Oracle® Solaris Cluster データサービス (Oracle Database 用)

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更新: 2016 年 1 月
 
 

Oracle Database カーネルパラメータを設定する方法

RGM はデータサービスを実行するために default プロジェクトを使用するため、Oracle Database に必要なリソースが含まれるように default プロジェクトを変更します。Oracle Database を実行するために特定の SRM プロジェクトを使用する場合は、そのプロジェクトを作成し、同じ手順を使用してそのプロジェクトのシステムリソースを構成する必要があります。default の代わりにプロジェクト名を指定します。Oracle Database サーバーのリソースグループまたはリソースを構成する場合は、リソースグループまたはリソースの対応するプロパティーにそのプロジェクト名を指定します。

  1. default プロジェクトの設定を表示します。
    phys-X# prctl -i project default
  2. カーネルパラメータが設定されていない場合、またはカーネルパラメータが次の表に示されている Oracle Database に必要な最小値に設定されていない場合は、パラメータを設定します。
    phys-X# projmod -s -K "parameter=(priv,value,deny)" default
    Oracle Database カーネルパラメータ
    必要な最小値
    process.max-sem-nsems
    256
    project.max-sem-ids
    100
    project.max-shm-ids
    100
    project.max-shm-memory
    4294967295

    これらのパラメータの詳細については、使用している Oracle Database のバージョンのインストールガイドを参照してください。

  3. 新しい設定を確認します。
    phys-X# prctl -i project default
  4. noexec_user_stack パラメータを設定します。

    /etc/system ファイルを開いて次のエントリを手動で追加します。

    set noexec_user_stack=1