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SPARC T7 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2016 年 9 月
 
 

probe-scsi-all デバイスの命名 (OpenBoot)

probe-scsi-all によって表示される出力には、サーバーのすべての SCSI デバイスの一覧と、各デバイスに関する基本的な情報が表示されます。probe-scsi-all 出力を分析するときは、同じデバイスにさまざまな名前が付けられている次のデータフィールドを確認します。さまざまなコマンドで、特定タイプの名前を使用する必要があります。

エンティティー名
定義
Target
各 SAS ドライブには一意のターゲット ID が割り当てられます。
SASDeviceName
製造元によって SAS ドライブに割り当てられる WWN 値です。Oracle Solaris がこの名前を認識します。
SASAddress
OpenBoot ファームウェアによって認識される、SCSI デバイスに割り当てられた WWN 値です。
PhyNum
ターゲットドライブに接続されるコントローラポートの 16 進数の ID です。
VolumeDeviceName (RAID ボリュームが構成されている場合)
Oracle Solaris によって認識される、RAID ボリュームに割り当てられた WWN 値です。VolumeDeviceName は、RAID ボリュームに含まれる各 SCSI デバイスの SASDeviceName を置き換えます。
VolumeDeviceName エンティティーを使用して、RAID ボリュームで正しいターゲットを特定します。また、オプションの内蔵 RAID HBA コントローラが搭載されたサーバーが構成されている場合にも使用します。
VolumeWWID (RAID ボリュームが構成されている場合)
OpenBoot ファームウェアによって認識される、RAID ボリュームに割り当てられた WWN ベースの値です。VolumeWWID は、RAID ボリュームに含まれている各 SCSI デバイスの SASAddress を置き換えます。

WWN マッピングプロセスは大まかに次のステージで構成されます。

  1. 処理のターゲットとなるハードドライブの物理的な場所を識別します。

  2. 物理的な場所に接続されているコントローラポートを識別します。

  3. そのコントローラポートに接続されているドライブの、WWN ベースのデバイス名を見つけます。


注 - システム上の物理ドライブスロットの編成については、サーバーのサービスマニュアルを参照してください。

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