Oracle Application Serverインストレーション・ガイド 10g リリース3(10.1.3.2.0) for Linux x86 E05049-01 |
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この章では、Oracle Application Serverの拡張インストールを実行する方法について説明します。内容は次のとおりです。
拡張インストールには、次の4つのインストール・オプションがあります。
「Oracle WebCenter FrameworkとOracle HTTP Server」インストールでは、次のコンポーネントがインストールされます。
Oracle WebCenter Frameworkによって、ポータルの柔軟性および能力でJava Server Faces(JSF)環境が拡張され、追加の統合オプションおよび実行時カスタマイズ・オプションが提供されます。
Oracle Application ServerのWebサーバー・コンポーネントです。
このコンポーネントを使用すると、Oracle Application ServerのWebベースでの管理が可能になります。
Oracle Application Serverインスタンスおよびそのコンポーネントのプロセス制御および監視を提供するコンポーネントです。
「Oracle Content Database」インストールでは、次のコンポーネントがインストールされます。
Oracle Content DBは、整理統合されたデータベース中心のコンテンツ管理システムです。Oracle Content DBによって、ファイルおよびドキュメントのライフ・サイクルを管理するための包括的な統合ソリューションが提供されます。
Oracle Application ServerのWebサーバー・コンポーネントです。
このコンポーネントを使用すると、Oracle Application ServerのWebベースでの管理が可能になります。
Oracle Application Serverインスタンスおよびそのコンポーネントのプロセス制御および監視を提供するコンポーネントです。
「Oracle WebCenter Framework」インストールでは、次のコンポーネントがインストールされます。
Oracle WebCenter Frameworkによって、ポータルの柔軟性および能力でJava Server Faces(JSF)環境が拡張され、追加の統合オプションおよび実行時カスタマイズ・オプションが提供されます。
このコンポーネントを使用すると、Oracle Application ServerのWebベースでの管理が可能になります。
Oracle Application Serverインスタンスおよびそのコンポーネントのプロセス制御および監視を提供するコンポーネントです。
「Oracle HTTP Server」インストールでは、次のコンポーネントがインストールされます。
Oracle Application ServerのWebサーバー・コンポーネントです。
Oracle Application Serverインスタンスおよびそのコンポーネントのプロセス制御および監視を提供するコンポーネントです。
この項では、Oracle Application Serverの拡張インストールを実行する手順について説明します。内容は次のとおりです。
Oracle Application Serverのインストールを開始する前に、第2章「要件」および第3章「インストールを開始する前に知っておく必要のあること」を必ずお読みください。これらの章には、インストールを開始する前に理解しておく必要のある、インストール時に回避するべき潜在的な問題についての重要な情報が記述されています。
Oracle Content DBをインストールする場合は、そのインストールを実行する前にOracleデータベースをインストールする必要があります。Oracleデータベースの要件の詳細は、2.5項「Oracle Content Databaseの要件」を参照してください。
拡張インストールでOracle WebCenter FrameworkおよびOracle HTTP Serverをインストールするために必要な手順について、表5-1に簡単に示します。
画面 | 操作 | |
---|---|---|
1. |
-- |
Oracle Universal Installerを起動します。 詳細は、3.11項「Oracle Universal Installerの起動」を参照してください。 |
2. |
Oracle WebCenter Suite10.1.3.2.0のインストール |
「インストール・ディレクトリ」フィールドでOracleホームを指定します。 詳細は、5.3.1項「「Oracle WebCenter Suite 10.1.3.2.0インストレーション」画面」を参照してください。 |
3. |
インストール・タイプの選択 |
「Oracle WebCenter FrameworkとOracle HTTP Server」を選択します。 詳細は、5.3.2項「「インストール・タイプの選択」画面」を参照してください。 |
4. |
ポート構成オプションの指定 |
ポートの構成を自動で行うか、またはポート構成ファイルの場所を指定して手動で行うかを選択します。 詳細は、5.3.3項「「ポート構成オプションの指定」画面」を参照してください。 |
5. |
管理(Administration)設定 |
Oracle Application Serverインスタンス名と 「このインスタンスでOracle Enterprise Manager 10g ASControlを起動」を選択して、このインスタンスでApplication Server Controlを実行します。トポロジに1つのみのインスタンスをインストールする場合は、必ずこれを選択してください。 詳細は、5.3.4項「「管理(Administration)設定」画面」を参照してください。 |
6. |
クラスタ・トポロジ構成 |
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成するかどうかを選択します。 「このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成」を選択した場合は、「IPアドレス」および「ポート」を指定します。 詳細は、5.3.9項「「クラスタ・トポロジ構成」画面: 「Oracle WebCenter FrameworkとOracle HTTP Server」インストール・タイプ」を参照してください。 |
7. |
サマリー |
画面に表示されるインストール・パラメータが正しいことを確認します。 詳細は、5.3.13項「「サマリー」画面」を参照してください。 |
8. |
インストール |
操作は不要です。この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 詳細は、5.3.14項「「インストール」画面」を参照してください。 |
9. |
コンフィギュレーション・アシスタント |
特定のConfiguration Assistantのインストールを停止する場合を除き、操作は不要です。 詳細は、5.3.15項「「コンフィギュレーション・アシスタント」画面」を参照してください。 |
10. |
インストール終了 |
操作は不要です。この画面には、インストールが成功したかどうかが示され、製品リリース・ノートのリンクが表示されます。 詳細は、5.3.16項「「インストール終了」画面」を参照してください。 |
拡張インストールでOracle Content Databaseをインストールするために必要な手順について、表5-2に簡単に示します。
画面 | 操作 | |
---|---|---|
1. |
-- |
Oracle Universal Installerを起動します。 詳細は、3.11項「Oracle Universal Installerの起動」を参照してください。 |
2. |
Oracle WebCenter Suite 10.1.3.2.0インストレーション |
「インストール・ディレクトリ」フィールドでOracleホームを指定します。 詳細は、5.3.1項「「Oracle WebCenter Suite 10.1.3.2.0インストレーション」画面」を参照してください。 |
3. |
インストール・タイプの選択 |
「Oracle Content Database」を選択します。 詳細は、5.3.2項「「インストール・タイプの選択」画面」を参照してください。 |
4. |
ポート構成オプションの指定 |
ポートの構成を自動で行うか、またはポート構成ファイルの場所を指定して手動で行うかを選択します。 詳細は、5.3.3項「「ポート構成オプションの指定」画面」を参照してください。 |
5. |
管理(Administration)設定 |
Oracle Application Serverインスタンス名と 「このインスタンスでOracle Enterprise Manager 10g ASControlを起動」を選択して、このインスタンスでApplication Server Controlを実行します。トポロジに1つのみのインスタンスをインストールする場合は、必ずこれを選択してください。 詳細は、5.3.4項「「管理(Administration)設定」画面」を参照してください。 |
6. |
データベース情報の指定 |
ホスト名とポート: データベースが実行されているコンピュータの名前およびデータベースがリスニングを行っているポート番号を入力します。「ホスト.ドメイン:ポート」という書式を使用します。たとえば、
RACデータベースには、
サービス名: データベースのサービス名を入力します。サービス名には、データベース・ドメイン名を含める必要があることに注意してください。たとえば、 詳細は、5.3.5項「「データベース情報の指定」画面」を参照してください。 |
7. |
Content Databaseスキーマ・パスワードの指定 |
Content Databaseスキーマ・パスワードを入力し、確認します。 詳細は、5.3.6項「「Content Databaseスキーマ・パスワードの指定」画面」を参照してください。 |
8. |
ユーザー・リポジトリ情報の指定 |
「ファイルベース」または「ディレクトリベース」リポジトリ・タイプのいずれかを選択します。 詳細は、5.3.7項「「ユーザー・リポジトリの指定」画面」を参照してください。 |
9. |
クラスタ・トポロジ構成 |
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成するかどうかを選択します。 「このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成」を選択した場合は、「IPアドレス」および「ポート」を指定します。 詳細は、5.3.10項「「クラスタ・トポロジ構成」画面: 「Oracle Content Database」インストール・タイプ」を参照してください。 |
10. |
サマリー |
画面に表示されるインストール・パラメータが正しいことを確認します。 詳細は、5.3.13項「「サマリー」画面」を参照してください。 |
11. |
インストール |
操作は不要です。この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 詳細は、5.3.14項「「インストール」画面」を参照してください。 |
12. |
コンフィギュレーション・アシスタント |
操作は不要です。Oracle Content DB Configuration Assistantは停止しないでください。Oracle Content DB Configuration Assistantを停止すると、インストールは正常に実行されません。 Oracle Content DB Configuration Assistantが停止しているか、または正常に実行されない場合は、D.3項「Oracle Content DBを削除する場合の追加手順」に記載されている手順を実行してからインストールを再度試行します。「再試行」はクリックしないでください。 詳細は、5.3.15項「「コンフィギュレーション・アシスタント」画面」を参照してください。 |
13. |
インストール終了 |
操作は不要です。この画面には、インストールが成功したかどうかが示され、製品リリース・ノートのリンクが表示されます。 詳細は、5.3.16項「「インストール終了」画面」を参照してください。 |
拡張インストールでOracle WebCenter Frameworkをインストールするために必要な手順について、表5-3に簡単に示します。
画面 | 操作 | |
---|---|---|
1. |
-- |
Oracle Universal Installerを起動します。 詳細は、3.11項「Oracle Universal Installerの起動」を参照してください。 |
2. |
Oracle WebCenter Suite 10.1.3.2.0インストレーション |
「インストール・ディレクトリ」フィールドでOracleホームを指定します。 詳細は、5.3.1項「「Oracle WebCenter Suite 10.1.3.2.0インストレーション」画面」を参照してください。 |
3. |
インストール・タイプの選択 |
「Oracle WebCenter Framework」を選択します。 詳細は、5.3.2項「「インストール・タイプの選択」画面」を参照してください。 |
4. |
ポート構成オプションの指定 |
ポートの構成を自動で行うか、またはポート構成ファイルの場所を指定して手動で行うかを選択します。 詳細は、5.3.3項「「ポート構成オプションの指定」画面」を参照してください。 |
5. |
管理(Administration)設定 |
Oracle Application Serverインスタンス名と 「このインスタンスでOracle Enterprise Manager 10g ASControlを起動」を選択して、このインスタンスでApplication Server Controlを実行します。トポロジに1つのみのインスタンスをインストールする場合は、必ずこれを選択してください。 詳細は、5.3.4項「「管理(Administration)設定」画面」を参照してください。 |
6. |
クラスタ・トポロジ構成 |
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成するかどうかを選択します。 「このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成」を選択した場合は、「IPアドレス」および「ポート」を指定し、デフォルトのWebサイトをAJPプロトコル・モードで実行する場合は「このOC4Jインスタンスに別のOracle HTTP Serverからアクセス」を選択します。 詳細は、5.3.11項「「クラスタ・トポロジ構成」画面: 「Oracle WebCenter Framework」インストール・タイプ」を参照してください。 |
7. |
サマリー |
画面に表示されるインストール・パラメータが正しいことを確認します。 詳細は、5.3.13項「「サマリー」画面」を参照してください。 |
8. |
インストール |
操作は不要です。この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 詳細は、5.3.14項「「インストール」画面」を参照してください。 |
9. |
コンフィギュレーション・アシスタント |
特定のConfiguration Assistantのインストールを停止する場合を除き、操作は不要です。 詳細は、5.3.15項「「コンフィギュレーション・アシスタント」画面」を参照してください。 |
10. |
インストール終了 |
操作は不要です。この画面には、インストールが成功したかどうかが示され、製品リリース・ノートのリンクが表示されます。 詳細は、5.3.16項「「インストール終了」画面」を参照してください。 |
拡張インストールでOracle HTTP Serverをインストールするために必要な手順について、表5-4に簡単に示します。
画面 | 操作 | |
---|---|---|
1. |
-- |
Oracle Universal Installerを起動します。 詳細は、3.11項「Oracle Universal Installerの起動」を参照してください。 |
2. |
Oracle WebCenter Suite 10.1.3.2.0インストレーション |
「インストール・ディレクトリ」フィールドでOracleホームを指定します。 詳細は、5.3.1項「「Oracle WebCenter Suite 10.1.3.2.0インストレーション」画面」を参照してください。 |
3. |
インストール・タイプの選択 |
詳細は、5.3.2項「「インストール・タイプの選択」画面」を参照してください。 |
4. |
ポート構成オプションの指定 |
ポートの構成を自動で行うか、またはポート構成ファイルの場所を指定して手動で行うかを選択します。 詳細は、5.3.3項「「ポート構成オプションの指定」画面」を参照してください。 |
5. |
インスタンス名の指定 |
Oracle Application Serverインスタンス名を指定します。 詳細は、5.3.8項「「インスタンス名の指定」画面」を参照してください。 |
6. |
クラスタ・トポロジ構成 |
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成するかどうかを選択します。 「このOracle HTTP ServerインスタンスをOracle Application Serverクラスタの一部として構成」を選択した場合は、「IPアドレス」および「ポート」を指定します。 詳細は、5.3.12項「「クラスタ・トポロジ構成」画面: 「Oracle HTTP Server」インストール・タイプ」を参照してください。 |
7. |
サマリー |
画面に表示されるインストール・パラメータが正しいことを確認します。 詳細は、5.3.13項「「サマリー」画面」を参照してください。 |
8. |
インストール |
操作は不要です。この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 詳細は、5.3.14項「「インストール」画面」を参照してください。 |
9. |
インストール終了 |
操作は不要です。この画面には、インストールが成功したかどうかが示され、製品リリース・ノートのリンクが表示されます。 詳細は、5.3.16項「「インストール終了」画面」を参照してください。 |
この項では、Oracle Application Server 10g リリース3(10.1.3.2.0)に対する、Oracle Universal Installer(OUI)の様々なインストール画面について説明します。内容は次のとおりです。
インストール・プロセスの最初の画面です。インストール・ディレクトリ(またはOracleホーム)を入力して、基本インストールと拡張インストールのどちらを実行するかを指定する必要があります。
インストール・ディレクトリまたはOracleホームのフルパスを指定します。ソフトウェアは、このディレクトリにインストールされます。Oracleホームの詳細は、3.1項「Oracleホーム・ディレクトリ」を参照してください。
この章ではOracle Application Serverの拡張インストールを実行するため、「拡張インストール」を選択して「次へ」をクリックします。
基本インストールを実行する場合は、第4章「基本インストール」を参照してください。
「次へ」ボタンをクリックすると、次の警告が表示されます。
「はい」をクリックして拡張インストールを続行します。
インストールする製品を選択し、「次へ」をクリックします。
各インストール・タイプでインストールされるコンポーネントについて確認するには、5.1項「インストールされるコンポーネント」を参照してください。
この画面で、「製品の言語」をクリックして、追加の言語をインストールできます。詳細は、3.3項「追加の言語のインストール」を参照してください。
ポートを構成する方法を選択します。
すべてデフォルトのポート番号を使用する場合は、「自動」を選択します。デフォルトのポート番号および範囲のリストについては、付録Cを参照してください。
ポート番号をカスタマイズする場合は、「手動」を選択します。各コンポーネントに使用するポート番号が含まれている既存のポート構成ファイルへのフルパスおよびファイル名を指定する必要があります。通常、このポート構成ファイルの名前はstaticports.ini
ですが、ファイルの形式が適切であれば、任意の名前を指定できます。製品に付属するstaticports.iniファイルの詳細は、2.7.3項「カスタムのポート番号の使用(「静的ポート」機能)」を参照してください。
Oracle Application Serverインスタンス名とoc4jadmin
のパスワードを指定します。Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlを起動する場合に選択します。
「ASインスタンス名」によって、このOracle Application Serverインスタンスが一意に識別されます。
インスタンス名の詳細は、3.4項「Oracle Application Server インスタンスとインスタンス名」を参照してください。
Oracle Application Serverインスタンスの管理者ユーザー名はoc4jadmin
に設定されており、変更できません。Enterprise Managerを使用してOracle Application Serverインスタンスを管理するには、oc4jadmin
ユーザーとしてログインします。
oc4jadmin
ユーザーの詳細は、3.5項「oc4jadminユーザーとそのパスワードの制限」を参照してください。
ホスト上に、それぞれが一意のインスタンス名を持つ複数のOracle Application Serverインスタンスをインストールできますが、管理ユーザーの名前はどのインスタンスでもoc4jadmin
です。oc4jadmin
ユーザーのパスワードは、インスタンスごとに別に指定できます。
oc4jadmin
パスワードの詳細は、3.5項「oc4jadminユーザーとそのパスワードの制限」を参照してください。
このシステム上でApplication Server Controlを実行して管理機能を実現するには、このオプションを選択します。
シングル・インスタンス・トポロジを使用している場合、インスタンスの管理を可能にするには、このオプションを選択する必要があります。
クラスタ・トポロジを使用している場合、このインスタンスでApplication Server Controlを実行してクラスタを管理するには、このオプションを選択します。クラスタ・トポロジでは、1つのインスタンスのみを管理OC4Jインスタンスとして構成する必要があります。この管理OC4Jインスタンスは、最初にインストールするノードである必要はありません。
「このインスタンスでOracle Enterprise Manager 10g ASControlを起動」を選択しなかった場合、Application Server Controlはこのシステムで実行されないように構成されます。このApplication Serverインスタンスは、クラスタ・トポロジ内の他のOC4Jインスタンスで動作するApplication Server Controlによって管理する必要があります。Application Server Controlは、必要に応じて、インストール後にこのインスタンス上で動作するように構成できます。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』のアクティブなApplication Server Controlの管理に関する項を参照してください。
この画面は、図5-3に示す「インストール・タイプの選択」画面で「Oracle Content Database」オプションを選択した場合にのみ表示されます。
DBAはSYSに設定されており、変更できません。
「パスワード」フィールドでデータベース・ユーザーSYSのパスワードを指定します。
「ホスト名とポート」フィールドでデータベースのホスト名とポートを指定します。書式は、「ホスト名:ポート」です。OracleデータベースがReal Application Clusters(RAC)データベースの場合は、virtual_hostname_on_node1
:
port
^
virtual_hostname_on_node2
:
port
^
virtual_hostname_on_node3
:
port
という書式を使用してホスト名およびポートを指定します。カレット(^)を使用して値を区切ります。
「サービス名」フィールドでデータベースのサービス名を指定します。通常、これはグローバル・データベース名と同じです。データベースのサービス名がわからない場合は、データベースの初期化パラメータ・ファイルのSERVICE_NAMES
パラメータから取得できます。初期化パラメータ・ファイルにSERVICE_NAMES
パラメータが含まれていない場合、サービス名はDB_NAME
およびDB_DOMAIN
パラメータに指定されているグローバル・データベース名と同じになります。データベースがReal Application Clustersデータベースの場合は、データベースのすべてのインスタンスのサービス名が同じである必要があります。
この画面は、図5-3に示す「インストール・タイプの選択」画面で「Oracle Content Database」オプションを選択した場合にのみ表示されます。
Oracle Content DB中間層を初めてインストールする場合は、Oracle Content DBスキーマに使用するパスワードを入力します。Oracle Content DBスキーマの名前はCONTENT
です。このスキーマは、インストール時に作成されます。Oracle Workflowスキーマにも同じパスワードが使用されます。
Oracle Content DB中間層を追加する場合は、既存のOracle Content DBスキーマのスキーマ・パスワードを入力します。
この画面は、図5-3に示す「インストール・タイプの選択」画面で「Oracle Content Database」オプションを選択した場合にのみ表示されます。
使用するリポジトリのタイプ(「ファイルベース」または「ディレクトリベース」)を選択します。
「ディレクトリベース」リポジトリ・タイプを選択する場合:
fully_qualified_host_name:port_number
指定したポートがSSL対応である場合は、「SSLポートの場合に選択」オプションを選択します。
「ディレクトリ・タイプ」フィールドで「Oracle Internet Directory」を選択した場合、この画面の他のフィールドは対象外になります。「次へ」をクリックしてインストールを続行します。他のいずれかのディレクトリ・タイプを選択した場合は、この画面の残りのフィールドに値を指定する必要があります。
"cn=users,dc=us,dc=abc,dc=com"
入力した検索ベース内のユーザーのみがOracle Content DBにアクセスできます。
Oracle Content DBユーザー名は、指定したLDAPユーザー名属性に対応します。たとえば、mailを選択した場合、Oracle Content DBユーザーは、電子メール・アドレスを使用してOracle Content DBにログインします。
contentadmin
です。このユーザーのパスワードは、Oracle Content DBスキーマのパスワードと同じです。
orcladmin
です。
「サイト管理者ユーザー」フィールドにDNは指定できません。選択したLDAPユーザー名属性に対応するユーザー名を指定する必要があります。たとえば、LDAPユーザー名属性としてmailを選択した場合は、ユーザーの電子メール・アドレスを入力します。
この画面は、図5-3に示す「インストール・タイプの選択」画面で「Oracle HTTP Server」オプションを選択した場合にのみ表示されます。
Oracle Application Serverインスタンス名を指定します。指定したインスタンス名によって、このOracle Application Serverインスタンスが一意に識別されます。
インスタンス名の詳細は、3.4項「Oracle Application Server インスタンスとインスタンス名」を参照してください。
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成するかどうかを選択します。
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成する場合は、このオプションを選択します。クラスタ・トポロジはインストール後に構成することもできます。詳細は、7.4項「OracleAS Clusterの構成」を参照してください。
クラスタ内のすべてのノードで共有されるマルチキャスト・アドレスの「IPアドレス」および「ポート」を指定します。
既存のクラスタにインスタンスを追加する際、マルチキャスト・アドレスがわからない場合は、トポロジのOracle Application Serverインスタンスで、opmn.xml
ファイル内の<discover>
要素を探します。<discover>
要素は次のように記述されています。
<notification-server> <topology> <discover list="*225.0.0.20:8001"/> </topology> ... </notification-server>
この例では、IPアドレスは225.0.0.20
、ポートは8001
です。
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成するかどうかを選択します。
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成する場合は、このオプションを選択します。クラスタ・トポロジはインストール後に構成することもできます。詳細は、7.4項「OracleAS Clusterの構成」を参照してください。
クラスタ内のすべてのノードで共有されるマルチキャスト・アドレスの「IPアドレス」および「ポート」を指定します。
既存のクラスタにインスタンスを追加する際、マルチキャスト・アドレスがわからない場合は、トポロジのOracle Application Serverインスタンスで、opmn.xml
ファイル内の<discover>
要素を探します。<discover>
要素は次のように記述されています。
<notification-server> <topology> <discover list="*225.0.0.20:8001"/> </topology> ... </notification-server>
この例では、IPアドレスは225.0.0.20
、ポートは8001
です。
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成するかどうかを選択します。
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成する場合は、このオプションを選択します。クラスタ・トポロジはインストール後に構成することもできます。詳細は、7.4項「OracleAS Clusterの構成」を参照してください。
クラスタ内のすべてのノードで共有されるマルチキャスト・アドレスの「IPアドレス」および「ポート」を指定します。
既存のクラスタにインスタンスを追加する際、マルチキャスト・アドレスがわからない場合は、トポロジのOracle Application Serverインスタンスで、opmn.xml
ファイル内の<discover>
要素を探します。<discover>
要素は次のように記述されています。
<notification-server> <topology> <discover list="*225.0.0.20:8001"/> </topology> ... </notification-server>
この例では、IPアドレスは225.0.0.20
、ポートは8001
です。
OC4JインスタンスでOracle HTTP Serverインスタンスのリクエストを受け入れる場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、OC4Jインスタンスは、デフォルトWebサイトをAJPプロトコル・モードで実行し、Oracle HTTP Serverで動作するmod_oc4j
のリクエストを受け入れるように構成されます。
このオプションを選択しない場合、OC4Jインスタンスは、独自のHTTPリスナーを使用するブラウザ・クライアントのリクエストをリスニングします。この場合、OC4Jインスタンスは、デフォルトWebサイトをHTTPプロトコル・モードで実行し、ブラウザ・クライアントから直接アクセスできるように構成されます。
このOC4Jインスタンスへのアクセス方法は、インストール後に変更できます。『Oracle Containers for J2EE構成および管理ガイド』のopmnctlを使用したマルチキャスト検出の構成に関する項を参照してください。
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成するかどうかを選択します。
このインスタンスをOracle Application Serverクラスタの一部として構成する場合は、このオプションを選択します。クラスタは、インストール後に構成することもできます。詳細は、7.4項「OracleAS Clusterの構成」を参照してください。
クラスタ内のすべてのノードで共有されるマルチキャスト・アドレスの「IPアドレス」および「ポート」を指定します。
既存のクラスタにインスタンスを追加する際、マルチキャスト・アドレスがわからない場合は、トポロジのOracle Application Serverインスタンスで、opmn.xml
ファイル内の<discover>
要素を探します。<discover>
要素は次のように記述されています。
<notification-server> <topology> <discover list="*225.0.0.20:8001"/> </topology> ... </notification-server>
この例では、IPアドレスは225.0.0.20
、ポートは8001
です。
このウィンドウに表示されるインストール・パラメータが正しいことを確認します。
「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。
インストールを中断するには、「インストールの中止」をクリックします。インストールを停止するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
この画面には、ログの内容が確認できるように、インストール・ログの場所も表示されます。
この画面には、インストールの完了前に実行するよう推奨されるツールの名前、ステータス、およびツール・タイプが表示されます。
ツールのステータスは、「ステータス」列に表示される次のいずれかになります。
ツールを選択すると、その詳細が「詳細」に表示されます。詳細は、ツールの実行時に表示されます。実行中のConfiguration Assistantを停止する場合は、「中止」をクリックします。
注意: Oracle Content DB Configuration Assistantは停止しないでください。Oracle Content DB Configuration Assistantを停止すると、インストールは正常に実行されません。 Oracle Content DB Configuration Assistantが停止しているか、または正常に実行されない場合は、D.3項「Oracle Content DBを削除する場合の追加手順」に記載されている手順を実行してからインストールを再度試行します。「再試行」はクリックしないでください。 Oracle Content DB Configuration Assistantのログは、次の場所にあります。 ORACLE_HOME/content/log/ContentConfig.log |
すべてのツールが1回目の試行で成功した場合は、自動的に次のページが表示されます。1回目の試行で成功しなかった場合は、すべてのツールが成功するまで、「コンフィギュレーション・アシスタント」ページが表示され続けます。すべてのツールが成功したら、「次へ」をクリックして次の処理に進みます。
1つ以上のツールが失敗した場合、次のページは表示されません。かわりに、失敗したツールの詳細を確認し、問題を修正してConfiguration Assistantを再度実行できます。ツールが失敗した場合の対処法については、インストールする製品のインストール・ドキュメントも確認する必要があります。失敗したツールまたはスキップされたツールのすべてに関して、それらの実行に使用されたツール名とコマンドのリストが生成されます。この情報をシェル・スクリプトやバッチ・ファイルに直接コピーまたは貼り付けると、インストールの完了後にこれらのツールを実行できます。
デフォルトでは、失敗したかまたはスキップされたすべてのツールに対して「再試行」列のチェック・ボックスが選択されます。選択されたConfiguration Assistantをすべて再試行するには、「再試行」をクリックします。
問題を修正せずに続行するには、「次へ」をクリックします。
この画面には、Oracle Application Serverのインストールが成功したかどうかが示され、インストールした製品に関する重要な情報が表示されます。たとえば、特定のWebアプリケーションのURLに関する情報が示されます。いつでも確認できるように、この情報を書き留めておいてください。
この情報はORACLE_HOME
/install/readme.txt
ファイルでも確認できます。
インストールした製品の「ようこそ」ページを表示するには、「リリース情報」をクリックします。「ようこそ」ページでは、製品の情報、デモおよびドキュメントが提供されます。
「終了」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。
インストール、Configuration Assistant、または製品全般について問題が発生した場合は、付録F「トラブルシューティング」を参照して、その一般的な問題と解決策について確認してください。
インストールが完了したら、次のことを行ってください。
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