Oracle Solaris デスクトップは、fontconfig 構成およびカスタマイズライブラリを使用します。fontconfig ライブラリは、PostScript Type 1 フォントや TrueType フォントを含むすべての種類のフォントを使用できます。
Oracle Solaris デスクトップの多くのアプリケーション (GNOME デスクトップ環境に含まれるアプリケーションを含む) は、フォントを検索するために fontconfig システムを使用します。fontconfig ライブラリは、Oracle Solaris デスクトップで使用できるすべてのフォントのリストを提供します。このリストを編集するため、fontconfig は /etc/fonts/fonts.conf ファイルに一覧表示されたディレクトリを検索します。
fontconfig ライブラリによってアクセスされるようにフォントをインストールすることは簡単で、$HOME/.fonts サブディレクトリにフォントをコピーするだけです。このライブラリ経由でアクセスされるフォントは、DejaVu Sans や Liberation Mono のような単純な名前で処理されます。
fc-list コマンドは、このライブラリで認識されているすべてのフォントのリストを提供します。fonts.conf (4) のマニュアルページで説明されているパターンを使用すると、特定のサイズやスタイルを指定できます。たとえば、DejaVu Mono フォントの太字版の 12 ポイントサイズを使用して xterm を起動するには、次のコマンドを入力します。
$ xterm -fa "DejaVu Mono-12:style=Bold"
fontconfig ライブラリの詳細は、http://freedesktop.org/software/fontconfig を参照してください。
フォント構成の調整については、Adjusting Font Configuration in International Language Environments Guide for Oracle Solaris 11.3 を参照してください。
このセクションでは、すべてのユーザーまたは個々のユーザーに対してフォントを追加する方法について説明します。
通常、フォントは /usr/share/fonts/ ディレクトリに格納されます。fontconfig ライブラリは、フォントのリストを自動的に更新します。
# fc-cache directory-name
fontconfig ライブラリは、フォントのリストを自動的に更新します。
# fc-cache directory-name