OpenBoot ファームウェアは OS を起動し、取り付けられているハードウェアを検証するほか、OS レベルより下のその他のサーバー管理タスクに使用できます。一部のデバイスには FCode 言語で書かれたファームウェアが含まれており、これを使用すると、OpenBoot プロンプト (ok) で追加のコマンドを入力できます。これらの FCode ベースのコマンドの一部については、FCode ベースの RAID ユーティリティーコマンドで説明しています。
このサーバーでは、IB 経由で iSCSI デバイスのブートを収容するために新しい OpenBoot プロパティーを使用できます。また、新しい OpenBoot 変数も追加されました。
boot-pool-list - ブートプールを構成する OpenBoot がアクセス可能なストレージデバイスへのデバイスパスを一覧表示します。これらは Oracle Solaris がブート時に使用するデバイスです。このプロパティーは .properties コマンドを使用すると OpenBoot プロンプトの /chosen ノードの下で参照できます。
tboot-list - フォールバックイメージを含むストレージデバイスを一覧表示します。このプロパティーは .properties コマンドを使用すると OpenBoot プロンプトの /chosen ノードの下で参照できます。
os-root-device - ルートプール用のデバイスとルートファイルシステムを定義します。これは不揮発性変数であり、OpenBoot プロンプトで printenv コマンドを使用するか、または Oracle Solaris プロンプトで eeprom コマンドを使用すると表示できます。
OpenBoot コマンドの詳細は、次の場所にある OpenBoot のドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/goto/openboot/docs