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Oracle® Solaris 11.3 でのシステム情報、プロセス、およびパフォーマンスの管理

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更新: 2016 年 11 月
 
 

crontab ファイルの内容

cron デーモンは、各 crontab ファイル内にあるコマンドに従ってシステムタスクをスケジュールします。crontab ファイルには、それぞれ一定間隔で実行されるコマンドが 1 行に 1 つずつ入っています。各行の先頭は cron デーモンが各コマンドを実行する日時情報です。

たとえば、Oracle Solaris ソフトウェアのインストール中に、root という名前の crontab ファイルが提供されます。このファイルの内容には、次のコマンド行が含まれています。

10 3 * * * /usr/sbin/logadm (1)
15 3 * * 0 /usr/lib/fs/nfs/nfsfind (2)
1 2 * * * [ -x /usr/sbin/rtc ] && /usr/sbin/rtc -c > /dev/null 2>&1 (3)
30 3 * * * [ -x /usr/lib/gss/gsscred_clean ] && /usr/lib/gss/gsscred_clean (4)

    これらの各コマンド行の出力は次のようになります。

  • 最初の行は、毎日午前 3 時 10 分に logadm コマンドを実行します。

  • 2 行目は、毎週日曜日の午前 3 時 15 分に nfsfind スクリプトを実行します。

  • 3 行目は、毎日午前 2 時 10 分に、サマータイムをチェック (して必要に応じて修正) するスクリプトを実行します。

    RTC タイムゾーンも /etc/rtc_config ファイルもない場合、このエントリは何もしません。


    x86 only -  /usr/sbin/rtc スクリプトは、x86 ベースのシステムでのみ実行できます。
  • 4 行目は、毎日午前 3 時 30 分に Generic Security Service テーブル /etc/gss/gsscred_db の重複エントリをチェック (重複エントリがある場合は削除) します。

crontab ファイル内のコマンド行の構文の詳細は、crontab ファイルエントリの構文を参照してください。

crontab ファイルは /var/spool/cron/crontabs ディレクトリに保存されます。Oracle Solaris ソフトウェアのインストール時には、root 以外にもいくつかの crontab ファイルが提供されます。

adm

アカウンティング

root

一般的なシステム機能とファイルシステムの整理

sys

パフォーマンスデータの収集

uucp

一般的な uucp の整理

デフォルトの crontab ファイルに加えて、crontab ファイルを作成して、自身のシステムタスクをスケジュールできます。カスタムの crontab ファイルは、作成したユーザーのアカウントに基づいて、bobmarysmithjones などのように命名されます。

root またはほかのユーザーの crontab ファイルを使用するには、スーパーユーザーの特権が必要です。