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e-docs > WebLogic Platform > WebLogic Integration > リリース ノート > WebLogic Integration リリース ノート |
リリース ノート
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WebLogic Integration リリース ノート
BEA WebLogic Integration リリース 7.0 Service Pack 7
日付 : 2006 年 3 月 15 日
このマニュアルの内容は以下のとおりです。
リリース ノートの更新情報については、次の URL にある BEA Products マニュアルの Web サイトを参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/index.html
WebLogic Integration 7.0 SP7 の新機能
確認済みの問題に対する修正に加えて、ワークフローを追跡および管理するための以下の機能が追加されました。
wli.bpm.server.trackeventparent 環境プロパティが追加されたため、子ワークフローが内部 JMS メッセージ (post XML Event アクション) によって開始された場合に、ワークフロー インスタンス間の親子関係を追跡できるようになりました。追跡を有効にするには、WebLogic Server を起動するための java コマンドラインで、このシステム プロパティを true に設定します (-Dwli.bpm.server.trackeventparent=true)。
また、BPMAdmin ユーティリティに -includeChildren および -checkParent オプションが追加されたため、親子インスタンスを管理できるようになりました。includeChildren オプションを使用すると、ワークフローの子インスタンスは、親と一緒にアーカイブされたり、削除されたりします。checkParent オプションは、子インスタンスの削除を許可する前に親インスタンスが完了していることを検証します。
WebLogic Integration 7.0 SP7 で非推奨になった項目
BPM-Workshop サンプルは WebLogic Integration 7.0 SP7 で非推奨になりました。
WebLogic Integration 7.0 SP7 で修正された問題
以下の表は、BEA WebLogic Integration 7.0 SP7 で修正された問題の抜粋を、問題の CR (変更要求) 番号と共に一覧にしたものです。BEA WebLogic Integration 7.0 SP7 で修正された問題の全リストが必要な場合は、BEA カスタマ サポートにお問い合わせください。
表 1. BEA WebLogic Integration 7.0 SP7 で修正された問題
WebLogic Integration 7.0 SP7 の確認済みの制限事項
この節では、BEA WebLogic Integration 7.0 SP7 ソフトウェアに関して確認されている制限事項について説明します。
表 2. BEA WebLogic Integration 7.0 SP7 の確認済みの制限事項
WebLogic Integration 7.0SP5 および SP6 から WebLogic Integration 7.0SP7 への移行
WebLogic Platform 7.0 SP5 および SP6 から WebLogic Platform 7.0 SP7 にアップグレードするには、次の手順に従います。
2. [BEA Installer - WebLogic Platform 7.0.7.0] ウィザードが表示されます。[Next] をクリックします。
インストールされている既存のバージョンがアップグレードされます。[Done] をクリックします。
ドメインの移行
スキーマの変更があったため、ドメインを起動しようとすると、以下の例外が表示されます。
TargetException:
Unable to deploy EJB: EventKeyRO from wlpi-ejb.jar:
The database table: EVENTKEY does not contain the columns: VALUEMATCHONLY.Please consult your database mappings in the weblogic-cmp-rdbms.xml deployment descriptor and ensure these match your database schema.
ドメインごとにデータベースをアップグレードする必要があります。
データベースをアップグレードするには、次の手順に従います。
これですべてのドメインが移行されます。
WebLogic Integration 7.0 SP6 について
WebLogic Integration 7.0 Service Pack 6 (SP6) は、WebLogic Integration の新しいサービス パックのリリースです。WebLogic Platform 7.0 SP6 には製品全体の重要な変更が含まれますが、この WebLogic Integration サービス パックには WebLogic Integration の重要な変更は含まれません。
WebLogic Integration 7.0 SP6 へのアップグレードは、WebLogic Server 7.0 SP6 の保守など、他の特定の理由のために必要とされる場合もあります。WebLogic Integration 7.0 SP6 にアップグレードする場合には、すべてのサービス パックへのアップグレード時と同様、アップグレードを試行する前にアプリケーションがそのサービス パックで動作するかどうか十分にテストすることをお勧めします。
WebLogic Integration 7.0 SP6 は、企業内のビジネス システムを統合し、これらのシステムを協調的な協定 (コラボレーション アグリーメント) の下でトレーディング パートナにリンクするための機能を提供します。
この機能の基盤となるのは、業界をリードする J2EE アプリケーション サーバの BEA WebLogic Server です。WebLogic Server は、トランザクション管理、セキュリティ、フォールト トレランス、永続性、クラスタリングをサポートする統合ソリューションの開発に不可欠なインフラストラクチャを提供します。
WebLogic Integration 7.0 SP6 は、以下の機能を提供することでエンド ツー エンドのビジネス統合をサポートします。
WebLogic Integration 7.0 SP6 の新機能と改良点
BEA WebLogic Integration 7.0 SP6 では、確認済みの問題を修正するプログラムを配布します。このリリースには、新しい機能や拡張などは含まれていません。
プラットフォーム サポートおよびシステム要件
ハードウェアおよびソフトウェア要件などの、プラットフォーム サポートについては、以下のサイトの「サポート対象のコンフィグレーション」ページを参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/support/index.html
WebLogic Platform の詳細および WebLogic Integration のインストールとコンフィグレーションに関する最新情報については、以下の URL にある『WebLogic Platform 7.0 リリース ノート』を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/relnotes/index.html
関連ソフトウェア
以下の節では、WebLogic Integration と併用して使用できるソフトウェアについて説明します。
BEA WebLogic Integration - Business Connect 8.1.2
WebLogic Integration - Business Connect を使用すると、トレーディング パートナと大量のドキュメントを安全に交換できるようになります。WebLogic Integration - Business Connect では、ドキュメントを、スケジュールに従ってトレーディング パートナ間に送信されるセキュア エンベロープにパッケージ化します。
このコンポーネントの詳細については、URL (http://edocs.bea.com/wlibc/docs70/index.html) を参照してください。
BEA EDI Connect for WebLogic Integration
EDI Connect for WebLogic Integration を使用すると、EDI から XML へのドキュメント マップを定義できます。また、トレーディング パートナとの関係の管理、および EDI メッセージの送受信をすることができます。
EDI Connect for WebLogic Integration は、WebLogic Integration を購入された場合は別途アドオンの形で入手できます。EDI Connect for WebLogic Integration は Power.Enterprise! として提供され、クライアントおよびサーバの両方のコンポーネントを含みます。このアドオンは、評価版として「BEA Download Center」からダウンロードできます。URL は次のとおりです。
http://commerce.bea.com/showallversions.jsp?family=WLI
詳細については、EDI Connect for WebLogic Integration ソフトウェアに付属のマニュアルを参照してください。
BEA WebLogic Adapter
このリリースの時点で、バージョン 7.x の BEA WebLogic Adapter はすべて、WebLogic Integration 7.0 SP6 での使用に関して認定済みです。
ベスト プラクティス
この節では、WebLogic Integration コンポーネントおよび機能に関するベスト プラクティス、および使用法に関する情報を記載します。
NewSize JVM オプションとパフォーマンス
-XX:NewSize JVM オプションを使用すると、一部のパフォーマンス ベンチマークが改善します。詳細については、『WebLogic Integration ソリューションのデプロイメント』の「パフォーマンスのチューニング」を参照してください。
BEA_HOME 環境変数の推奨される長さ
BEA_HOME 環境変数の定義を 10 〜 12 文字の範囲に制限する必要があります。
NULL 変数のサポート
WebLogic Integration 7.0 は、startWebLogic スクリプトの wli.bpm.server.evaluator.supportsNull オプションを通じて変数の NULL 値をサポートします。
このオプションを true に設定すると、すべての変数が NULL 値に初期化されます。このオプションを false に設定すると、すべての変数がデフォルト値に初期化されます。このオプションのデフォルト設定は false です。
このオプションの詳細については、『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』を参照してください。
アドレス指定メッセージング
アドレス指定メッセージングは、メッセージ配信を保証したい場合に使用します。このオプションの詳細については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』の「アクションの定義」にある「アドレス指定メッセージング」を参照してください。
ネストされたワークフロー
ネストされたワークフローは、トランザクション タイムアウトになる場合があるので、スケーラビリティ分析を行う必要があります。親がトランザクション タイムアウトになると、子もすべてタイムアウトになります。
SendXMLToClient を使用したプログラムの呼び出し
cmd.exe などのシェル プログラムへのアクセスを有効化すると、SecurityManager 機能が無効になり、有害ワークフローがクライアント コンピュータにアクセスして障害を発生させる恐れがあるため、注意が必要です。セキュリティを悪化させないためには、ワークフロー実行に必要なプログラムだけを厳選するようにしてください。
WLPISec.properties には、次に挙げるような不適格な実行ファイルのリスト (1 行につき 1 項目) が入っています。
UNIX 環境における BPM プラグイン
プラグイン アーキテクチャでは、AWT ライブラリのイメージ オブジェクトを使用します。したがって、このオブジェクトを作成するため、サーバに DISPLAY 環境変数を設定する必要があります。このプラグインは、イメージ ファイルを電信で送り、クライアントがイメージ オブジェクトを作成できるようにします。
UNIX システムが使用される場合は、問題が生じます。プラグインによって、Xwindow サーバに接続されるため、ログオフを行うと、WebLogic Server までダウンすることがあります。これは WebLogic Server を nohup で起動し、バックグラウンド モードで稼働している場合でも同様です。したがって、Xwindow サーバを必要とするクラスをプラグインでインスタンス化することは避けてください。
データベースの初期化
B2B Console で [コンフィグレーション] の [インポート] タブにある [データベースの初期化] オプションを yes に設定すると、その後リポジトリ データをインポートする際に、既存のデータが破棄されます。[データベースの初期化] パラメータを yes に設定する場合は、注意が必要です。この問題は、CR077846 で追跡されています。
WebLogic Integration 7.0SP6 で非推奨になった項目
非推奨の機能は、将来のリリースで製品から完全に削除されます。以下の項目は WebLogic Integration 7.0 から非推奨になりました。
以下の表は、非推奨の機能の代替機能をまとめたものです。
さらに、いくつかのサンプルが、非推奨の機能 (XOCP プロトコルなど) を使用しています。これに該当する以下のサンプルは、WebLogic Integration 7.0 のリリースをもって非推奨になりました。
WebLogic Integration 7.0 SP4 では、以下の非推奨サンプルがサンプル起動ページから削除されました。
WebLogic Integration 7.0 SP6 で修正された問題
以下の表は、BEA WebLogic Integration 7.0 SP6 で修正された問題の抜粋を、問題の CR (変更要求) 番号と共に一覧にしたものです。BEA WebLogic Integration 7.0 SP6 で修正された問題の全リストが必要な場合は、BEA カスタマ サポートにお問い合わせください。
表 3. BEA WebLogic Integration 7.0 SP6 で修正された問題
WebLogic Integration 7.0SP6 の確認済みの制限事項
この節では、BEA WebLogic Integration 7.0 SP6 ソフトウェアに関して確認されている制限事項について説明します。
変更要求
以下の表では、正式な変更要求 (CR) に記載されている制限事項を説明しています。推奨される回避策がある場合は併せて記載しています。
クラスタでの Oracle データベースと WebLogic Integration の使用
Oracle データベースが動作しているクラスタで WebLogic Integration を使用する場合は、特定のワークフロー インスタンスに対する同時更新を避けるために、デプロイメント記述子を変更する必要があります。デプロイメント記述子を変更すると、WorkflowInstance エンティティ Bean に影響します。以下の修正を行ってください。
注意 : 既存の WebLogic Integration クラスタ ドメインに対してこれらの変更を行った場合、この変更を有効にするには、各管理対象サーバのステージング領域を削除する必要があります。
<BEA_HOME>/weblogic700/integration/lib/wlpi-ejb.jar/META-INF ディレクトリにある weblogic-ejb-jar.xml ファイルを更新した例を次に示します。
コード リスト 1 同時実行方法の更新
<weblogic-enterprise-bean>
<ejb-name>WorkflowInstance</ejb-name>
<entity-descriptor>
<entity-cache>
<max-beans-in-cache>100</max-beans-in-cache>
<idle-timeout-seconds>600</idle-timeout-seconds>
<concurrency-strategy>Database</concurrency-strategy>
<cache-between-transactions>False</cache-between-transactions>
</entity-cache>
コード リスト 2 トランザクション アイソレーションの更新
<transaction-isolation>
<isolation-level>TRANSACTION_READ_COMMITTED_FOR_UPDATE</isolation-level>
<method>
<ejb-name>WorkflowInstance</ejb-name>
<method-name>*</method-name>
</method>
</transaction-isolation>
Studio ワークフロー ウィンドウの点滅
Studio の [ワークフロー設計] ウィンドウでノードのコピーや貼り付けなどのさまざまなアクションを実行すると、ワークフロー ウィンドウが点滅します。これは確認済みの制限事項であり、CR090095 に報告されています。
DB2 オプションは Domain Wizard では提供されない
WebLogic Integration では DB2 をサポートしていないので、Domain Wizard (wliconfig) で wlidomain、bpmdomain、または eaidomain テンプレートを使用してドメインを作成する場合に、[データベースの作成] および [データベースの切り替え] のオプションとして DB2 は提供されません。この問題は、CR082305 に報告されています。ハードウェアおよびソフトウェア要件などの、プラットフォーム サポートについては、以下のサイトの「サポート対象のコンフィグレーション」ページを参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/support/index.html
BPM コマンドライン ユーティリティがハングしたように見える
BPM コマンドライン ツールがハングしたように見える場合があります。これは処理完了までの所要時間が長いことが原因です。ツールはハングしているのではなく、処理を実行中であり、処理が終わると戻ります。
ドキュメントの追加、変更、および訂正
この節には、次の URL にある BEA ドキュメント Web サイトの WebLogic Integration ドキュメントに対する追加、変更、および訂正を記載しています。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/index.html
閉じた環境にアプリケーション ビューをデプロイする際に発生する問題の回避策
閉じた環境 (WebLogic Server を実行中のマシンに、http を介したアクセスがない環境) にアプリケーション ビューをデプロイすると、問題が発生します。システムから weblogic-ra.xml をアップロードすることができないにもかかわらず、WLAI アップロード EJB がアップロードされた XML の検証を実行しようとするため、例外が送出されます。これを回避するには、WebLogic Server Administration Console を使用して XML レジストリに手動で DTD を追加します。この処理によって、weblogic-ra.xml をローカルで解決できるようになります。
weblogic-ra.xml を XML レジストリに追加するには
DOMAIN_HOME/xml/registries/WLPIXML_Registry
この問題は、CR093035 に報告されています。
WebLogic Server セキュリティ ドキュメントのリンクの変更
『B2B Integration セキュリティの実装』の「キーストアのコンフィグレーション」にある「キーストアの作成およびコンフィグレーション手順」で、『WebLogic Security プログラマーズ ガイド』の「セキュリティの基礎概念」のリンクが無効になりました。無効になったリンクを含むドキュメントは、次の URL に掲載されています。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/b2bsecur/keystore.htm
現在、『WebLogic Security の紹介』の「セキュリティの基礎概念」は、次の URL に掲載されています。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/secintro/concepts.html
この問題は、CR102614 に報告されています。
BPM プラグイン サンプルの説明に対する訂正
該当箇所は、次の URL にある『WebLogic Integration BPM プラグイン プログラミング ガイド』の「BPM プラグイン サンプル」の「プラグイン サンプルの実行」の記述です。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/devplug/example.htm
記載されている指示を実行すると、UNIX システムでは次のエラーが発生します。
Exception in thread "main"
java.lang.NoClassDefFoundError:com/bea/wlpi/tour/po/plugin/
StartOrderDriver
手順 4b を次の情報に置き換えてください。
b. UNIX では、次のコマンドを使用して、環境および CLASSPATH 変数を設定し、StartOrderDriver スクリプトを実行します。
$WLI_HOME/setenv.sh
CLASSPATH=
$WL_HOME/lib/weblogic.jar:$WLI_HOME/lib/wlpi-ejb.jar:
$WLI_HOME/lib/sampleplugin-ejb.jar
$JAVA_HOME/bin/java -classpath "$CLASSPATH"
com.bea.wlpi.tour.po.plugin.StartOrderDriver
t3://localhost:7001 joe password
この問題は、CR112459 に報告されています。
Data Integration プラグイン サンプル アプリケーションの実行に関する訂正
『Data Integration プラグイン ユーザーズ ガイド』の「WebLogic Integration サンプル アプリケーションの実行」で「ステップ 1. Sample Application Launcher の起動」にある図 3-1 および図 3-2 が、図 1 および 図 2 に示すように更新されました。これらの図は次の URL にあります。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/diplugin/wlpisamp.htm
注意 : これらの図は、以下のように、サンプル起動ページの左ペインから非推奨のサンプル (Hello Partner、Channel Master、および Messaging API) が削除され、タイプミスが修正されました。
図 1 図 3-1「Sample Application Launcher」への変更
図 2 図 3-2「Data Integration Servlet サンプル ページ」への変更
『Data Integration プラグイン ユーザーズ ガイド』の「WebLogic Integration サンプル アプリケーションの実行」にある「EJB サンプルの実行」で、コマンド ラインから EJB サンプルを実行する手順に、WL_HOME 環境変数の現在の定義を反映する必要があります。この手順は、次の URL にあります。 該当箇所は、「コマンド ラインから」の節です。手順 3 を次の情報に置き換えてください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/diplugin/wlpisamp.htm
3. 環境変数 WL_HOME をディレクトリのパス名として設定します。
ここには、WebLogic Server がインストールされています。たとえば、次のようになります。
set WL_HOME=c:\bea\weblogic700\server
この問題は、CR112455 に報告されています。
テンプレート定義の互換性
WebLogic Integration 7.0 のさまざまなリリースで作成、使用するテンプレート定義の互換性表が記載されていません。
表 4 に不足していた情報を示します。たとえば、この表の 1 番目の行から、WebLogic Integration 2.1 SP2 で作成したテンプレート定義はすべてのバージョンで使用できることがわかります。これに対し、2 番目の行からは、WebLogic Integration 7.0 GA で作成したテンプレート定義は、WebLogic Integration 2.1 SP2 リリースで使用できないことがわかります。
表 4. テンプレート定義の互換性
この問題は、CR084741 に報告されています。 「B2B Console へのインポート」への更新 『B2B Integration 管理ガイド』の「B2B Console へのインポート」にある図 4-4「B2B の [インポート] タブ」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/b2badmin/impexp.htm) の下に、次の記述があります。 警告: [データベースの初期化] オプションを選択すると、その後リポジトリ データをインポートする際に、既存のデータは破棄されます。[データベースの初期化] オプションの選択は慎重に行う必要があります。 この警告を次のように変更します。 警告: [データベースの初期化] オプションを選択すると、その後リポジトリ データをインポートする際に、既存のデータは破棄されます。そのため、インポートする config ファイルには必要なすべての情報が入っている必要があります。config ファイルに未解決の参照がないようにしてください。[データベースの初期化] オプションの選択は慎重に行う必要があります。 さらに、『B2B Integration 管理ガイド』の「B2B Console へのインポート」にある「ステップ 11. [ビジネス接続インポート ファイル] に対して [Yes] または [No] を選択します」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/b2badmin/impexp.htm) に、次の注意を追加してください。 注意 : ビジネス接続トレーディング パートナをインポートする場合、[データベースの初期化] ラジオ ボタンを [No] に設定する必要があります。 この問題は、CR089818 に報告されています。 「カスタム例外ハンドラの使い方」への追加 『WebLogic Integration BPM ユーザーズ ガイド』の「カスタム例外ハンドラの使い方」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/bpmtutor/ch6.htm) で、箇条書きリストの下に次の注意を追加してください。 注意 : カスタム ExceptionHandler から例外が発生した場合、ワークフロー終了時にシステム ExceptionHandler が呼び出されます。 この問題は、CR089006 に報告されています。 configDomain ドキュメントの場所 configDomain.cmd は BEA WegLogic Integration のドキュメントに記載されていません。ドキュメントは、次の URL にある BEA dev2dev Web サイトからダウンロードできます。 コンフィグレーション ウィザードで WebLogic Platform または WebLogic Workshop 以外のテンプレートを使用して作成されたドメインの場合、WebLogic Integration は configDomain という名前のスクリプトを提供します。このスクリプトによって、ドメインで WebLogic Integration の Application Integration コンポーネントをホストし、Application Integration がドメイン内の適切なデータベースを使用するようにコンフィグレーションできます。 この問題は、CR090681 に報告されています。 テンプレート定義情報に関する訂正 『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』で、「ワークフロー テンプレートの定義」の節にある「テンプレート定義に関する作業」の第 4 段落に対して、次の訂正が必要です。URL は次のとおりです。 一方、複数のアクティブなテンプレート定義を持つことは可能ですが、実際に実行時にインスタンス化されるのは 1 つのテンプレート定義のみです。アクティブなテンプレート定義は、次の範囲にあるアクティブなテンプレート定義を検索して決定されます。 テンプレート定義は有効日時の降順に検索されます。最新の有効日時 (クエリの日時に最も近い日時) を持つテンプレート定義がインスタンス化されます。クエリの基準は最終更新日時ではありません。通常、有効日時を既存のテンプレート定義の日時より前の日時に変更しない限り、最後に作成したテンプレート定義がインスタンス化されます。 この問題は、CR085261 に報告されています。 プラグインのデプロイ手順に関する補足 以下は、新しい BPM プラグインをデプロイするときに必要な手順に関する補足です。次の URL にある『WebLogic Integration BPM プラグイン プログラミング ガイド』の「プラグインのデプロイメント」に、以下の記述を追加してください。 プラグインのデプロイは config.xml ファイルを編集することによって完了しますが、application.xml ファイルにエントリを追加することも必要です。 新しいプラグインをデプロイするには、以下の手順を実行します。
http://dev2dev.bea.com/codelibrary/code/appview_control.jsp
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/studio/ch5.htm
effective_date_time <= current_query_date_time <= expiry_date_time
http://edocs.bea.com/wli/docs70/devplug/deploy.htm
BEA_HOME\weblogic700\integration\lib
<EJBComponent Name="New Plug-in" Targets="myserver"
URI="New-plugin-ejb.jar"/>
<!--Plugins-->
<module>
<ejb>New-plugin-ejb.jar</ejb>
</module>
この問題は、CR095879 に報告されています。
「weblogic.Admin コマンドライン ユーティリティを使用する方法」に対する変更
次の URL にある『WebLogic Integration ソリューションのデプロイメント』の「weblogic.Admin コマンドライン ユーティリティを使用する方法」で、
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/deploy/highav.htm
コマンドラインが次の太字のように変更されました。
java weblogic.Admin [-url t3://hostname:port]
[-username username]
[-password password]
. . .
さらに、次の注意を追加してください。
注意 : HTTP プロトコルを使用するには、管理サーバで HTTP トンネリングをオンにする必要があります。詳細については、『WebLogic Server 管理者ガイド』の「HTTP トンネリングのための WebLogic Server の設定」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/adminguide/web_server.html) を参照してください。
この問題は、CR093487 に報告されています。
「Web サーバおよび WebLogic プロキシ プラグインでの WebLogic Integration のコンフィグレーション」に関する訂正
『B2B Integration セキュリティの実装』の「Web サーバおよび WebLogic プロキシ プラグインでの WebLogic Integration のコンフィグレーション」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/b2bsecur/config.htm) で、注意の第 1 段落を次のように変更します。
ファイアウォールの内側にある WebLogic Integration の URI エンドポイントは、ファイアウォールの外側にある WebLogic Integration の URI エンドポイントと正確に一致する必要があります。ファイアウォールの外側にある WebLogic Integration は HTTPS を指定するため、ファイアウォールの内側にあるサーバの URI エンドポイントも、HTTPS を指定する必要があります。ただし、ファイアウォールの内側にあるプロキシ サーバと WebLogic Integration 間の通信は HTTP です。URI エンドポイントの詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/b2bsecur/config.htm ある「セキュアな転送方式のコンフィグレーション」を参照してください。
「クラスタ対応リソース」に対する変更
『WebLogic Integration ソリューションのデプロイメント』の「クラスタ対応リソース」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/deploy/cluster.htm) で、表 2-1 にある次の注意を変更します (3 行目 [B2B Single node]の 3 列目 [WLI-B2B Startup])。
注意 : 管理サーバおよびクラスタ化管理対象サーバにデプロイされます。
変更後の注意は次のとおりです。
注意 : b2b-startup.jar は WebLogic Integration 7.0 のクラスタ対応サービスであり、クラスタを対象にできます。クラスタの設計に応じて、b2b-startup.jar は管理サーバと管理対象サーバにデプロイする必要があるか、クラスタを対象にするだけでかまいません。管理サーバがクラスタに属している場合、b2b-startup.jar の対象をクラスタにします。ただし、管理サーバがクラスタに属していない場合は、b2b-startup.jar の対象を管理サーバおよび管理対象サーバにします。
「メール セッションの設定」への追加
『Data Integration プラグイン ユーザーズ ガイド』の「ステップ 2. メール セッションの設定」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/diplugin/wlpisamp.htm) に、次の注意を追加します。
注意 : WebLogic Server コンソールでメール セッションを設定した場合、メール セッションがサーバで完全に再開始されるためには、サーバを再起動する必要があります。
この問題は、CR89616 に報告されています。
「リポジトリに XML エンティティをインポートする」への追加
『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』の「リポジトリに XML エンティティをインポートする」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/studio/ch4.htm) で、次の太字の部分をステップ 2 に追加します。
[名前] フィールドに、追加するエンティティに固有な名前を拡張子 .xsl を付けて入力します。
この問題は、CR092339 に報告されています。
「バイナリから XML への変換」に関する変更
『WebLogic Integration データ変換』の「バイナリから XML へ」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/diuser/runtime.htm) で、リスト 6-1 の 17 行目は次のようになっています。
String xml = wlxt.getXMLText(doc, 0, 2);
これを次のように変更します。
String encoding =
wlxt.extractEncodingFromXMLSource(mflDocumentName);
String xmlText = wlxt.stringDOM(doc, 0, 2, encoding);
この問題は、CR092574 に報告されています。
「システム パスワードの更新」に関する補足
『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』の「システム パスワードの更新」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/config/custom.htm) で、ステップ 2 は次のようになっています。
ナビゲーション ツリーから [ユーザ] を選択して [ユーザ] ページを開きます。
これを次のように変更します。
ナビゲーション ツリーの [以前のセキュリティ] ノードから [ユーザ] を選択して [ユーザ] ページを開きます。
この問題は、CR090973 に報告されています。
「ビジネス カレンダーの管理」への追加
『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』の「ビジネス カレンダーの管理」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/studio/ch3.htm) に、次の注意を追加します。
注意 : 時限ノードを使用する場合、BUS_HOURS および BUS_DAYS を時間計算に使用する場合にのみ、ビジネス カレンダーを使用します。他の時間間隔を使用すると、デフォルトのカレンダーが使用されます。
この問題は、CR120058 に報告されています。
インストール
この節では、WebLogic Integration 7.0 SP6 のインストールと移行について説明します。この節の内容は次のとおりです。
完全インストール
WebLogic Integration 7.0 SP6 は標準の BEA WebLogic Platform インストーラを使用しています。WebLogic Integration 7.0 SP6 では完全インストールの手順に対する変更はありません。
アップグレード インストール
既存の WebLogic Integration のインストールを次のように更新するアップグレード インストーラが用意されています。
WebLogic Integration 7.0 SP6 は、ユーザによる変更が可能なファイルをバックアップしてから既存のインストールの上にインストールする、標準の BEA アップグレード インストーラを使用しています。サービス パックのアップグレードを実行する手順については、次の URL にある「WebLogic Platform のインストール」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/install/index.html
WebLogic Integration 7.0 または 7.0 SPx から WebLogic Integration 7.0 SP6 に既存のデータベースを移行する場合、File Plug-in 用の BPM データベースを更新する必要があります。詳細については、次の URL にある『File Plug-in ユーザーズ ガイド』の「BPM データベース テーブルの更新」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/fileplug/fileplua.htm
RDBMS アダプタ
RDBMS アダプタは、以前は dev2dev Web サイトからダウンロードできましたが、現在は WebLogic Integration 7.0 SP6 に付属しています。アダプタの ear ファイルは <INTEGRATION_HOME>/adapters/rdbms/lib に格納されています。アダプタ データベース スクリプトは <INTEGRATION_HOME>/adapters/rdbms/scripts にあります。
移行
次の移行パスがあります。
コンフィグレーション ウィザードを使用して作成したドメインの移行
WebLogic Integration 7.0 のコンフィグレーション ウィザードを使用して作成された既存のドメインを移行する場合は、次の URL にある『WebLogic Platform 7.0 リリース ノート』の「コンフィグレーション ウィザードを使用して作成されたドメインを移行する」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/relnotes/relnotes.html
WebLogic Integration 7.0 SP2 以前のバージョンからの移行
以下の内容は、WebLogic Integration 7.0、WebLogic Integration 7.0 SP1、または WebLogic Integration 7.0 SP2 から WebLogic Integration 7.0 SP6 に移行する場合を対象としています。
JSP Worklist へ移行するには、次の URL にある『WebLogic Integration JSP Worklist ユーザーズ ガイド』の「Migrating to the JSP Worklist」を参照してください。
http://edocs.bea.com/wli/docs70/jspwlist/ch5.htm
以下の内容は、WebLogic Integration 7.0 または WebLogic Integration 7.0 SP1 から WebLogic Integration 7.0 SP6 に移行する場合を対象としています。
File Plug-in へ移行するには、次の URL にある『File Plug-in ユーザーズ ガイド』の「移行したドメインのための File Plug-in のコンフィグレーション」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/fileplug/fileplua.htm
wlicommon.jar から削除された XT 実行時クラス
WebLogic Integration 7.0 SP2 では、XT 実行時クラスが wlicommon.jar から削除されました。wlicommon.jar 内のクラスを必要とするクライアントには、wlxtrt.jar のクラスを使用する必要があります。この変更は、特定の EJB インタフェースをサーバ クラスパスから削除するために必要でした。
特別な状況では、これによってワークフロー実行が NoClassDefFound エラーで失敗することがあります。これは、ワークフローで、標準の Java クラス ビジネス オペレーションを使用して XT アクションを実行する場合に発生します。そのような場合、wlxtrt.jar を含むように WebLogic Integration サーバのクラスパスを変更する必要があります。
RosettaNet スキーマの変更点
WebLogic Integration では、WebLogic Integration 7.0 SP2 以降、最新の RNIF 2.0 仕様を使用しています。WebLogic Integration 7.0 SP1 以前のものを使用している場合は、既存のドメインに使用する次の RosettaNet スキーマを更新する必要があります。
RN2GlobalBusinessSignalCode.xsd
このスキーマを更新するには、このバージョンの WebLogic Integration でリリースされたスキーマを既存ドメインにコピーします。RN2GlobalBusinessSignalCode スキーマは次のディレクトリにあります。
BEA_HOME\weblogic700\integration\lib\xmlschema\rosettanet
この BEA_HOME は、WebLogic Platform ホームです。
WebLogic Integration での Oracle XA の使用
この節では、Oracle XA データベースを使用するように WebLogic Integration をコンフィグレーションする方法を説明します。サポート対象データベース タイプについては、次の URL にある「サポート対象プラットフォーム」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/support/index.html
XA に変更が必要
XA を使用するようにドメインを設定するには、次の手順を実行します。
手順 1 : サーバ起動スクリプトの編集
XA を WebLogic Integration に対して有効にする必要があります。XA を使用するすべてのドメインの startWeblogic および startManagedWeblogic スクリプトに、次のオプションを追加します。
-Dbea.eci.repository.useXa=true
手順 2 : Setenv スクリプトの編集
正しいドライバ バージョンを使用するように環境を設定する必要があります。Oracle クライアント、ドライバ、およびサーバの互換性について不確かな場合は、Oracle クライアント、ドライバ、サーバのバージョンの互換性 (非 XA および XA) 参照してください。
使用するドライバのタイプ (Oracle Thin ドライバまたは WebLogic jDriver) に応じて、setenv スクリプトを編集します。jDriver は Microsoft SQLServer でのみサポートされます。
Oracle Thin ドライバ (非 xa および XA)
次のように、使用する Oracle クライアントのバージョンに応じて、該当するディレクトリの classes12.zip を WL_HOME\server\lib にコピーします。
WL_HOME\server\ext\jdbc\oracle\817
WL_HOME\server\ext\jdbc\oracle\901
WL_HOME\server\ext\jdbc\oracle\920
WebLogic jDriver (非 xa および XA)
setenv スクリプト (BEA_HOME\weblogic700\integration\setenv) を編集し、正しいドライバ バージョン (oci817_8、oci901_8、または oci920_8) を指定します。oci ディレクトリの正しいバージョンを指定した後、setenv スクリプトは PATH (Windows システム) または LIBRARY_PATH (Windows システム以外) を設定して、以下のいずれかのディレクトリの下にある正しい oci ディレクトリを指定します。
WL_HOME/bin/oci817_8
WL_HOME/bin/oci901_8
WL_HOME/bin/oci920_8
WL_HOME/lib/solaris/oci817_8
WL_HOME/lib/solaris/oci901_8
WL_HOME/lib/solaris/oci920_8
注意 : WebLogic Integration に付属の setenv スクリプトを使用しない場合は、正しい oci ディレクトリを指す以下のパス指定を手動で設定します。
Windows
set PATH=%WL_HOME%\server\bin\oci_driver_version;%ORACLE_HOME%\bin;%PATH%
Solaris
$ export LD_LIBRARY_PATH=
$WL_HOME/server/lib/solaris/oci_driver_version:
$ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH
Oracle クライアント、ドライバ、サーバのバージョンの互換性 (非 XA および XA)
この節では、Oracle クライアント、ドライバ、およびサーバ間の互換性に関する考慮事項について説明します。
Oracle Thin ドライバ
Weblogic jDriver
WebLogic Server と WebLogic Integration を実行するマシンに Oracle クライアントをインストールする必要があります。
手順 3 : データベース サーバ上での XA の有効化
データベース サーバ上で XA が有効化されていることを確認するには、システム ユーザとして sqlplus にログオンし、DBA_PENDING_TRANSACTIONS の選択権を public に付与します。
Oracle 8.1.7 データベース サーバ
>sqlplus sys/sys_password@TNSNAME
SQL> grant select on DBA_PENDING_TRANSACTIONS to public;
Oracle 9i データベース サーバ
$sqlplus /nolog
SQL> connect sys/sys_password@TNSNAME as sysdba
SQL> grant select on DBA_PENDING_TRANSACTIONS to public;
手順 4 : データベース スクリプトの編集
wliconfig (switchdb) スクリプトは XA データベースでは使用できません。使用する JDBC 非 XA ドライバに応じて、その非 XA ドライバを指定するように DB_URL と DB_DRIVER を設定します。config.xml ファイルで XA に関係した変更を行う前に、正しい JDBC ドライバ情報を指定した wliconfig (switchdb) スクリプトを実行します。
Oracle Thin ドライバ
DB_URL=jdbc:oracle:thin:@(description=(address=(host=
<ORACLE_HOST>)(protocol=tcp)(port=<ORACLE_PORT>))
(connect_data=(sid=<ORACLE_SID>)))
DB_DRIVER=oracle.jdbc.driver.OracleDriver
Weblogic jDriver
WebLogic jDriver の場合、DB_URL 定義内にサーバ プロパティを設定します。bulkloader を正しく機能させるには、この形式の定義を使用する必要があります。
DB_URL=jdbc:weblogic:oracle:(description=(address=
(host=<ORACLE_HOST>)(protocol=tcp)(port=<ORACLE_PORT>))
(connect_data=(sid=<ORACLE_SID>)))
DB_DRIVER=weblogic.jdbc.oci.Driver
手順 5 : config.xml の編集
正しいドライバ情報を指定して wliconfig (switchdb) スクリプトを実行した後、以下の手順に従って config.xml ファイルを変更します。使用するドメインに応じて、XA に追加する必要のある JDBC 接続プールが少なくなる場合があります。たとえば、BPM ドメインに必要な JDBC 接続プールは 2 つですが、WLI ドメインには 3 つのプールが必要です。
注意 : config.xml は、必ずバックアップを作成してから変更してください。
次のサンプルは、3 つの JDBC 接続プールそれぞれ (JMS、BPM、および B2B) の jDriver ドライバ エントリを示しています。
<JDBCConnectionPool CapacityIncrement="2" DriverName="oracle.jdbc.driver.OracleDriver" InitialCapacity="8" LoginDelaySeconds="1" MaxCapacity="36" Name="jmsPool" Properties="user=scott;password=tiger" RefreshMinutes="0" ShrinkPeriodMinutes="15" ShrinkingEnabled="true" Targets="mycluster" URL="jdbc:oracle:thin:@(description=(address=(host=quandary) (protocol=tcp)(port=1521))(connect_data=(sid=quadary9i)))"/>
または
<JDBCConnectionPool CapacityIncrement="2"
DriverName="weblogic.jdbc.oci.Driver"
InitialCapacity="8" LoginDelaySeconds="1" MaxCapacity="36"
Name="jmsPool"
Properties="user=scott;password=tiger;server=quandary9i"
RefreshMinutes="0" ShrinkPeriodMinutes="15"
ShrinkingEnabled="true"
Targets="mycluster"
URL="jdbc:weblogic:oracle"/>
非 XA WebLogic jDriver に対して両方の形式の URL 定義を使用できます。2 番目の形式を使用する場合は、wliconfig (switchdb) スクリプトを実行した後、サーバ プロパティを手動で Properties に追加する必要があります。
以前のバージョンからアップグレードする場合、独自に定義した JDBCConnectionPool があるときは、XA ドライバを使用するすべての JDBCConnectionPool ノードに次の属性を追加する必要があります。
XAPreparedStatementCacheSize="0"
注意 : WebLogic jDriver XA ドライバに URL は必要ありません。server プロパティを Properties に追加する必要があります。
次のサンプルは、3 つの JDBC 接続プールそれぞれ (JMS、BPM、および B2B) の Oracle Thin ドライバ エントリを示しています。
<JDBCConnectionPool CapacityIncrement="2"
DriverName="weblogic.jdbc.oci.Driver"
InitialCapacity="8" LoginDelaySeconds="1" MaxCapacity="36"
Name="jmsPool" Properties="user=scott;password=tiger"
RefreshMinutes="0" ShrinkPeriodMinutes="15"
ShrinkingEnabled="true"
Targets="mycluster"
URL="jdbc:oracle:thin:@(description=(address=(host=quandary)
(protocol=tcp)(port=1521))(connect_data=(sid=quadary9i)))"/>
<JDBCConnectionPool CapacityIncrement="2"
DriverName="oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource"
InitialCapacity="8" LoginDelaySeconds="1" MaxCapacity="36"
Name="wliPool" Properties="user=scott;password=tiger"
RefreshMinutes="0" ShrinkPeriodMinutes="15"
ShrinkingEnabled="true" Targets="mycluster"
URL="jdbc:oracle:thin:@(description=(address=(host=quandary)
(protocol=tcp)(port=1521))(connect_data=(sid=quadary9i)))"
XAPreparedStatementCacheSize="0"/>
<JDBCConnectionPool CapacityIncrement="2"
DriverName="oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource"
InitialCapacity="8" LoginDelaySeconds="1" MaxCapacity="36"
Name="wliPool2" Properties="user=scott;password=tiger"
RefreshMinutes="0" ShrinkPeriodMinutes="15"
ShrinkingEnabled="true"
Targets="mycluster"
URL="jdbc:oracle:thin:@(description=(address=(host=quandary)
(protocol=tcp)(port=1521))(connect_data=(sid=quadary9i)))
XAPreparedStatementCacheSize="0""/>
<JDBCTxDataSource EnableTwoPhaseCommit="true"
JNDIName="WLCHub.DS" Name="WLCHub.DS"
PoolName="wliPool2" Targets="myserver"/>
<JMSJDBCStore Name="JMSWLIStore" ConnectionPool="jmsPool"
PrefixName="SPOKE___user1"/>
<JDBCDataSource JNDIName="WLAI_DataSource"
Name="WLAI_DataSource"
PoolName="jmsPool" Targets="myserver"/>
wlai.repositoryDatasourceName=com.bea.wlpi.TXDataSource
手順 6 : fileRealm.properties の編集
ドメイン ディレクトリにある fileRealm.properties ファイルで、新しい JDBC 接続プールに ACL プロパティを追加します。新しいプールごとに次の ACL プロパティを追加する必要があります。
acl.reset.weblogic.jdbc.connectionPool
acl.reserve.weblogic.jdbc.connectionPool
acl.shrink.weblogic.jdbc.connectionPool
たとえば、jmsPool および wliPool2 (既存の wliPool があることに注意) のプロパティを追加するには、次の ACL を追加します。
acl.reset.weblogic.jdbc.connectionPool.wliPool2=wlcSamplesUser,
wlisystem,admin
acl.reset.weblogic.jdbc.connectionPool.jmsPool=wlcSamplesUser,
wlisystem,admin
acl.reserve.weblogic.jdbc.connectionPool.wliPool2=wlisystem,
everyone
acl.reserve.weblogic.jdbc.connectionPool.jmsPool=wlisystem,
everyone
acl.shrink.weblogic.jdbc.connectionPool.wliPool2=
wlcSamplesUser,wlisystem,admin
acl.shrink.weblogic.jdbc.connectionPool.jmsPool=wlcSamplesUser,
wlisystem,admin
考慮事項と制限事項
XA データベースを使用するように config.xml を編集した後に、wliconfig (switchdb) スクリプトを実行しないでください。switchdb スクリプトを実行すると、一部のプロパティがデフォルトの非 XA 値で上書きされます。サーバを起動する前に、XA 情報が正しいか config.xml をチェックしてください。
XA を使用するサンプルを既存の RunSamples スクリプトで実行するには、次のようにします。
<target name="SwitchDB"
description="Switch database">
<echo message="SKIPPING SWITCHDB!!!!!!"/>
</target>
XA 回復処理の設定
XA 回復処理が正常に機能するように、次の手順を実行します。
SQL> grant all on dba_2pc_pending to public;
SQL> grant all on dba_pending_transactions to public;
SQL> grant all on dba_2pc_neighbors to public;
<JDBCConnectionPool CapacityIncrement="2"
DriverName="weblogic.jdbc.oci.Driver"
InitialCapacity="8" LoginDelaySeconds="1" MaxCapacity="36"
Name="jmsPool"
Properties="user=scott;password=tiger"
RefreshMinutes="0" ShrinkPeriodMinutes="15"
ShrinkingEnabled="true"
Targets="WLI_CLUSTER"
TestConnectionsOnReserve="true" TestTableName="dual"
URL="jdbc:weblogic:oracle:(description=(address=(host=quadary)
(protocol=tcp)(port=1521))(connect_data=sid=quadary9i)))"/>
<JDBCConnectionPool CapacityIncrement="2"
DriverName="weblogic.jdbc.oci.xa.XADataSource"
InitialCapacity="8" LoginDelaySeconds="1" MaxCapacity="36"
Name="wliPool"
Properties="oracleXATrace=false;user=scott;
openString=Oracle_XA+Acc=P
/scott/tiger+SesTm=43200+DB=quandary9i+Threads=true
+Sqlnet=quandary9i+LogDir=.
+DbgFl=0x0;password=stiger;dataSourceName=TXDataSource;
ocixaDebugLevel=;server=quandary9i"
RefreshMinutes="0" ShrinkPeriodMinutes="15"
ShrinkingEnabled="true" Targets="WLI_CLUSTER"
TestConnectionsOnReserve="true" TestTableName="dual"/>
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/notes/issues.html
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