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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース18.1
E98591-01
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9.3 ページの作成ウィザードを使用したレポートの作成

既存のアプリケーションからページの作成ウィザードを実行して、様々なレポートを作成します。サポートされているレポートには、対話モード・レポート、対話グリッド、クラシック・レポート、表のフォーム付きレポート、リスト・ビュー、列切替えレポート、リフロー・レポートまたはWebサービスのレポートがあります。

9.3.1 新しいページでのレポートの作成

対話モード・レポート、対話グリッド、クラシック・レポート、表のフォーム付きレポート、リスト・ビュー、列切替えレポート、リフロー・レポート、Webサービスのレポートなど、広範なレポートに対してページの作成ウィザードを使用します。

ヒント:

この項では、アプリケーションのホームページからページの作成ウィザードを実行することによってレポートを作成する方法を説明しています。「作成」メニューをクリックして「ページ」を選択することによって、ページ・デザイナでこのウィザードを実行することもできます。

新しいページでレポートを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
    アプリケーションのホームページが表示されます。
  3. 「ページの作成」ボタンをクリックします。
  4. 「ページの作成」で、次のステップを実行します。
    1. ユーザー・インタフェース: ページのユーザー・インタフェースを選択します(オプション)。
      この属性は、古いテーマを使用し、デスクトップおよびモバイル・ユーザー・インタフェースが定義されているアプリケーションに対してのみ表示されます。
    2. ページ・タイプ: レポートを作成するには、「コンポーネント」「レポート」を選択します。

      ヒント:

      コンポーネント・ページは、ページ・レベルの機能を提供し、指定されたアプリケーション内でレポート、フォーム、チャート、カレンダなどを複数回追加できます。機能ページは、アプリケーション・レベルの機能を提供し、アプリケーションごとに1回のみ追加できます。

    3. レポート・タイプを選択します。オプションは次のとおりです。
      • 対話モード・レポート

      • 対話グリッド

      • クラシック・レポート

      • 表のフォーム付きレポート

      • リスト・ビュー(モバイル・アプリケーション用に最適化)

      • 列切替えレポート(モバイル・アプリケーション用に最適化)

      • リフロー・レポート(モバイル・アプリケーション用に最適化)

      • Webサービスのレポート

      ヒント:

      各レポート・タイプの詳細は、ページの作成ウィザード実行時のレポート・オプションを参照してください。

    4. 「次へ」をクリックします。
  5. 次に表示される内容は、選択したレポート・タイプによって異なります。画面に表示されるステップに従います。

    属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  6. 「作成」をクリックします。

9.3.2 新規ページでのリモート・データベース参照を使用するクラシックまたは対話モード・レポートの作成

ページの作成ウィザードを実行して、リモート・データベース参照を使用するクラシック・レポートまたは対話モード・レポートを含む新規ページを追加します。

ヒント:

この項では、アプリケーションのホームページからページの作成ウィザードを実行することによってレポートを作成する方法を説明しています。「作成」メニューをクリックして「ページ」を選択することによって、ページ・デザイナでこのウィザードを実行することもできます。

新規ページでクラシック・レポートまたは対話モード・レポートを追加するには、次のステップを実行します。

  1. REST対応SQL参照を作成します。
  2. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  3. アプリケーションを選択します。
  4. 「ページの作成」をクリックします。
  5. 「ページの作成」で、次のステップを実行します。
    1. ユーザー・インタフェース: ページのユーザー・インタフェースを選択します(オプション)。
      この属性は、古いテーマを使用し、デスクトップおよびモバイル・ユーザー・インタフェースが定義されているアプリケーションに対してのみ表示されます。
    2. ページ・タイプ: 「コンポーネント」「レポート」を選択します。

      ヒント:

      コンポーネント・ページは、ページ・レベルの機能を提供し、指定されたアプリケーション内でレポート、フォーム、チャート、カレンダなどを複数回追加できます。機能ページは、アプリケーション・レベルの機能を提供し、アプリケーションごとに1回のみ追加できます。

  6. 「ページの作成」で、次のステップを実行します。
    1. 「対話モード・レポート」または「クラシック・レポート」のいずれかを選択します。
    2. 「次へ」をクリックします
  7. 「ページ属性」で、次のステップを実行します。
    1. ページ番号: ページ番号を入力します。新しいページ番号を指定した場合、ウィザードによって新しいページが作成されます。既存のページ番号を指定した場合、ウィザードによってそのページにコンポーネントが追加されます。
    2. ページ名: ページの名前を指定します。
    3. ページ・モード - ページ・モードを指定します。

      詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

    4. ブレッドクラム: ページでブレッドクラム・ナビゲーション・コントロールを使用するかどうか、およびどのブレッドクラム・ナビゲーション・コントロールを使用するかを選択します。
    5. 「次へ」をクリックします。
  8. 「ナビゲーションのプリファレンス」で、次のステップを実行します。
    1. このページをどのようにナビゲーション・メニューに統合するかを選択します。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
    2. 「次へ」をクリックします。
  9. 「レポート・ソース」で、「データ・ソース」を選択します。オプションは次のとおりです
    • ローカル・データベース: データはローカル・データベースをソースとします。
    • REST対応SQLサービス: データは、REST対応SQL参照を使用して接続が定義されるリモート・データベースをソースとします。
    • Webソース: データは、Webソース・モジュールを使用して定義されるRESTful Webサービスをソースとします。

    「REST対応SQLサービス」または「Webソース」のいずれかを選択します。

    次に表示される内容は、選択した内容によって異なります。画面に表示されるステップに従います。属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  10. 「作成」をクリックします。

9.3.3 ページの作成ウィザード実行時のレポート・オプション

ページの作成ウィザード実行時のレポート・オプションについて学習します。

ヒント:

ユニバーサル・テーマ - 42は、モバイルまたはデスクトップのいずれの環境でも同等に正しく動作するよう最適化されています。以前のリリースおよび以前のテーマでは、モバイル・ユーザー・インタフェースはjQuery Mobileに基づいています。できるだけ早く既存のモバイル・アプリケーションをユニバーサル・テーマに移行することをお薦めします。

ページの作成ウィザードで使用可能なレポート

ページの作成ウィザードでは、ユニバーサル・テーマを使用してページの作成ウィザードを実行する際に次のレポートがサポートされます。

表9-2 ページの作成ウィザード - 使用可能なレポート

レポート・タイプ 説明 詳細情報

対話モード・レポート

対話モード・レポートは、SQL問合せの結果の書式を設定したものです。開発者が、レポートを作成する表を選択するか、カスタムSQL SELECT文を指定する表を選択します。開発者は、レポートに表示する列も選択します。

レポートが、別の表への外部キー制約がある表に基づいている場合、開発者は「参照列」を定義することもできます。「参照列」を使用して、部門番号のかわりに部門名で表示するなど、識別子を表示列で置換します。

エンド・ユーザーは、「アクション」メニューのオプションを選択することによって、レポートのレイアウトと表示されるデータをカスタマイズできます。

対話モード・レポートの管理を参照してください

対話グリッド

対話グリッドは、SQL問合せの結果の書式を設定したものです。開発者は、レポートを作成する表を選択するか、カスタムSQL問合せを指定します。

エンド・ユーザーは、列メニューおよびソート・オプションを使用してレポート・レイアウトを変更したり、ドラッグ・アンド・ドロップで列を再配置したり、「アクション」メニューのオプションを使用してデータの表示方法を変更することができます。

対話グリッドは、編集可能にすることも、編集不能にすることもできます。対話グリッドが編集可能である場合、エンド・ユーザーは基礎となるデータを編集したり、行を追加および削除できます。ページの作成ウィザードを実行しているときに編集可能対話グリッドを作成するには、「編集が有効」オプションに対して「はい」を選択します。

対話グリッドの管理または既存の対話グリッドを編集可能にするを参照してください。

クラシック・レポート

SQL問合せの結果がフォーマット化されます。開発者が、レポートを作成する表を選択するか、カスタムSQL SELECT文を指定する表を選択します。開発者は、レポートに表示する列も選択します。

レポートが、別の表への外部キー制約がある表に基づいている場合、開発者は「参照列」を定義することもできます。「参照列」を使用して、部門番号のかわりに部門名で表示するなど、識別子を表示列で置換します。

クラシック・レポートは、ソートおよび単純なフィルタ処理を除いて、エンド・ユーザーがカスタマイズすることはできません。

クラシック・レポートの管理を参照してください。

表のフォーム付きレポート

指定する表に基づいた対話グリッド・レポートとフォームを作成します。レポートに対して、レポート・タイプ(「対話モード・レポート」「対話グリッド」または「クラシック・レポート」)を選択します。

適用されません。

リスト・ビュー

モバイル・アプリケーション用に最適化されています。

スマートフォンでのデータ表示および簡単なナビゲーションを提供するレスポンシブ・デザインを特徴としています。SQL問合せの書式設定された結果を含むページを作成します。リスト・ビューを作成する表を選択したり、リスト・ビュー・エントリに使用するデータベース列を選択します。

適用されません。

列切替えレポート

モバイル・アプリケーション用に最適化されています。

モバイル・アプリケーションおよびスマートフォン向けに設計されたレスポンシブなレポートを作成します。デフォルトでは、列切替えレポートはすべての列が同じ優先度に設定されて作成されます。ただし、開発者はレポート列属性を編集し、重要度に応じて列をランク付けできます。優先度がより低い(数字がより大きい)列は、狭い画面幅では非表示になります。レポートには、エンド・ユーザーが表示する列を選択できる「列」ボタンが含まれています。

適用されません。

リフロー・レポート

モバイル・アプリケーション用に最適化されています。

モバイル・アプリケーションおよびスマートフォン向けに設計されたレスポンシブなレポートを作成します。レポートを水平に表示できる十分な領域がない場合、レポートは、表の列を縮小して、各列が別の行に表示される垂直方向の値ペア・レイアウトにすることによって対応します。

レポートの開発を参照してください

Webサービスのレポート

Webサービスの結果でレポートを作成します。

レガシーWebサービスの管理を参照してください

モバイル・ユーザー・インタフェース・アプリケーションで使用可能なレポート

以前のリリースでは、開発者がモバイル・ユーザー・インタフェースを選択して、モバイル環境用にアプリケーションを最適化していました。モバイル・ユーザー・インタフェースは、jQuery Mobileに基づいています。アプリケーションで古いテーマおよびモバイル・ユーザー・インタフェースを使用している場合、ページの作成ウィザードでは次のレポートがサポートされます。

表9-3 ページの作成ウィザード - モバイル・ユーザー・インタフェース・アプリケーションでサポートされるレポート

ページ・タイプ 説明 詳細情報

リスト・ビュー

モバイル・アプリケーション用に最適化されています。

スマートフォンでのデータ表示および簡単なナビゲーションを提供するレスポンシブ・デザインを特徴としています。SQL問合せの書式設定された結果を含むページを作成します。リスト・ビューを作成する表を選択したり、リスト・ビュー・エントリに使用するデータベース列を選択します。

レポートの開発を参照してください

列切替えレポート

モバイル・アプリケーション用に最適化されています。

モバイル・アプリケーションおよびスマートフォン向けに設計されたレスポンシブなレポートを作成します。デフォルトでは、列切替えレポートはすべての列が同じ優先度に設定されて作成されます。ただし、開発者はレポート列属性を編集し、重要度に応じて列をランク付けできます。優先度がより低い列は、より狭い幅で表示されます。レポートには、エンド・ユーザーが表示する列を選択できる「列」ボタンが含まれています。

レポートの開発を参照してください

リフロー・レポート

モバイル・アプリケーション用に最適化されています。

モバイル・アプリケーションおよびスマートフォン向けに設計されたレスポンシブなレポートを作成します。レポートを水平に表示できる十分な領域がない場合、レポートは、表の列を縮小して、各列が別の行に表示される垂直方向の値ペア・レイアウトにすることによって対応します。

レポートの開発を参照してください

Webサービスのレポート

Webサービスの結果でレポートを作成します。

レガシーWebサービスの管理を参照してください