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Oracle® Solaris 11.3 でのシステム情報、プロセス、およびパフォーマンスの管理

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更新: 2016 年 11 月
 
 

at ジョブを作成する

次のタスクでは、at ジョブの作成方法について説明します。

at ジョブを作成する方法

  1. at ユーティリティーを起動して、ジョブを実行する時間を指定します。
    $ at [-m] time [date] 
    -m

    ジョブの完了後に電子メールを送信することを指定する。

    time

    ジョブをスケジュールしたい時刻を指定する。24 時間制を使用しない場合は、am または pm を追加する。使用できるキーワードは、 midnightnoonnow。分単位の値の指定はオプション。

    date

    月または曜日の英語名の最初の 3 文字以上、またはキーワード today または tomorrow を指定する

  2. at プロンプトに、実行したいコマンドまたはスクリプトを 1 行に 1 つずつ入力します。

    各行の終わりで Return キーを押すことにより、複数のコマンドを入力できます。

  3. Control-D キーを押して at ユーティリティーを終了し、at ジョブを保存します。

    at ジョブは待ち行列番号を割り当てられ、それがそのジョブのファイル名にもなります。この番号は at ユーティリティーの終了時に表示されます。

使用例 36  at ジョブを作成する

次の例は、ユーザー jones がバックアップファイルを午後 7 時 30 分に削除するために作成した at ジョブを示しています。彼女は、ジョブの完了後に電子メールメッセージを受信するように –m オプションを使用しました。

$ at -m 1930
at> rm /home/jones/*.backup
at> Press Control-D
job 897355800.a at Thu Jul  12 19:30:00 2004

彼女は、at ジョブが実行されたことを確認するメールメッセージを受け取りました。

Your “at” job “rm /home/jones/*.backup”
completed.

次の例は、jones で日曜日の午前 4 時 00 分に大規模な at ジョブをスケジュールした方法を示しています。ジョブの出力先は big.file という名前のファイルです。

$ at 4 am Saturday
at> sort -r /usr/dict/words > /export/home/jones/big.file