イメージ (ネットワークリポジトリ) からインストールメディアをブートすることを前提にしています。
KickStart は、Red Hat の自動インストールツールです。これによりシステム管理者は、通常は一般的な Red Hat Linux のインストール中に入力される、インストールと構成のパラメータの一部またはすべての設定を含めた、単一のイメージを作成できます。通常、KickStart イメージは 1 つのネットワークサーバー上に配置され、インストール時に複数のシステムによって読み込まれます。
始める前に
RHEL PXE インストールを実行する前に、次の要件を満たしていることを確認してください。
KickStart イメージを使用してインストールを行う場合、次の操作が必要です。
KickStart ファイルを作成します。
KickStart ファイルを含むブートメディアを作成するか、またはネットワーク上で KickStart ファイルを使用できるようにします。
PXE を使用してネットワーク経由でインストールメディアをブートするには、次の操作が必要です:
インストールツリーをエクスポートするようにネットワーク (NFS、FTP、HTTP) サーバーを構成します。
PXE のブートに必要なファイルを TFTP サーバー上に構成します。
PXE 構成からブートするように、サーバーの MAC ネットワークポートアドレスを構成します。
DHCP (動的ホスト構成プロトコル) を構成します。
次にある『Red Hat Enterprise Linux 5: System Administration Guide』の PXE ネットワークインストール手順に従ってください。
https://access.redhat.com/site/documentation/en-US
ローカルサーバーでは、サーバーのフロントパネルにある電源ボタンを押して (約 1 秒) サーバーの電源を切り、電源ボタンをもう一度押してサーバーの電源を入れます。
Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」をクリックし、次に「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択して、「Save」をクリックします。
Oracle ILOM CLI で「reset /System」と入力します
サーバーがブートプロセスを開始し、BIOS 画面が表示されます。
[Boot Pop Up Menu Selected] が BIOS 画面の最下部に表示され、「Please Select Boot Device」メニューが表示されます。表示される画面は、「UEFI/BIOS Boot Mode」をレガシー BIOS に構成したか UEFI に構成したかに応じて異なります。
レガシー BIOS ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。
UEFI ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。
ネットワークブートローダーがロードされ、ブートプロンプトが表示されます。数秒後、インストールカーネルのロードが開始されます。