このスクリプトでは、e-docs マニュアルの検索に必要な Google 検索の URL を出力します。
このスクリプトでは、e-docs マニュアルに必要なバナーを出力します。
このスクリプトでは、e-docs マニュアルの検索に必要な Google 検索のパラメータを出力します。
インストールおよびコンフィグレーション リリース ノート
BEA Products のインストールおよびコンフィグレーション リリース ノート
このマニュアルでは、BEA Weblogic Server® 9.2、BEA WebLogic Portal® 9.2、および BEA Workshop for WebLogic Platform™ 9.2 のインストールとコンフィグレーションに関する新機能、使用上の注意、および確認済みの制限について説明します。また、WebLogic Server のアップグレード ツールおよび独立系ソフトウェア ベンダ (ISV) のパートナのために提供された新機能についても説明します。
この章の内容は以下のとおりです。
BEA Products の最新のリリース ノートについては、次の URL にある BEA のドキュメント Web サイトにアクセスしてください。
WebLogic Portal 9.2 リリース、BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2 リリース、および WebLogic Server 9.2 リリース (これらの製品インストールに含まれる BEA JRockit J2SE 5.0 (R26.0) JDK を含む) を含む BEA Products の詳細については、以下の該当する各リリース ノート ドキュメントを参照してください。
BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2
インストールとコンフィグレーションの新機能
以下のリストでは、BEA WebLogic Server 9.2、BEA WebLogic Portal 9.2、および BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2 で使用されるインストール ツールおよびコンフィグレーション ツールの新機能と変更点を示します。
アップグレード
WebLogic 9.2 には、アプリケーション環境をアップグレードするための便利なツールが備わっています。WebLogic アップグレード ウィザードでは、ドメイン、カスタム セキュリティ プロバイダ、カスタム ノード マネージャなどをアップグレードでき、BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2 には、WebLogic Workshop アプリケーションおよび WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードするためのツールが含まれています。
ほとんどの WebLogic Server アプリケーションは、修正を加えることなく WebLogic Server 9.2 のアプリケーション環境で動作します。WebLogic 8.1 で作成された WebLogic Workshop アプリケーションと WebLogic Portal アプリケーションは、WebLogic 9.2 で実行するためには、まずアップグレードを行うことが必要です。
表 1 には、アプリケーション環境の WebLogic 9.2 へのアップグレードに関する情報についての参照先を示します。
8.1 と 9.2 間の違い、およびサポートされていない使用パターンと解決策については、以下を参照してください。
ローリング アップグレード
ローリング アップグレードとは、WebLogic Server クラスタ全体またはドメイン全体をシャットダウンすることなく、パッチ、メンテナンス パック、またはマイナー リリースを使用して、実行中の WebLogic Server クラスタをアップグレードするプロセスのことです。クラスタをローリング アップグレードすると、クラスタ内の各サーバは個別にアップグレードと再起動を行い、その間、クラスタ内の他のサーバがアプリケーションをホストし続けます。
WebLogic Server 9.2 より前のリリースでは、クラスタをアップグレードするためには、ドメイン全体をシャットダウンするか、アップグレードしたサーバを、追加ハードウェアの並行ドメイン上にインストールし、ロード バランサを使用して元のドメインから新しいドメインに負荷を転送することが必要でした。ローリング アップグレードによって、ダウンタイムを短縮でき、ドメインを実行したまま、パッチ、メンテナンス パック、またはマイナー リリースをインストールできるようになりました。
注意 : ローリング アップグレードは、WebLogic Portal ドメインまたは BEA Workshop for WebLogic Platform ドメインのアップグレードには使用できません。
詳細については、「WebLogic Server のローリング アップグレード 」を参照してください。
Smart Update
Smart Update が拡張され、BEA WebLogic Server 9.2、BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2、および BEA WebLogic Portal 9.2 がサポートされるようになりました。
Smart Update は BEA ソフトウェアとは独立に実行可能なスタンドアロンの Java アプリケーションです。Smart Update を使用すると、メンテナンス パッチおよび Service Pack によって、ソフトウェア インストールをすばやく、簡単にアップグレードできます。BEA Products を初めてインストールする際には、Smart Update が自動的に BEA ホーム ディレクトリにインストールされます。
Smart Update は随時新しい機能で強化され、BEA ダウンロード サーバで入手できます。
新バージョンの Smart Update は BEA ダウンロード サーバに配置されます。旧バージョンの Smart Update を使用してログインすると、最新バージョンがマシンに配布され、自動的にインストールされます。
インストールが完了すると、処理を終了して Smart Update を再び起動するように求めるプロンプトが表示されます。[はい ] をクリックし、Smart Update を起動し、パッチ メンテナンスを管理します。
後で Smart Update を起動すると、更新されたバージョンが呼び出されます。
詳細については、『メンテナンス更新、Service Pack、およびメンテナンス パックのインストール 』を参照してください。
コンフィグレーション ウィザード
このリリースで、コンフィグレーション ウィザードは、BEA WebLogic Server、BEA Workshop for WebLogic Platform、および BEA WebLogic Portal 対応ドメインの作成をサポートするように拡張されました。
詳細については、『コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成 』を参照してください。
ドメイン テンプレートと拡張テンプレート
このリリースでは、次のドメイン テンプレートと拡張テンプレートが追加されました。
WebLogic Simple Producer (Portal) Extension (wsrp-simple-producer.jar
) - WebLogic Simple Producer (Portal) 機能をサポートするために必要なリソースをインポートすることによって、WebLogic Server の基本ドメインを拡張する。このテンプレートを使用して、既存のドメイン内に WebLogic Simple Producer アプリケーションを作成することができる。
WebLogic GroupSpace Framework Extension (wlp_groupspacedb.jar
) - WebLogic Server、Portal、および Personalization のリソースが含まれるドメインを、WebLogic GroupSpace に必要なデータベース リソースが含まれるように拡張する。
WebLogic GroupSpace (wlp_groupspace.jar
) - WebLogic Portal、Personalization、および GroupSpace Framework リソースが含まれるドメインを、あらかじめコンフィグレーションされた GroupSpace アプリケーション リソースが含まれるように拡張する。
Advanced Web Services Extension (wls_webservice.jar
) - 既存の WebLogic Server ドメインを拡張し、WSRM、バッファリング、JMS トランスポートなどの高度な Web サービスに必要な機能を追加する。
BEA Workshop for WebLogic Extension Template (workshop_wl.jar
) - BEA Workshop for WebLogic ドメインを作成できるように WebLogic Server の基本ドメインを拡張する。
詳細については、『ドメイン テンプレート リファレンス 』を参照してください。
BEA WebLogic Portal 9.2 の新機能
BEA Workshop for WebLogic Platform™ 9.2 と WebLogic Portal® 9.2 には、エンタープライズ ポータル アプリケーションを作成するための以下の新しい機能と拡張機能が追加されています。
Workshop for WebLogic Platform。WebLogic 上で実行するエンタープライズ クラス アプリケーションを開発するための Eclipse フレームワーク IDE。
現代風の外観と便利な新機能を備え、使いやすくなった WebLogic Portal Administration Console。
WebLogic Portal 9.2 データ型に対応した Workshop for WebLogic Platform ビジュアル エディタと、WebLogic Portal 8.1 アプリケーションのアップグレード フレームワーク。
WYSIWYG エディタ、カスタマイズ可能なワークフロー、コンテンツ タイプ継承、ネスト タイプ、コンテンツ テンプレートなどのコンテンツ管理機能。
ポータル フェデレーション (ブック、ページ、およびポートレット) のサポートの拡張。管理ツールと開発ツールからリモート ポートレットを使用できる機能が拡張された。
エンド ユーザが管理する協同サイトを作成できるコミュニティ フレームワーク。すぐに使用できる GroupSpace アプリケーション テンプレートなど。
新機能の詳細については、「BEA WebLogic Portal 9.2 の新機能 」を参照してください。確認済みの制限と解決策については、「BEA WebLogic Portal 9.2 において確認済みの制限事項とその解決策 」を参照してください。
BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2 の新機能
Workshop for WebLogic Platform は、複雑なアプリケーションを簡単に作成できるように、オープン ソース技術を統合したプラットフォームです。このリリースの Workshop for WebLogic Platform には、以下の拡張機能と新しい機能が追加されています。
Eclipse 3.1 ベースの IDE
Apache Beehive 技術
Java Server Faces のサポート
規格ベースの Java Web サービスのサポート
Java 5 アノテーションのサポート
バージョン 8.1 のアプリケーションのアップグレード ツール
新機能の詳細については、「 BEA Workshop for WebLogic Platform の新機能 」を参照してください。
確認済みの制限については、「Workshop for WebLogic に関する確認済みの制限事項 」を参照してください。
BEA WebLogic Server 9.2 の新機能
以下の節では、この WebLogic Server® リリースで変更された機能と新しい機能について説明します。新機能の詳細については、「WebLogic Server 9.2 の新機能 」を参照してください。確認済みの制限と修正された問題については、『WebLogic Server に関する確認済みおよび解決済みの問題 』を参照してください。
セキュリティ
このリリースでは、WebLogic セキュリティに関する次の機能が追加されています。
カスタム XACML ロールとポリシーのサポート
WebLogic Server MBean 対応のカスタマイズ可能なセキュリティ ロールとポリシー
カスタム MBean 対応の WebLogic Server セキュリティ
承認、決定、およびロール マッピング プロバイダのバルク アクセス バージョン
ポリシーとロール コンシューマ SSPI
Administration Console の拡張
WebLogic Server インストールからサード パーティ JSP タグ ライブラリを使用するこのリリースの Administration Console 拡張機能では、タグ ライブラリを指定する、定義された絶対 URI を使用する必要があります。Administration Console web.xml
ファイルが、WebLogic Server インストール内部のタグ ライブラリに URI をマップします。このマッピングにより、JSP を変更する必要なく、インストール ディレクトリが再編成されます。
JDBC と JTA
このリリースの WebLogic JDBC と JTA には次の機能が追加されています。
動的マルチ データ ソース
トランザクション回復サービスの移行の LLR サポート
拡張データ ソース コントロール
Microsoft SQL Server 2005 のサポート
診断
WebLogic 診断フレームワーク (WLDF) と WLDF コンソール拡張機能のパフォーマンスは、新機能の追加により向上しています。
メッセージング
このリリースの WebLogic Server では、WebLogic Server JMS、メッセージング ブリッジ、およびストア アンド フォワード サービスに関して次の拡張が行われています。
信頼性のある JMS メッセージング用クライアントサイド ストア アンド フォワード
JMS メッセージ コンシューマ用自動フェイルオーバ
作業単位メッセージ グループ
WebLogic Store 管理ユーティリティ
一方向メッセージ送信による非永続メッセージング パフォーマンスの向上
WebLogic Server 5.1 対応メッセージング ブリッジ アダプタの廃止
Web サービス
このリリースの WebLogic Server の Web サービスでは、以下のような機能の追加と変更が行われています。
WS-SecureConversations 仕様の実装
コールバック
SOAP 1.2 のサポート
複数のトランスポートを使用した Web サービスの起動
ストリーム SOAP アタッチメント
動的 WSDL でコンフィグレーション可能なサーバ アドレス
Administration Console での Web サービス テスト機能
セキュリティ関連 SOAP ヘッダ用 WSSecurityInfo API
JWS アノテーションの追加と変更
Web サービス Ant タスクの変更
その他の Web サービスの変更と追加
廃止された Web サービス機能
デプロイメント
このリリースの WebLogic Server には、以下のデプロイメント機能が追加されています。
Web サービスのプロダクション リデプロイメントの完全サポート。ステートレス サービスにも、会話や信頼性の高いメッセージングといった高度な機能を使用するステートフル サービスにも対応。
アプリケーションを廃止または正常にシャットダウンしたときに RMI クライアント要求を処理するための猶予期間の指定。
フィルタリング クラス ローダ
このリリースの WebLogic Server では、システム クラスローダを使用してロードするのではなく、WebLogic FilteringClassLoader により、デプロイメント記述子をコンフィグレーションして、常にアプリケーションからロードするパッケージを明示的に指定できるようになりました。
移行とクラスタリング
このリリースでは、移行とクラスタリングに関する以下の機能が追加されました。
自動シングルトン サービス移行
クラスタ内リースの独立サポート
ジョブ スケジューラ
Web アプリケーション、サーブレット、および JSP
このリリースの WebLogic Server では、Web アプリケーション、サーブレット、および JSP に、以下の新機能と変更された機能が含まれています。
WebApp ライブラリ
JSF ライブラリと JSTL ライブラリ
汎用プロキシ サーブレットとの双方向 SSL の使用
サーブレット認証フォールバック メカニズム
HTTP サーブレットに対する将来的な応答モデル
廃止されたサーブレット機能
WebLogic Tuxedo コネクタ
このリリースの WebLogic Server では、WebLogic Tuxedo コネクタに、以下の新機能と変更された機能が含まれています。
WTC キューイング ブリッジの動的コンフィグレーション サポート
WTC パフォーマンス拡張
サポート対象のコンフィグレーションと特殊なインストールの指示
ハードウェア要件やソフトウェア要件など、BEA WebLogic Server、BEA WebLogic Portal、および BEA Workshop for WebLogic Platform でサポートされているコンフィグレーションの情報については、以下の URL の「サポート対象のコンフィグレーション」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/suppconfigs/index.html
前のページに記載されている使用可能なドキュメントには、一部のオペレーティング システムに必要な特殊なインストールおよび使用手順も説明されています。
ライセンス
WebLogic Portal および BEA Workshop for WebLogic Platform ソフトウェアを使用するには、有効なライセンス ファイルをシステムにインストールする必要があります。WebLogic Portal 9.2 または BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2 をインストールすると、インストール プログラムによって無期限の開発ライセンスがインストールされるので、製品をすぐに使用できます。開発ライセンスはフルライセンスで、インストーラから使用できる製品ソフトウェアのすべてのコンポーネント機能を使用することができます。
追加機能のライセンスを追加するには、BEA ホーム ディレクトリの license.bea
ファイルを更新する必要があります。詳細については、『インストール ガイド』の「ライセンス ファイルのインストールおよび更新 」を参照してください。
このリリースでは、次の BEA JRockit ライセンスを使用できます。
ソフトウェアと共にインストールされる BEA JRockit JDK には、BEA JRockit Mission Control ツール群が含まれています。それらのツールを使用するには別途ライセンスが必要です。JRockit Mission Control のライセンス タイプの詳細については、『ライセンス 』を参照してください。
BEA JRockit には、Mercury プロファイリング ツールも含まれています。Mercury プロファイリング ツールのインストールは任意です。インストールすることを選択した場合は、Mercury ツール ライセンス契約に同意するよう求められます。ツールをインストールするには、ライセンス契約に同意する必要があります。ツールの詳細については、http://www.mercury.com/us/products/diagnostics
を参照してください。
使用可能なライセンス パッケージの詳細については、『ライセンス 』を参照してください。
JDK の切り替え
次の手順は、WebLogic Portal 9.2、BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2、または WebLogic Server 9.2 をインストール済みで、Sun Java 2 から BEA JRockit または BEA JRockit から Sun Java 2 に切り替えるユーザを対象にしています。
WebLogic Server ツアー起動スクリプトを調べます。このスクリプトは、ドメインのルート ディレクトリの bin
サブディレクトリにあります。デフォルトの名前は、startWebLogic.cmd
(Windows) または startWebLogic
.sh
(UNIX) のどちらかです。
次の 2 つの変数の設定を指定します。
これらの変数がスクリプト内で設定されている場合は、適切に変更します。
次の set JAVA_VENDOR
および set JAVA_HOME
コマンドは、BEA JRockit J2SE 5.0 JDK を指定しています。c:\bea
は BEA のホーム ディレクトリです。
set JAVA_VENDOR=BEA set JAVA_HOME=c:\bea\jrockit90_150_04
Sun の場合は、同コマンドは次のようになります。
set JAVA_VENDOR=Sun set JAVA_HOME=c:\bea\jdk150_04
JAVA_VENDOR
変数を WebLogic Server 起動スクリプトで設定しない場合は、setDomainEnv
.cmd
(Windows) スクリプトまたは setDomainEnv.sh
(UNIX) スクリプト内で、デフォルトの JDK をこの手順で説明したように設定する必要があります。setDomainEnv
スクリプトもドメインのルート ディレクトリの bin
サブディレクトリにあります。
次の 2 つのコードの断片は、Windows の commEnv.cmd
内における、Sun Java 2 JDK 5.0 から BEA JRockit J2SE 5.0 (R26.0) JDK へのデフォルト JDK の切り替え処理を示しています。この断片内では、BEA ホーム ディレクトリは c:\bea
です。
最初のコードの断片は、Sun Java 2 JDK 5.0 をデフォルトとして設定する初期設定を示します。
第二のコードの断片は変更を示します。太字 の部分により JRockit をデフォルトに切り替えます。
BEA JRockit と Sun Java 2 JDK の BEA サポートの詳細については、『WebLogic Platform 9.2 でサポート対象のコンフィグレーション 』を参照してください。
カスタマサポート
WebLogic Server 9.2、WebLogic Portal 9.2、または BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2 のこのバージョンについて質問がある場合や、製品のインストールおよび実行に問題がある場合は、以下の BEA eSupport を通じて BEA カスタマサポートまでお問い合わせください。
http://www.beasys.co.jp/service/support/index.html
製品パッケージに同梱された、BEA カスタマサポート カードに記載されている連絡先情報を使用してカスタマサポートに問い合わせることもできます。
カスタマサポートへの問い合わせでは、以下の情報をご用意ください。
お名前、電子メール アドレス、電話番号、ファックス番号
会社の名称と所在地
マシンのタイプと認可コード
ご使用の製品の名前とバージョン
発生した問題に関する状況説明と関連エラー メッセージの内容
確認済みの制限事項
この節では、WebLogic Server 9.2、WebLogic Portal 9.2、および BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2 に付属のインストールおよびコンフィグレーション ソフトウェアに関する確認済みの問題について説明します。可能な場合は、解決策を示します。
説明されている各問題には、トラッキング番号が指定されます。これらの番号は、解決策が開発されている間、BEA およびユーザが問題の状態を監視するために使用できます。
〔Ctrl〕+〔C〕をサーバの停止に使用すると、スレッド ダンプが発生する。
〔Ctrl〕+〔C〕を使用して WebLogic Server のインスタンスを停止すると、サーバが起動されたコマンド ウィンドウでスレッド ダンプが発生する。この問題が発生する原因は、WebLogic Server の停止手順が完了する前にドメインでコンフィグレーションされている RDBMS が停止するためである。
この問題は、WebLogic Server Examples ドメインまたは Avitek Medical Records ドメインでデフォルトの PointBase RDBMS がコンフィグレーションされている場合に、このいずれかのドメインで発生する。ただし、WebLogic Server と共に起動および停止するようにコンフィグレーションされている RDBMS のドメインであれば発生する可能性がある。
解決策 : WebLogic Server インスタンスを停止する場合は、WebLogic Server Administration Console を使用して停止する方法を推奨。詳細については、『サーバの起動と停止の管理』の「
サーバの起動と停止 」を参照。
WebLogic Server を起動できず、サーバが WL_HOME ディレクトリにないというメッセージが表示される。
WebLogic Server を起動しようとすると、以下のようなメッセージが表示される。
WebLogic サーバは
directory-name
で見つかりませんでした。setWLSEnv.cmd スクリプトを編集して、WL_HOME 変数が WebLogic のインストール ディレクトリに割り当てられるようにしてください。ご使用の環境では設定されていません。
この問題は、BEA ホーム ディレクトリで使用できるディレクトリ名の長さに制限があるという Windows のバグが原因で発生する。
解決策 : BEA ホーム ディレクトリには 12 文字を超える名前を付けない。
複数の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張したり、PointBase からプロダクション RDBMS にデータベースを変更するために、1 番目以外の拡張テンプレートが使用されていると、PointBase が無効にならない。
複数のテンプレートを使用してドメインを拡張した場合、および 2 番目以降のテンプレートを適用して PointBase からプロダクション RDBMS にデータベースを切り替えると、PointBase がドメインに表示されない。
解決策 : 以下のような 2 つの解決策を使用すると、この問題を回避することができる。
1 番目の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張するときに、プロダクション RDBMS を指定する。このステップにより、後続の拡張テンプレートが PointBase を再有効化できないようにする。
ドメインを起動するときに、nopointbase
オプションを指定する WebLogic Server 起動スクリプトを実行する。以下に例を示します。
UNIX:
startWebLogic.sh nopointbase
Windows:
startWebLogic nopointbase
ドメイン名にドットが含まれており、特定の長さの文字列前後にそのドットが入力されており、サーバを起動できない。
ドメインを作成し、以下のすべての文字列を持つ名前を割り当てると、ドメインが起動されない。
この名前には、ピリオド (.) が含まれている。
前にピリオドが付く 2 文字の英数文字列。
後ろにドットの付く 5 文字以上の英数文字列。
たとえば、
zq.domain
という名前で作成されたドメインは起動しない。
解決策 : ドメイン名を選択するときに、以下のいずれかを実行する。
ドットを含む名前を使用しない。
ドットを使用する場合は、ドットの前に 2 文字を超える文字列を指定していることを確認する。
互換性モードのセキュリティのため Template Builder のサポートに制限がある。
Domain Template Builder を使用して互換性セキュリティ コンフィグレーションを含むドメインからテンプレートを作成すると、追加のユーザ、グループ、およびグローバル ロールの作成または割り当てを行うことがでない。
解決策 : 互換性セキュリティ コンフィグレーションを含むテンプレートを基にドメインを作成した後に、WebLogic Server Administration Console を使用してドメインを起動し、ユーザ、グループ、およびロールを追加する。
クラスタ化されたドメイン テンプレートから 1 つを除くすべてのサーバを削除すると、単一サーバ ドメインを正しくコンフィグレーションできない。
コンフィグレーション ウィザードでも WLST オフラインでも、1 つを除くすべてのサーバを削除されクラスタ化されたドメインのテンプレートに基づく単一サーバ ドメインの作成はサポートされていない。これは、クラスタ化ドメイン テンプレートに、このタイプのカスタマイズを行うために必要な初期単一サーバ対象状態が含まれていないためである。
解決策 : 単一サーバ ドメインを作成する際に、クラスタ化されているドメインから作成されていない、またはこのようなドメインに基づいていないテンプレートを選択する。
WLST オフラインを使用してコンフィグレーションされているドメインから例外 java.lang.UnsupportedOperationException が送出される。
オフライン モードで動作中の場合、WLST ではセキュリティ ロールの作成をサポートしていない。WLST オフライン スクリプトにセキュリティ ロールを定義するステートメントが含まれる場合、WLST はこのスクリプトを実行すると異常終了し、
java.lang.UnsupportedOperationException
例外を送出する。
解決策 : WLST をオンライン モードで使用し、セキュリティ ロールを指定する。
インストール後 QuickStart が正しく表示されない。
AquaLogic Service Bus または WebLogic Server をインストールするときに、ディレクトリ名にマルチバイト文字を含む BEA ホーム ディレクトリまたは WebLogic Server ホーム ディレクトリのいずれかのディレクトリを指定した場合、インストールの完了後 QuickStart が正しく表示されない。
オペレーティング システム : Sun Java 2 J2SE 5.0 を使用している任意のシステム。
解決策 : インストール中に、名前が ASCII 文字セットだけで構成される BEA ホームおよび WebLogic Server ホームのディレクトリを選択する。
ドメイン テンプレートでアプリケーション スコープ リソースのコンフィグレーションを変更できない。
アプリケーション スコープ リソースを含むドメインのテンプレートまたは拡張テンプレートを作成して、そのテンプレートまたは拡張に基づいてクラスタ化ドメインを作成または拡張する場合、コンフィグレーション ウィザードがアプリケーション スコープ リソースの対象を正しく再選択することができないことがある。クラスタ化ドメインが基にしているテンプレートがアプリケーション スコープ JMS リソースまたは JDBC リソースを含む場合、ドメインが起動できない可能性がある。
解決策 : 以下のドメインおよびテンプレート作成のベスト プラクティスに注意する。
ドメイン テンプレートまたは拡張テンプレートを作成するときは、ドメインの設定またはクラスタ コンフィグレーション設定を格納する JDBC データ ソースおよび JMS ファイルなど、ドメインに対してグローバルであり、ドメイン作成プロセスでカスタマイズ可能な JMS リソースおよび JDBC リソースだけを含める。
アプリケーションおよびアプリケーション開発プロセスを使用して、対象環境で必要なアプリケーション スコープ リソースを作成する。
非クラスタ化されたドメインからクラスタ化されたドメインにアプリケーションを移行する場合は、以下の手順を実行して、スケーラビリティおよびロード バランシング機能を持たせるパッケージ化された JMS リソースを含める。
- パッケージ化された JMS モジュールで各 JMS キューの代わりに、共通分散 JMS キューを作成する。
- クラスタで各管理対象サーバの JMS サーバをコンフィグレーションする。
- 同一のサブデプロイメント グループに接続ファクトリおよび共通分散キューを含め、それらをクラスタにデプロイする。
アプリケーションがデプロイされるときに、クラスタの各管理対象サーバは接続ファクトリと各分散キューのメンバーを持つ。クラスタ化された環境の JMS コンフィグレーションについては、『WebLogic JMS のコンフィグレーションと管理 』の「拡張 JMS システム リソースのコンフィグレーション 」を参照。
ドメインの作成または拡張後、追加のステップを実行して、アプリケーションおよびアプリケーション スコープ リソースが対象指定され、クラスタ化環境に対して正しくデプロイされていることを確認する。アプリケーション スコープのモジュールの対象指定とデプロイメントの詳細については、『WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント』の「アプリケーションおよびモジュールのデプロイ 」を参照。
Windows XP 上で、ノード マネージャ コンフィグレーションの途中でインストーラがハングする。
カスタム インストールで提供されるオプションで選択し、ノード マネージャを Windows サービスとしてインストールすると、ノード マネージャのリスン ポートの指定後にインストール プログラムがハングすることがある。
Windows のファイアウォールが実行中であり、ノード マネージャに対して選択されたリスン ポートが Windows のファイアウォール例外として指定されていない場合、この問題が発生することがある。
オペレーティング システム : Windows XP Professional Service Pack 2
解決策 : インストール プログラムを実行する前に、以下のいずれかを実行する。
Windows のファイアウォールを無効にする (推奨)
Windows のファイアウォール例外としてノード マネージャ リスン ポートを使用するポートを追加する
インストール前に Windows ファイアウォールを無効にする場合は、インストール手順の完了後元に戻すことができる。
データベースが衝突するため、WebLogic の例で使用するサーバと Avitek Medical Records サンプルで使用するサーバの両方を同時に起動できない。
WebLogic の例で使用するドメイン内のサーバと、Avitek Medical Records (MedRec) サンプルで使用するドメイン内のサーバは、いずれも同じデータベース ファイルを参照するため、両方を同時に起動または実行することはできない。
解決策 : 両方のサンプル サーバを同時に実行しないようにする。一方のサーバを起動する前に他方のサーバを停止する。
WebLogic Platform をインストールした後で、QuickStart と [スタート] メニューのオプションが適切に機能しない。
WebLogic Server の起動、AquaLogic Server Bus の起動などの QuickStart メニュー オプションが適切に機能しない。また、[スタート|BEA Products|Examples|WebLogicServer|Start Examples Server または Start MedicalRecords Server] などのオプションも適切に機能しない。
解決策 : WebLogic Server パスに
.
(ピリオド) 文字が含まれていないことを確認する。
コマンドラインからインストールしたパッチは、GUI を再起動するまで GUI には反映されない。
Smart Update のグラフィカル インタフェースとコマンドライン インタフェースの両方を同時に使用している場合、コマンドラインから適用したパッチは、GUI の表示を更新しても GUI には反映されない。
解決策 : Smart Update の GUI を終了して再起動し、新しいパッチを表示する。
コンポーネントをアンインストールしてもコンポーネントのパッチが自動的に削除されない。
コンポーネントをアンインストールした場合に、そのコンポーネントに関連付けられたパッチが自動的に削除されない。パッチのアーティファクトはアンインストール中に削除されるが、パッチ自体は適用されたままとなる。
解決策 : Smart Update を使用して、アンインストールの前に、コンポーネントに関連付けられているパッチを削除する。
Smart Update のグラフィカル インタフェースで、まれに java.util.ConcurrentModificationException が表示される。
Smart Update グラフィカル インタフェースの使用中、まれに次の例外が表示されることがある。
java.util.ConcurrentModificationException at java.util.TreeMap$PrivateEntryIterator.nextEntry(TreeMap.java:1031) at java.util.TreeMap$KeyIterator.next(TreeMap.java:1058) at com.bea.plateng.patch.gui.PatchStoreTableModel.getRowCount(PatchStoreTableModel.java:199)
Smart Update のパッチ プロファイル メンテナンス スナップショットのテキスト ファイルをメモ帳で表示すると、書式が崩れて読みにくい。
Smart Update で生成されるパッチ プロファイル メンテナンス スナップショット ファイルは、メモ帳などの一般的なテキスト エディタで表示すると読みにくくなる。スナップショット ファイルには通常の改行文字が含まれていないため、カラムの表示が崩れ、容易に解読できない。
解決策 : ワードパッド、テキストパッドなどのテキスト エディタを使用してファイルを表示する。このファイルを BEA カスタマサポートに送付する場合、書式の整形は不要。
無効なパッチに対する代替として別の無効なパッチが表示される。
無効なパッチに関する詳細を表示すると、代替パッチの ID が示されていることがあるが、後でその代替パッチが BEA カスタマサポートによって無効に指定されても、この ID の情報は更新されず、無効なパッチを示したままになる。
解決策 : BEA カスタマサポートにお問い合わせください。
アプリケーションのアップグレード中、com.bea.control.ServiceControl のアノテーションが生成されない。
8.1.x から 9.2 にアップグレードする際、アプリケーションのアップグレード中にサーバ コントロールに対してアノテーションが生成されない場合がある。
解決策 : Workshop で、コントロール ソース ファイルを右クリックして、[ソース ファイルのアップグレード...] オプションを選択する。
適切なアノテーションが Java ファイルに追加される。たとえば、次のようなアノテーションが生成される。
@ServiceControl.Location(urls = { "http://ws.cdyne.com/delayedstockquote/delayedstockquote.asmx";; })
この処理後にすべてのアノテーションが生成されていない場合には、コンパイラ エラーが表示される。この場合は、コントロールのアノテーションを手動で追加する必要がある。
Java ファイルを更新した後で、サービス コントロールを作成およびデプロイできる。
大文字小文字が混合しているパッケージでコールバックが動作しない。
大文字小文字が混合しているパッケージでコールバック インタフェースを定義する Web サービスが、jwsc でコンパイルに失敗する。
解決策 : 小文字のパッケージでコールバック インタフェースを作成する。
wsrp-wsdl-template.wsdl の編集にサポート ファイルを web-app にコピーすることが必要になる。
Web アプリケーションに
wsrp-wsdl-template.wsdl
をコピーし、編集する場合には、次のファイルを
wlp-wsrp-producer-web-lib.war
から web-app にコピーすることも必要。
wlp_wsrp_v11_types.xsd
wlp_wsrp_v1_types.xsd
wsrp_v1_full.wsdl
wsrp_v1_types.xsd
wsrp-wsdl-template.wsdl
wlp_wsrp_v1_bindings.wsdl
wsrp_v1_bindings.wsdl
wsrp_v1_interfaces.wsdl
wsrp-wsdl-full.wsdl
xml.xsd
Windows プラットフォームで、ダウンロードした 9.2 インストーラを起動すると、BEA のデジタル署名があり、正しく登録されている場合でも、未知のパブリッシャ セキュリティ警告が発生することがある。
これは、多くのデジタル署名ファイルに対して確認されている Microsoft Windows の問題である。BEA では、すでに、Microsoft に対するサポート ケースとしてケース番号 SRX060608602617 を処理済み。詳細については、BEA カスタマ サポートにお問い合わせください。
コンフィグレーション ウィザードを使用してクラスタ ドメインを作成するときに、管理サーバ名をデフォルトの AdminServer から変更し、管理サーバのリスン アドレスを localhost ではなく IP アドレスまたは DNS 名に変更した場合、一部のアプリケーションが管理対象サーバにデプロイされない可能性がある。
アプリケーションの対象クラスタが All Local Addresses (デフォルトのリスン アドレス) から特定の IP アドレスまたは DNS 名に不適切に変更されているため、管理対象サーバを起動するときに、以下のエラーが発生する可能性がある。
WLST オフライン スクリプト を使用してクラスタ ドメインを作成した場合、このエラーは発生しない。
ALSB クラスタ ドメインを作成した場合は、次のようなエラー メッセージが表示される。
####<Jun 21, 2006 2:58:51 PM EDT> <Error> <Deployer> <pint21> <ms1> <[ACTIVE]
ExecuteThread: '0' for queue: 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'> <<WLS Kernel>> <> <> <1150916331219> <BEA-149231> <Unable to set the activation state to true for the application 'XBus Kernel'.java.lang.NullPointerException
Portal クラスタ ドメインを作成した場合は、次のようなエラー メッセージが表示される。
####<Jun 21, 2006 3:22:08 PM EDT> <Error> <Store> <pint21> <ms1> <[ACTIVE]
ExecuteThread: '0' for queue: 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'> <<WLS
Kernel>> <> <> <1150917728094> <BEA-280061> <The persistent store
"pfProliferationJMSStore_auto_1" could not be deployed:
weblogic.store.PersistentStoreException: Can't find JDBC DataSource
portalFrameworkPoolNeverXA:
BEA Workshop for WebLogic Platform IDE の起動中に警告メッセージが表示された。
Solaris 10 上で BEA Workshop for WebLogic Platform IDE を起動する場合、警告メッセージが表示されることがある。
これは Solaris 10 での問題。これは無害なメッセージなので、無視して続行可能。
オペレーティング システム : Solaris 10
Solaris 上で、コンフィグレーション ウィザード、ドメイン停止サーバ スクリプト、WLST オフライン スクリプトなどのドメイン プロビジョニング ツールを複数のユーザが実行すると、後で実行したユーザに次のようなエラー メッセージが表示される。
*sys-package-mgr*: can't write cache file for
'/home/wimbledon/load12/jdk150_04/lib/tools.jar'
*sys-package-mgr*: can't write cache file for
'/home/wimbledon/load12/weblogic91/server/lib/weblogic.jar'
*sys-package-mgr*: can't write cache file for
'/home/wimbledon/load12/weblogic91/server/lib/webservices.jar'
*sys-package-mgr*: can't write cache file for
'/home/wimbledon/load12/jdk150_04/jre/lib/rt.jar'
*sys-package-mgr*: can't write cache file for
'/home/wimbledon/load12/jdk150_04/jre/lib/jsse.jar'
このメッセージは、すべてのユーザが共有する一時ディレクトリ (Solaris では /var/tmp/wlstTemp) を WLST が作成し、これらのユーザを区別できない場合に表示される。結果、このディレクトリを作成したユーザとディレクトリにアクセスするユーザが同じでない場合、そのディレクトリへのアクセスはブロックされる。
解決策 : ディレクトリのパーミッションを手動で調整する。
正しくないカスタム プロファイルを指定すると、bsu が警告メッセージを表示し、デフォルト プロファイルに対してコマンドを実行する。
コンソール モードで Smart Update (bsu) を使用し、
-install、-remove
、および
-view
で
-profile
を使用して正しくないカスタム プロファイルを指定すると、bsu は警告メッセージを出力し、デフォルト プロファイルに対してコマンドを実行する。
場合によっては (特に
remove
コマンドでは)、これにより、デフォルト プロファイルにパッチを再インストールしなければならなくなる。
アクセスしている URL にショートカット文字 # が含まれている場合に、Smart Update のヘルプに「開けません」エラー メッセージが表示される。
Windows 2000 上で、Smart Update ヘルプがショートカット文字 # が含まれるページにアクセスしようとすると、「開けません」エラー メッセージが表示される場合がある。
解決策 : ブラウザを開き、直接その URL を入力するか、
BEA_HOME
\utils\bsu\doc\en\smartupdatehelp\index.html
から Smart Update オンライン ヘルプを起動する。
オペレーティング システム : Windows 2000
WLST を使用して loadProperties を使ったスクリプトを実行する場合、指定されたファイルのプロパティ名に不適切な文字が含まれているとエラーが発生する。
loadProperties を使用して、プロパティ名に . (ピリオド) が含まれるプロパティをロードすると、エラー メッセージが表示される。
解決策 : loadProperties のファイル内で、. (ピリオド) を使用していないプロパティ名を指定する。たとえば、プロパティ名として sbm.db.default ではなく sbm を使用する。
コマンドライン モードで、パッチ アプリケーションによる製品チェックが行われない。
WebLogic Integration をコマンドライン モードでインストールし、インストールの正常な完了後にパッチを自動的に適用するよう選択 (オプション 1 を選択) した場合、インストーラは WebLogic Server、BEA Workshop for WebLogic Platform、WebLogic Portal にパッチを自動的に適用する。インストーラは WebLogic Portal がインストールされているかどうかをチェックしないため、WebLogic Portal がインストールされていない場合でも WebLogic Portal のパッチが適用される。
後で WebLogic Portal をインストールすると、インストーラによってパッチが上書きされてしまうが、Smart Update にはパッチが適用されていると表示される。
解決策 : パッチをアンインストールしてから WebLogic Portal をインストールし、その後で、Smart Update を使用して WebLogic Portal パッチを適用する。
インストール中にパッチ インストーラによって新しいパッチ カタログが上書きされる。
WebLogic Integration 9.2 GA のリリース後だと仮定する。WebLogic Server にパッチを適用すると、既存のインストール上のパッチ カタログが更新される。その後で GA キットから WebLogic Integration 9.2 をインストールすると、GA キットにバンドルされているパッチ カタログで、既存の (より新しい) パッチ カタログが上書きされる。
WebLogic Integration インストーラに含まれるこの古い方のパッチ カタログには、WebLogic Integration 9.2 をインストールする前に適用されたパッチは含まれていない可能性がある。そのため、Smart Update には、先に適用されたサーバ パッチが正確に反映されない。その結果、Smart Update (オフライン モード) がパッチの適用や削除を行うときに、矛盾した不測の動作が起きる可能性がある。
解決策 : BEA パッチ リポジトリに接続して、最新のパッチ カタログを入手する。この問題が発生するすべてのオフライン マシンに、最新のパッチ カタログをコピーする。
修正済みの問題
次の表では、WebLogic Server 9.2、WebLogic Portal 9.2、および BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2 に付属のインストールおよびコンフィグレーション ソフトウェアに関する修正済みの問題について説明します。
WebLogic Server Default Domain および WebLogic Server Examples 拡張テンプレートを使用して基本的な WebLogic Server ドメインを拡張した後、その結果作成されたドメインが起動されない。コンフィグレーション ウィザードでドメインを作成した後、最初にそのツールを終了することなく、コンフィグレーション ウィンドウの初期ウィンドウに戻り、新規に作成したドメインを拡張するとこの問題が発生する。
pack コマンドを使用して作成した管理対象サーバ テンプレートに、テンプレートの作成元のドメイン用アプリケーション ファイルを含むすべてのエンドユーザ アプリケーションが含まれている。これはテンプレート JAR ファイルが非常に大きいために発生する可能性がある。
ls()
コマンドを実行すると、正しくない文字が表示され、マルチバイト文字の名前が付いたコンフィグレーション MBean がある。
WebLogic Platform のインストール時に、[オプション ツール] 画面で Mercury プロファイリング ツールを選択解除して [次へ] を選択し、後になってから [前へ] ボタンを使用して [オプション ツール] 画面に戻り、Mercury プロファイリング ツールを選択しても、ツールがインストールされない。
この問題は解決済み。インストール時に、[オプション ツール] 画面で Mercury プロファイリング ツール オプションを選択する必要はなくなった。
同じ名前のパッチ JAR ファイルを含んだ複数個のパッチを適用した後で、それらのパッチのいずれかを削除して適用し直そうとすると、次のような例外が表示されることがある。
java.lang.IllegalArgumentException: JarEntry must not be null.
at com.bea.plateng.common.util.JarHelper.extract(JarHelper.java:646)
at com.bea.plateng.common.util.JarHelper.extract(JarHelper.java:605)
at com.bea.plateng.common.util.JarHelper.extract(JarHelper.java:563)
com.bea.plateng.patch.ClasspathPatchInstaller.install(ClasspathPatchInstaller.java:118)
com.bea.plateng.patch.PatchInstallationHelper.install(PatchInstallationHelper.java:258)
この問題は解決済み。Smart Update を終了して再起動してから、例外が発生したパッチを適用し直す必要はなくなった。
pointbase.ini
ファイル内の相対 PointBase
database.home
パラメータが、データベースのデータ ファイルとインデックス ファイルを見つける DB アップグレード プラグインで絶対パスに変換されない。
JMS ストアが PointBase にバックアップされている場合、ドメイン アップグレードの「JMS ストア アップグレード」中にドメイン アップグレーダがハングすることがある。これは、主に、Portal がインストールされていない Workshop 8.1 ドメインで発生する。
Web サービス オペレーション パラメータまたは戻り値の型として
org.apache.xmlbeans.XmlObject
を使用できない。これは、XmlObject が、パラメータの型であるクラスから参照されている場合でも同様。XmlObject がパラメータ型であるか、XmlObject をパラメータ型から参照しているオペレーションに渡されたメッセージが、Web サービスに対する元のメッセージの有効な表現でない場合がある。
この問題は解決済み。現在 XmlObject はサポートされている。
XMLBean の配列をパラメータまたは戻り値の型として使用する Web サービスで、jwsc コンパイラ エラーが発生する。
インストール時、
uddi.properties
ファイルで
pluggableTModel.file.list
パラメータに指定されている相対パスが、絶対パスに変換されない。
EJB アセンブリ中に、サービス コントロールでポータル アプリケーションをデプロイすると失敗する。オペレーション メッセージ要素の値が、オペレーション名と同じでない場合、WSDL ファイル内の SOAP バインディングが型
DOCUMENT/LITERAL/BARE
として正しく認識されない。このような状況下でデプロイメントは失敗する。
RPC/Encoded SOAP メッセージには、データと関連付けられている
xsi:type
属性を含めることができる。たとえば、
<cost xsi:type="xsd:float">29.95</cost>
。
ただし、この属性を含めると、メッセージにオーバーヘッドが加わることになる。したがって、パフォーマンスの低下を最小限に抑えるため、さらに、この属性は必須ではないことから、デフォルトではこの属性は含まれない。したがって、RPC/Encoded メッセージ内の
cost
要素は次のようになる。
Web サービス スタックによっては
xsi:type
要素を必要とするものもあるため、マーシャリングを実行し、
xsi:type
要素を組み込めるプロパティが作成されている。
((weblogic.wsee.jaxrpc.StubImpl)stub)._setProperty(weblogic.wsee.jaxrpc.WLStub.MARSHAL_FORCE_INCLUDE_XSI_TYPE,"true");
UpdateLicense
コマンドとスクリプトには、WebLogic Platform のライセンス バージョン用に使用できる IP アドレスの数に制限があった。
この問題は解決済み。EVAL ライセンスがサポートする IP アドレス数は無制限になった。