ホストの電源状態を制御することに加えて、OS をブートする方法およびタイミングを制御することもできます。
ホストの電源が投入されると、次の状態のいずれかになります。
Booted – OS が次のレベルのいずれかで動作しています。
3 – OS がマルチユーザーモードで動作し、すべてのリソースが有効になっています。
S – OS がシングルユーザーモードで動作し、一部のリソースは有効になっていません。
OpenBoot プロンプト – OS が動作していません。ホスト上の OpenBoot ファームウェアとやり取りします。OpenBoot Promptを参照してください。
デフォルトでは、ホストがリセットまたは電源投入されると、ホストは自動的にブートしようとします。ホストは、まずローカルブートドライブをシークします。そのドライブからブートできない場合、ホストはネットワークからブートしようとします。Boot the OS (Oracle ILOM)を参照してください。
次の手順は、ブートシーケンスの概要について説明しています。
ホストのリセットが開始されます。
OpenBoot が実行され、OpenBoot パラメータが読み取られます。
サーバーのブート方法を決定する主要な OpenBoot パラメータおよびデフォルト値は次のとおりです (View All OpenBoot Parametersを参照)。
diag-switch? false
auto-boot? true
boot-device disk net
ブートプログラムを見つけるために、ブートデバイスからブートブロックが読み取られます。
ブートプログラムがカーネルをメモリーにロードします。
カーネルが実行され、制御を取得します。
OS から、または ok プロンプトでブートパラメータを構成できます。また、Oracle ILOM を通してブート動作に影響を与えることもできます。
次のリソースには、Oracle Solaris でのブートプロセスおよびブートの構成方法に関する詳細が記載されています。
Oracle Solaris 11 –『SPARC プラットフォームでの Oracle Solaris のブートおよびシャットダウン』
Oracle Solaris 10 –『Solaris のシステム管理 (基本編)』