この手順では、PXE ネットワーク環境から SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 SP3 をブートする方法について説明します。次のソースからインストールメディアをブートすることを前提にしています。
SLES 11 SP3 の AutoYaST イメージ (ネットワークリポジトリ)
AutoYaST を利用すると、システム管理者は、 SLES オペレーティングシステムを複数のシステムにインストールできます。AutoYaST を使用した自動インストールの準備方法については、次の場所にある SUSE のドキュメントを参照してください。
https://www.suse.com/documentation/sles11/
始める前に
SLES 11 PXE インストールを実行する前に、次の要件を満たしていることを確認してください。
AutoYaST を使用してインストールを行う場合は、次の操作が必要です。
AutoYast プロファイルを作成します。
SUSE Linux Enterprise Server 11 のドキュメントに記載された AutoYaST のインストール手順に従います。
PXE を使用してネットワーク経由でインストールメディアをブートするには、次の操作が必要です:
インストールツリーをエクスポートするようにネットワーク (NFS、FTP、HTTP) サーバーを構成します。
PXE のブートに必要なファイルを TFTP サーバー上に構成します。
PXE 構成からブートするように、サーバーの MAC ネットワークポートアドレスを構成します。
DHCP (動的ホスト構成プロトコル) を構成します。
ネットワーク経由で SUSE メディアをブートするための手順については、次の場所にある『SUSE Linux Enterprise Server Deployment Guide』の「Automated Deployment with PXE Boot」を参照してください。
https://www.suse.com/documentation/sles11/book_sle_deployment/data/book_sle_deployment.html
ローカルサーバーでは、サーバーのフロントパネルにある電源ボタンを押して (約 1 秒) サーバーの電源を切り、電源ボタンをもう一度押してサーバーの電源を入れます。
Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」をクリックし、次に「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択して、「Save」をクリックします。
Oracle ILOM CLI で「reset /System」と入力します
サーバーがブートプロセスを開始し、BIOS 画面が表示されます。
「Please Select Boot Device」メニューが表示され、使用可能なブートデバイスが一覧表示されます。
ネットワークブートローダーがロードされ、ブートプロンプトが表示されます。数秒後、インストールカーネルのロードが開始されます。
最初の SUSE Linux ブート画面が表示されます。