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Oracle® Solaris 11.3 でのシステム情報、プロセス、およびパフォーマンスの管理

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更新: 2016 年 11 月
 
 

システムパフォーマンスのモニタリング

コンピュータの稼働中は、各種のシステム動作を追跡するためにオペレーティングシステムのカウンタが増分されます。

    追跡されるシステム動作は次のとおりです。

  • 中央処理装置 (CPU) の使用状況

  • バッファーの使用状況

  • ディスクとテープの入出力 (I/O) 動作

  • 端末デバイスの動作

  • システムコールの動作

  • コンテキスト切り替え

  • ファイルアクセス

  • 待ち行列の動作

  • カーネルテーブル

  • プロセス間通信

  • ページング

  • 空きメモリーとスワップ空間

  • カーネルメモリー割リ当て (KMA)

モニタリングツール

Oracle Solaris ソフトウェアでは、システムの実行状況を追跡できる複数のツールが用意されています。

表 4  パフォーマンスモニタリングツール
コマンド
説明
詳細情報
cpustatcputrack コマンド
CPU パフォーマンスカウンタを使用し、システムのパフォーマンスまたはプロセスをモニターする
netstat コマンドと nfsstat コマンド
ネットワークパフォーマンスについての情報を表示する
ps コマンドと prstat コマンド
活動中のコマンドについての情報を表示する
sar コマンドと sadc コマンド
システム動作データを収集および報告する
swap コマンド
ユーザーのシステムで利用可能なスワップ領域についての情報を表示する
vmstat コマンドと iostat コマンド
システム動作データの要約。仮想メモリーの統計、ディスクの使用率、CPU の動作など
kstat コマンドと mpstat コマンド
システムで使用可能なカーネル統計 (kstats) を検査し、コマンド行で指定された基準に一致する統計を報告する。mpstat コマンドは、プロセッサ統計を表形式で報告する
kstat(1M) および mpstat(1M) のマニュアルページ。