レガシーのマウント動作が必要な ZFS ファイルシステムが存在しない場合は、ここに示す手順に従ってブート時に非 ZFS ファイルシステムをマウントします。ZFS ファイルシステムをマウントする方法の詳細については、Oracle Solaris 11.3 での ZFS ファイルシステムの管理を参照してください。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
# mkdir /mount-point
ファイルシステムをマウントするには、ローカルシステム上にマウントポイントを作成する必要があります。「マウントポイント」とは、マウントされるファイルシステムが接続されるディレクトリのことです。
次の例は、ディスクスライス /dev/dsk/c0t3d0s7 をレガシー UFS ファイルシステムとして、マウントポイント /files1 にマウントする方法を示しています。「device to fsck」として raw キャラクタ型デバイス /dev/rdsk/c0t3d0s7 を指定します。「fsck pass」の値が 2 なので、ファイルシステムは順不同で検査されます。
#device device mount FS fsck mount mount #to mount to fsck point type pass at boot options # /dev/dsk/c0t3d0s7 /dev/rdsk/c0t3d0s7 /files1 ufs 2 yes -
次の例は、システム pluto 上のディレクトリ /export/man を、NFS ファイルシステムとしてマウントポイント /usr/man にマウントする方法を示しています。ファイルシステムが NFS であるため、「device to fsck」や「fsck pass」は指定されません。この例では、「mount options」は ro (読み取り専用) と soft になっています。
#device device mount FS fsck mount mount #to mount to fsck point type pass at boot options pluto:/export/man - /usr/man nfs - yes ro,soft
/etc/vfstab ファイルに、リモートシステムおよびリソースを追加した後に、次のサービスが起動していることを確認してください。
# svcs -a | grep nfs/client disabled May_14 svc:/network/nfs/client:default # svcadm enable svc:/network/nfs/client:default
そうでない場合、リモートファイルシステムは、システムのリブート後にマウントされません。