Oracle® VM Server for SPARC 3.3 リリースノート

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更新: 2015 年 10 月
 
 

このリリースの最新情報

Oracle VM Server for SPARC (Logical Domains) ソフトウェアのすべてのバージョンで導入された機能については、What's New in Oracle VM Server for SPARC Softwareを参照してください。

    Oracle VM Server for SPARC 3.3 ソフトウェアの主な変更点は、次のとおりです。特に明記されていないかぎり、各機能は UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 以外のサポートされているすべてのプラットフォームで使用可能です。サポートされているプラットフォームのリストについては、Oracle VM Server for SPARC 3.3 インストールガイド のサポートされるプラットフォームを参照してください。

  • あらゆるタイプの SCSI デバイス (ディスク、テープ、CD、DVD など) を仮想化できる仮想 SCSI ホストバスアダプタ (vHBA) 機能をサポートします。仮想化された SCSI デバイスは、ゲストドメインからアクセスできます。

    vHBA 機能は、仮想 LUN が物理 LUN と同じ動作を実行できるようにする MPxIO マルチパスなどのほかの I/O インタフェースと互換性があります。vHBA では、SCSI デバイスを無制限に含めることができる仮想 SAN を簡単に構成することもできます。Oracle VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド の仮想 SCSI ホストバスアダプタの概要および ldm(1M) のマニュアルページを参照してください。

    この機能は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 システムでもサポートされています。

  • 回復モードをデフォルトで有効にします。Oracle VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド の障害のあるリソースまたは見つからないリソースを検出したあとのドメイン復旧を参照してください。

    この機能は、SPARC T4 システムではサポートされていません。

  • SPARC システム用の Oracle VM テンプレートを作成、配備、および構成するための Oracle VM テンプレートコマンドを追加します。Oracle VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド の第 18 章Oracle VM Server for SPARC テンプレートの使用を参照してください。

    この機能は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 システムでもサポートされています。

  • コア全体の動的リソース管理 (DRM) をサポートします。Oracle VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド の動的なリソース管理の使用を参照してください。

  • CPU ソケット制約のサポートを追加します。『Fujitsu M10/SPARC M10 システム システム運用・管理ガイド』を参照してください。

    この機能は、Fujitsu M10 サーバーでのみサポートされています。

  • ライブ移行機能を拡張してメモリーブロック分割を可能にします。メモリーブロック分割によって、ゲストドメインに割り当てられたメモリーブロックごとに、ターゲットマシン上に十分な連続した空きメモリー領域を確保する必要がなくなります。この移行では、ゲストドメイン内のメモリーブロックをターゲットマシン上の使用可能な空き領域に収まるように分割できます。

    この機能では、移行されるゲストドメイン上で Oracle Solaris 11.3 OS を実行する必要があります。

    この機能は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 システムでもサポートされています。

  • プロセスがバインドされている障害のある CPU や、シングルコアドメイン内の障害のある CPU の自動交換を有効にします。『Fujitsu M10/SPARC M10 システム システム運用・管理ガイド』を参照してください。

    この機能は、Fujitsu M10 サーバーでのみサポートされています。

  • ldm set-vsw コマンドを使用して、net-dev プロパティー値を動的に更新します。

  • CPU 間の移行に SPARC T7 シリーズサーバーおよび SPARC M7 シリーズサーバーが含まれるように拡張します。Oracle VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド のCPU のドメイン移行要件およびOracle VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド の移行における CPU 間の制限を参照してください。

  • ldmd デーモンと SP の通信を可能にする Ethernet over USB のサポートと ldmd 接続検査のサポートを提供します。Oracle VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド のILOM 相互接続構成を確認する方法を参照してください。

    この機能は、SPARC T7 シリーズサーバーおよび SPARC M7 シリーズサーバーでのみサポートされています。

  • バグの修正。