$ ls | cpio -oc > /dev/rmt/n
cpio コマンドにファイル名のリストを渡します。
cpio コマンドがコピーアウトモード (–o) で動作し、ASCII 文字形式 (–c) でヘッダー情報を書き込むように指定します。これらのオプションによりほかのベンダーのシステムとの互換性を保ちます。
出力ファイルを指定します。
ディレクトリ内のすべてのファイルは、指定したドライブ内のテープにコピーされ、テープ上の既存のファイルが上書きされます。コピーされた合計ブロック数が表示されます。
$ cpio -civt < /dev/rmt/n
cpio コマンドがファイルを ASCII 文字形式で読み込むように指定します。
cpio コマンドがコピーインモードで動作することを指定します。この時点ではファイルをリストするだけです。
ls -l コマンドの出力と同様の形式で出力を表示します。
指定したテープドライブ内のテープ上にあるファイルの内容リストを表示します。
既存の cpio アーカイブの入力ファイルを指定します。
次の例では、/export/home/kryten ディレクトリ内のすべてのファイルをテープドライブ 0 のテープにコピーする方法を示します。
$ cd /export/home/kryten $ ls | cpio -oc > /dev/rmt/0 1280 blocks $ cpio -civt < /dev/rmt/0 -r--r--r-- 1 kryten staff 206663 Jul 14 13:52 2010, filea -r--r--r-- 1 kryten staff 206663 Jul 14 13:52 2010, fileb -r--r--r-- 1 kryten staff 206663 Jul 14 13:52 2010, filec drwxr-xr-x 2 kryten staff 0 Jul 14 13:52 2010, letters drwxr-xr-x 2 kryten staff 0 Jul 14 13:52 2010, reports 1280 blocks