Oracle ASM を使用した Oracle Database アクセスの構成方法
Oracle ASM を使用して Oracle Database のアクセスを構成するには、この手順を使用します。Solaris Volume Manager 上の Oracle ASM を使用できます。
注 -
グローバルクラスタのほか、そのグローバルクラスタ内に構成されたゾーンクラスタで Oracle ASM を使用する場合、それぞれの特定のクラスタ内で、Oracle ASM は、大域ゾーンでもゾーンクラスタでもそこで使用するように意図されたデバイスしか認識できないことを確認する必要があります。Oracle ASM が別のクラスタ内の Oracle ASM で使用されるデバイスを認識できると、Oracle ASM はそのデバイスをほかの場所ですでにマウントされているものと認識するので、Oracle Clusterware または Oracle Grid Infrastructure の起動で問題が生じる可能性があります。
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Oracle RAC フレームワークリソースグループのサポートを構成します。
Oracle RAC フレームワークリソースグループは、HA for Oracle Database データサービスで Oracle Solaris Cluster と Oracle Clusterware ソフトウェアが互いに通信できるようにするために使用されます。
Oracle Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド
のOracle RAC のサポート フレームワークリソースグループの登録と構成の手順に従います。
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Oracle ASM ソフトウェアが使用するディスクデバイスを構成します。
Oracle ASM の構成方法については、Oracle Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド
のOracle ASM の使用を参照してください。
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Oracle ASM ディスクグループによって使用される Oracle ASM ディスクのアクセス権を設定します。
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Oracle Database リソースグループをマスターできる各 Oracle Solaris Cluster ノードの各 DID デバイスで、次のコマンドを実行します。
# chown oraasm:dba /dev/did/rdisk/dn
# chmod 660 /dev/did/rdisk/dn
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変更が有効であることを確認します。
# ls -lhL /dev/did/rdisk/dn