Oracle ILOM へのシリアル接続を使用してサーバーの電源をローカルで入れるには、次の手順を使用します。ほかの手段を使ってサーバーの電源を入れる方法の詳細については、システム電源の制御を参照してください。
サーバーのフロントパネル上のステータスインジケータ (LED) の位置については、フロントパネルのステータスインジケータ、コネクタ、ドライブを参照してください。
サーバーには電源装置が 2 基搭載されています。電源装置をそれぞれ異なる電源に接続することで、電源の冗長性を確保します。サーバーは 1 つの電源で動作できますが、電源が 1 つだけだと冗長性が低下します。
サーバーの AC コネクタと電源に電源コードを接続すると、次のアクションが発生します。
電源装置の緑色の AC OK LED が点灯します。
Oracle ILOM SP が初期化されている間、緑色の SP OK LED が高速で点滅します。
Oracle ILOM SP が完全に初期化されると、SP OK LED は常時点灯し、緑色の電源/OK LED がゆっくり点滅します (ホストがスタンバイ電源モードになっていることを示す)。
スタンバイ電源モードでは、サーバーは初期化されておらず、電源も入っていません。
Oracle ILOM のログインプロンプトが表示されます。
host-name login: root Password: changeme
Oracle ILOM CLI のプロンプト (->) が表示されます。
![]() | 注意 - サーバーの完全な電源投入は、オペレーティングシステムの新規インストールを実行する準備が整うまで行わないでください。この時点では、電源は SP と電源装置のファンにのみ供給されます。 |
→ start /System Are you sure you want to start /System (y/n/)? y
ホストがブートし、サーバーがフル電源モードに入ります。
サーバーがブートしてフル電源モードに移行する際に、次のアクションが発生します。
緑色の電源/OK が高速で点滅します (ホストがブート中であることを示す)。
ホストのブートが完了し、サーバーがフル電源モードになると、緑色の電源/OK LED が常時点灯します。