probe-scsi-all デバイスの命名 (OpenBoot)
probe-scsi-all によって表示される出力には、サーバーのすべての SCSI デバイスの一覧と、各デバイスに関する基本的な情報が表示されます。probe-scsi-all 出力を分析するときは、同じデバイスにさまざまな名前が付けられている次のデータフィールドを確認します。さまざまなコマンドで、特定タイプの名前を使用する必要があります。
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Target |
各 SAS ドライブには一意のターゲット ID が割り当てられます。 |
SASDeviceName |
製造元によって SAS ドライブに割り当てられる WWN 値です。Oracle Solaris がこの名前を認識します。 |
SASAddress |
OpenBoot ファームウェアによって認識される、SCSI デバイスに割り当てられた WWN 値です。 |
PhyNum |
ターゲットドライブに接続されるコントローラポートの 16 進数の ID です。 |
VolumeDeviceName (RAID ボリュームが構成されている場合) |
Oracle Solaris によって認識される、RAID ボリュームに割り当てられた WWN 値です。VolumeDeviceName は、RAID ボリュームに含まれる各 SCSI デバイスの SASDeviceName を置き換えます。
VolumeDeviceName エンティティーを使用して、RAID ボリュームで正しいターゲットを特定します。また、オプションの内蔵 RAID HBA コントローラが搭載されたサーバーが構成されている場合にも使用します。 |
VolumeWWID (RAID ボリュームが構成されている場合) |
OpenBoot ファームウェアによって認識される、RAID ボリュームに割り当てられた WWN ベースの値です。VolumeWWID は、RAID ボリュームに含まれている各 SCSI デバイスの SASAddress を置き換えます。 |
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WWN マッピングプロセスは大まかに次のステージで構成されます。
処理のターゲットとなるハードドライブの物理的な場所を識別します。
物理的な場所に接続されているコントローラポートを識別します。
そのコントローラポートに接続されているドライブの、WWN ベースのデバイス名を見つけます。
注 - システム上の物理ドライブスロットの編成については、サーバーのサービスマニュアルを参照してください。