この手順では、 Oracle Linux オペレーティングシステムをローカルメディアまたはリモートメディアからインストールする方法について説明します。この手順では、次のいずれかのソースから Oracle Linux のインストールメディアをブートすることを前提にしています。
PXE 環境からインストールメディアを起動している場合は、PXE ネットワークブートを使用した Oracle Linux 6.5 のインストールで手順を参照してください。
配布 DVD の場合、ローカルまたはリモート CD/DVD-ROM ドライブに、Oracle Linux 6.5 配布メディアブートディスク (DVD) を挿入します。
ISO イメージの場合、 Oracle Linux 6.5 ISO イメージが利用できること、および ISO イメージが KVMS メニューを使用して Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスアプリケーションにマウントされていることを確認します。
インストールメディアを設定する方法については、ブートメディアオプションの選択を参照してください。
ローカルサーバーから、サーバーのフロントパネルの電源ボタンを押して (約 1 秒) サーバーの電源を切断し、電源ボタンをもう一度押してサーバーの電源を入れます。
Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」をクリックし、次に「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択して、「Save」をクリックします。
Oracle ILOM CLI で「reset /System」と入力します
サーバーがブートプロセスを開始し、BIOS 画面が表示されます。
[Boot Pop Up Menu Selected] が BIOS 画面の最下部に表示され、「Please Select Boot Device」メニューが表示されます。表示される画面は、「UEFI/BIOS Boot Mode」をレガシー BIOS に構成したか UEFI に構成したかに応じて異なります。
レガシー BIOS ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。
UEFI ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。
例:
レガシー BIOS ブートモードを選択した場合、次の Oracle Linux ブート画面が表示されます。
UEFI ブートモードを選択した場合、次の Oracle Linux ブート画面が表示されます。
レガシー BIOS ブートモードでインストールを実行することを選択した場合、デフォルトを受け入れて Enter キーを押します。
UEFI ブートモードでインストールを実行することを選択した場合、Enter を押すか、画面がタイムアウトになるまで待ちます。
「Disc Found」画面が表示されます。
Oracle Linux 6 のスプラッシュ画面が表示されます。
「What language would you like to use during the installation process?」画面が表示されます。
「このシステム用の適切なキーボードを選択します。」画面が表示されます。
「どちらのタイプのストレージデバイスにインストールしますか?」画面が表示されます。
「オペレーティングシステムをインストールするドライブを選択してください」画面が表示されます。
Caution - Oracle SSM ドライブをインストール先に選択しないでください。このドライブは Oracle System Assistant に予約されており、ブートドライブあるいはストレージドライブとして絶対に使用しないでください。Oracle SSM フラッシュドライブの詳細については、インストール先のオプションを参照してください。 |
「このコンピューターのホスト名を指定してください」画面が表示されます。
タイムゾーン選択の画面が表示されます。
「root パスワード」画面が表示されます。
「どのタイプのインストールをしますか?」画面が表示されます。
たとえば、オペレーティングシステムをインストールするストレージドライブが空で、「カスタムレイアウトを作成する」を選択した場合、「デバイスを 1 つ選択してください」画面が表示されます。
「ストレージの作成」ダイアログが表示されます。
「パーティションの追加」ダイアログボックスが表示されます。
更新された「パーティションの追加」ダイアログを次に示します。
パーティションが作成されます。
|
更新されたパーティション画面が表示されます。
次のダイアログが表示されます。
ディスクパーティションエラーがなければ、ブートローダーのインストール画面が表示され、Step 20 に進みます。
上の画面が表示された場合は、Oracle Linux をインストールしようとしているディスクが間違ってフォーマットされており、このディスクを再フォーマットする必要があります。
インストールを中止せずにディスクを回復して再フォーマットするには、インストール画面でキーボードの「戻る」ボタンを数回クリックし、Step 7 に示す最初の Oracle Linux スプラッシュ画面に戻って、これらの手順を実行します。
シェルが表示されます。
anaconda root@localhost /]# parted /dev/sda GNU Parted 2.1 Using /dev/sda Welcome to GNU Parted! Type ???help' to view a list of commands. (parted) p Model: HITACHI H106030SDSUN300G (scsi) Disk /dev/sda: 300GB Sector size (logical/physical): 512B/512B Partition Table: msdos (or gpt for Legacy BIOS Boot Mode) Number Start End Size Type File system Flags 1 1049kB 21.5GB 21.5GB primary ext2 (parted) mklabel New disk label type? gpt (or msdos for Legacy BIOS Boot Mode) Warning: The existing disk label on /dev/sda will be destroyed and all data will be lost. Do you want to continue? Yes/No? yes (parted) p Model: HITACHI H106030SDSUN300G (scsi) Disk /dev/sda: 300GB Sector size (logical/physical): 512B/512B Partition Table: gpt Number Start End Size File system Name Flags (parted) g Information: You may need to update /etc/fstab. anaconda root@localhost /]#
「インストールするサーバーソフトウェアの選択」画面が表示されます。
「基本サーバー」がデフォルトのサーバーソフトウェアのインストールですが、別のソフトウェアのセットをオプションで選択することもできます。さらに、この画面の最下部で「今すぐカスタマイズ」を選択して、選択されたソフトウェアのカスタムインストールを行うこともできます。
「インストール処理の開始」画面が表示されます。
インストールが完了すると、次の画面が表示されます。
サーバーがリブートし、BIOS 画面が表示されます。
BIOS 設定ユーティリティー画面が表示され、ブートメニューが選択されています。表示される BIOS 画面や、インストールを続行するために必要なアクションは、OS をインストールするために選択した UEFI/BIOS ブートモードによって異なります。
「Boot Option #1」ダイアログが表示されます。
[SAS:PCIE4:E01S06-43BB92B5 HITACHI H109030SESUN30] がいちばん上の位置に移動します。
次のカーネル画面が表示されます。
Press any key to enter the menu Booting Oracle Linux Server Unbreakable Enterprise Kernel (3.8.13-16.2.1.el6uek.x86_64) in 2 seconds...
Oracle Unbreakable Enterprise Kernel Release 3 for Linux はデフォルトのカーネルです。