HA for Oracle Database のインストールの確認方法

1. 現在 Oracle Database リソースグループをマスターしている Oracle Solaris Cluster ノードに、Oracle Database ユーザー oracle としてログインします。
2. 環境変数 ORACLE_SID および ORACLE_HOME を設定します。
3. このクラスタノードから Oracle Database インスタンスを起動できることを確認します。
4. Oracle Database インスタンスに接続できることを確認します。

   sqlplus コマンドを、Connect_string プロパティーで定義した user/password 変数または Oracle ウォレットとともに使用します。

   • user/password 変数については、次のコマンドを使用します。

     # sqlplus sysdba/passwd@tns_service

     tns_service

     $ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.ora ファイルまたは TNS_ADMIN 環境変数の値によって提供されるネットワークネームサービスを指定します。

   • Oracle ウォレット認証の場合は、次のコマンドを使用します。

     # sqlplus /@tns_service

     tns_service

     $ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.ora ファイルまたは TNS_ADMIN 環境変数の値によって提供されるネットワークネームサービスを指定します。

5. Oracle Database インスタンスを停止します。

   Oracle Database インスタンスは Oracle Solaris Cluster の制御下にあるため、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアが Oracle インスタンスを再起動します。

6. Oracle Database リソースを含むリソースグループを、別のクラスタメンバーに切り替えます。

   # clresourcegroup switch -n node-zone-list resource-group

   resource-group

   切り替えるリソースグループの名前を指定します。

7. 現在リソースグループを含むクラスタノードに、oracle としてログインします。
8. Step 3 およびStep 4 を繰り返して、Oracle Database インスタンスとの相互作用を確認します。