次のタスクでは、at ジョブの作成方法について説明します。
$ at [-m] time [date]
ジョブの完了後に電子メールを送信することを指定する。
ジョブをスケジュールしたい時刻を指定する。24 時間制を使用しない場合は、am または pm を追加する。使用できるキーワードは、 midnight、noon、now。分単位の値の指定はオプション。
月または曜日の英語名の最初の 3 文字以上、またはキーワード today または tomorrow を指定する
各行の終わりで Return キーを押すことにより、複数のコマンドを入力できます。
at ジョブは待ち行列番号を割り当てられ、それがそのジョブのファイル名にもなります。この番号は at ユーティリティーの終了時に表示されます。
次の例は、ユーザー jones がバックアップファイルを午後 7 時 30 分に削除するために作成した at ジョブを示しています。彼女は、ジョブの完了後に電子メールメッセージを受信するように –m オプションを使用しました。
$ at -m 1930 at> rm /home/jones/*.backup at> Press Control-D job 897355800.a at Thu Jul 12 19:30:00 2004
彼女は、at ジョブが実行されたことを確認するメールメッセージを受け取りました。
Your “at” job “rm /home/jones/*.backup” completed.
次の例は、jones で日曜日の午前 4 時 00 分に大規模な at ジョブをスケジュールした方法を示しています。ジョブの出力先は big.file という名前のファイルです。
$ at 4 am Saturday at> sort -r /usr/dict/words > /export/home/jones/big.file