始める前に
次の前提条件を満たしているかどうかを確認します。
ディスクがフォーマットされ、スライスに分割されている。
既存のレガシー UFS ファイルシステムを再作成する場合は、そのマウントを解除します。
ファイルシステムを格納するスライスのデバイス名がわかっている。
ディスクおよびディスクスライス番号の検索方法については、Oracle Solaris 11.3 でのデバイスの管理 の 第 6 章, システムのディスクの管理を参照してください。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
# newfs [-N] [-b size] [-i bytes] /dev/rdsk/device-name
システムから、確認を促すプロンプトが表示されます。
![]() | 注意 - この手順を実行する前に、スライスのデバイス名が正しく指定されていることを確認してください。間違ったスライスを指定すると、その内容は新しいファイルシステムの作成時に消去されます。そして、システムがパニックを起こす原因となる可能性があります。 |
# fsck /dev/rdsk/device-name
device-name 引数は、新しいファイルシステムを格納するディスクデバイスの名前を指定します。
fsck コマンドは、新しいファイルシステムの整合性を検査して、問題があれば通知し、問題を修復する前にプロンプトを表示します。fsck コマンドの詳細は、fsck(1M) を参照してください。
# mkdir /directory-name # mount /dev/dsk/device-name /directory-name
次の例は、UFS ファイルシステム /dev/rdsk/c0t1d0s0 を作成して /legacy にマウントする方法を示しています。
# newfs /dev/rdsk/c0t1d0s0 newfs: construct a new file system /dev/rdsk/c0t1d0s0: (y/n)? y /dev/rdsk/c0t1d0s0: 286722656 sectors in 46668 cylinders of 48 tracks, 128 sectors 140001.3MB in 2917 cyl groups (16 c/g, 48.00MB/g, 5824 i/g) super-block backups (for fsck -F ufs -o b=#) at: 32, 98464, 196896, 295328, 393760, 492192, 590624, 689056, 787488, 885920, Initializing cylinder groups: .......................................................... super-block backups for last 10 cylinder groups at: 285773216, 285871648, 285970080, 286068512, 286166944, 286265376, 286363808, 286462240, 286560672, 286659104 # fsck /dev/rdsk/c0t1d0s0 # mkdir /legacy # mount /dev/dsk/c0t1d0s0 /legacy
次のステップ
ブート時にレガシー UFS ファイルシステムを自動的にマウントする場合は、作成後、/etc/vfstab ファイルにエントリを追加する方法に進んでください。