10.2 フォームの作成

開発者は、アプリケーションの作成ウィザードおよびページの作成ウィザードを使用してフォームを作成できます。

10.2.1 ページの作成ウィザード実行時のフォーム・オプション

ページの作成ウィザード実行時のフォーム・オプションについて学習します。

ヒント:

ユニバーサル・テーマ - 42は、モバイルまたはデスクトップのいずれの環境でも同等に正しく動作するよう最適化されています。以前のリリースおよび以前のテーマでは、モバイル・ユーザー・インタフェースはjQuery Mobileに基づいています。jQuery Mobileはサポート対象外になったため、既存のモバイル・アプリケーションをユニバーサル・テーマに移行する必要があります。

ページの作成ウィザードで使用可能なフォーム

ページの作成ウィザードでは、次のフォームがサポートされています。

表10-1 ページの作成ウィザード - 使用可能なフォーム

フォーム・タイプ 説明 詳細情報

フォーム

指定したデータ・ソース(ローカル・データベース、REST対応SQLサービスまたはRESTデータ・ソース)の単一行をユーザーが更新できるフォームを作成します。

ページの作成ウィザードを使用したフォームの作成

編集可能対話グリッド

指定したデータ・ソース(内部または外部)に基づいて編集可能対話グリッドを作成します。

対話グリッドでは、検索およびカスタマイズ可能なレポートのデータのセットがユーザーに表示されます。編集可能対話グリッドでは、ユーザーはページ上で直接データ・セットを追加、変更およびリフレッシュすることもできます。機能面では、対話グリッドには、対話モード・レポートで使用可能な多くのカスタマイズ機能と、マウスを使用して対話的にレポートを再配置する機能が含まれています。

対話グリッドの管理および既存の対話グリッドを編集可能にするを参照してください。

フォーム付きレポート

指定したデータ・ソースに基づいて、レポートおよびフォームを作成します。レポート・タイプ(対話モード・レポート対話グリッドまたはクラシック・レポート)を選択します。

ノート: このウィザードでは、127列を超える列が含まれている表はサポートされていません。127列を超える列を選択すると、エラーが発生します。

適用されません。

フォーム付きリスト・ビュー

モバイル・アプリケーション用に最適化されています。

データベース表の単一行を更新できるフォームおよびリスト・ビューを作成します。フォームを構築する表を選択し、リスト・ビューのテキスト表示に使用する列を選択します。

該当なし

ローカル・プロシージャのフォーム

ストアド・プロシージャの引数に基づくフォームを構築します。ストアド・プロシージャまたはパッケージに実装済のロジックまたはデータ操作言語(DML)が存在する場合は、この方法を使用します。

適用されません。

ページの作成ウィザードで使用可能なマスター・ディテール・オプション

ページの作成ウィザードでは、次のマスター・ディティール・オプションがサポートされています。

表10-2 ページの作成ウィザード: 使用可能なマスター・ディティール・オプション

フォーム・タイプ 説明 詳細情報

積上げ

編集可能対話グリッドを含む単一ページ(または「積上げ」)マスター・ディテールを作成します。関連する2つの表またはビューでの値の問合せ、挿入、更新および削除が可能です。データソース(「積上げ」マスター・ディテールを作成する基となる内部または外部のデータソース)を選択します。

ページの作成ウィザードを使用した積上げマスター・ディテールの作成を参照してください。

左右

マスター表とディテール表を含む単一ページ(または「左右」)マスター・ディテールを作成します。左側には、マスター・レコードにナビゲートするマスター・リストがあります。右側には、選択したマスター・レコードおよび関連する詳細レポートがあります。データソース(「左右」マスター・ディテールを作成する基となる内部または外部のデータソース)を選択します。

ページの作成ウィザードを使用した左右マスター・ディテールの作成を参照してください。

ドリルダウン

2ページ(または「ドリルダウン」)マスター・ディテール・フォームを作成します。1ページ目には、マスター表の対話モード・レポートがあります。2ページ目には、マスター用の標準フォームと、ディテール用の対話グリッドがあります。データソース(「ドリルダウン」マスター・ディテールを作成する基となる内部または外部のデータソース)を選択します。

ページの作成ウィザードを使用した「ドリルダウン」マスター・ディテールの作成を参照してください

10.2.2 アプリケーションの作成ウィザードを使用したフォームの作成

アプリケーションの作成ウィザードを使用してフォームを作成します。

アプリケーションの作成ウィザードを使用してフォームを作成するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. 作成」ボタンをクリックします。
  3. 「新規アプリケーション」をクリックします。
  4. 「名前」で、開発者がアプリケーションを識別するための名前を入力します。
  5. 「外観」で、デフォルトのテーマ・スタイルおよびメニュー・レイアウト(「Vita」、「サイド・メニュー」)をそのまま使用するか、「外観」フィールドの横にある「外観の設定」アイコンをクリックして変更します。
  6. フォームを追加するには、「ページの追加」をクリックして「フォーム」を選択します。
  7. 「フォーム・ページの作成」で、次の項目を指定します。
    1. ページ名: このページの名前を入力します。
    2. アイコンの設定: このページのナビゲーション・メニューに表示するアイコンを選択します。
    3. 表: フォームの表を選択します。
    4. レポートを含める: 「レポートを含める」を選択して、レポートおよびフォームを作成します。最初のページは、対話モード・レポートです。それぞれの行は、ユーザーがレコードを更新できるフォームへのリンクを提供します。
    5. 詳細: 「詳細」を展開します。
      • ページのヘルプ: ユーザーが「ページのヘルプ」を選択したときに表示するテキストを入力します。

        ヒント:

        この設定では、「情報ページ」機能を選択する必要があります。「情報ページ」機能を選択した場合は、ページ・ヘルプのエントリを含むナビゲーション・バーにヘルプ・アイコンが生成されます。

    6. 「ページの追加」をクリックします。
  8. 「機能」で、アプリケーションに含める機能を選択します。「機能」は、アプリケーション・レベルの機能を提供し、アプリケーションごとに1回のみ追加できます。詳細は、「機能」の横にある「ヘルプ」アイコンをクリックします。

    ヒント:

    「すべてをチェック」ボタンをクリックしてすべての機能を選択します。

  9. 「設定」で、このアプリケーションの生成に使用する設定を指定します。属性についてさらに学習するには、「設定」の横にある「ヘルプ」アイコンをクリックします。
  10. 「アプリケーションの作成」をクリックします。

10.2.3 ページの作成ウィザードを使用したフォームの作成

ローカル・データベースまたは外部データ・ソースに基づくフォームを作成するには、ページの作成ウィザードを使用します。

このトピックで説明するコンポーネントには、リモート・データ・ソースへの読取りおよび書込みアクセスを可能にするREST対応SQLおよびRESTデータ・ソースの組込みサポートが含まれています。リモート・データ・ソースを基にしてコンポーネントを作成するには、最初にアプリケーションを作成して、外部データ・ソースを構成する必要があります。

ノート:

ページの作成ウィザードを使用すると、複数のフォーム・アイテムおよびプロセスを含む複合フォーム・リージョンが作成されます。「レンダリング」ツリーでリージョンを直接作成することも、「ギャラリ」からリージョンをドラッグすることもできますが、このような方法では、これらの追加のコンポーネントは作成されません。

ページの作成ウィザードを使用してフォームを作成するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. 「ページの作成」をクリックします。
  4. 「ページの作成」で、次のステップを実行します。
    1. ページ・タイプ: 「コンポーネント」を選択してから、「フォーム」または「マスター・ディテール」を選択します。

      ヒント:

      コンポーネント・ページは、ページ・レベルの機能を提供し、指定されたアプリケーション内でレポート、フォーム、チャート、カレンダなどを複数回追加できます。機能ページは、アプリケーション・レベルの機能を提供し、アプリケーションごとに1回のみ追加できます。

    2. 「フォーム」を選択する場合は、フォーム・タイプを選択します。
      • フォーム

      • 編集可能対話グリッド

      • フォーム付きレポート

      • フォーム付きリスト・ビュー(モバイル・アプリケーション用に最適化)

      • ローカル・プロシージャのフォーム

      ヒント:

      各フォーム・タイプについてさらに学習するには、ページの作成ウィザード実行時のフォーム・オプションを参照してください。

    3. 「マスター・ディテール」を選択する場合は、タイプを選択します。
      • 積上げ: 編集可能対話グリッドを含む単一ページのマスター・ディテールを作成します。このページを使用すると、関連する2つの表またはビューに対し、値の問合せ、挿入、更新および削除を行うことができます。マスター・リージョンおよびディテール・リージョンを構築する表を選択します。

      • 左右: マスター表とディテール表を含む単一ページ・マスター・ディテールを作成します。また、このページの左側には、マスター表のプライマリ列とセカンダリ列が表示される検索可能なリージョンがあります。このリージョンを使用して、表示するレコードを選択します。

      • ドリルダウン: 2ページの(または「ドリルダウン」)マスター・ディテール・フォームを作成します。1ページ目には、マスター表の対話モード・レポートがあります。2ページ目には、マスター用の標準フォームと、ディテール用の対話グリッドがあります。

    4. 「次」をクリックします。
  5. 次に何が表示されるかは、選択したフォームによって異なります。画面に表示されるステップに従います。属性についてさらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

    ヒント:

    「データ・ソース」を選択するように求められたら、「ローカル・データベース」「REST対応SQLサービス」または「RESTデータ・ソース」を選択します。

10.2.4 ページの作成ウィザードを使用したレポートおよびフォームの作成

ページの作成ウィザードを実行して、ローカル・データベースまたは外部データ・ソースを使用したレポートおよびフォーム付きの新しいページを追加します。

このトピックで説明するコンポーネントには、リモート・データ・ソースへの読取りおよび書込みアクセスを可能にするREST対応SQLおよびRESTデータ・ソースの組込みサポートが含まれています。リモート・データ・ソースを基にしてコンポーネントを作成するには、最初にアプリケーションを作成して、外部データ・ソースを構成する必要があります。

ヒント:

ページの作成ウィザードを使用すると、複数のフォーム・アイテムおよびプロセスを含む複合フォーム・リージョンが作成されます。「レンダリング」ツリーでリージョンを直接作成することも、「ギャラリ」からリージョンをドラッグすることもできますが、このような方法では、これらの追加のコンポーネントは作成されません。

ページの作成ウィザードを使用してレポートおよびフォームを作成するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. 「ページの作成」をクリックします。
  4. 「ページの作成」の「ページ・タイプ」に「フォーム」を指定します。
  5. ページの作成: 「フォーム付きレポート」を選択します。
  6. 「ページ属性」で、次のステップを実行します。
    1. レポート・タイプ: レポート・タイプを選択します。オプションは次のとおりです。
      • 対話グリッド: 読取り専用対話グリッドを作成します。
      • 対話モード・レポート: 対話モード・レポートを作成します。
      • クラシック・レポート: テンプレートベースのクラシック・レポートを作成します。
    2. レポート・ページ番号: ページ番号を入力します。新しいページ番号を指定した場合、ウィザードによって新しいページが作成されます。既存のページ番号を指定した場合、ウィザードによってそのページにコンポーネントが追加されます。
    3. レポート・ページ名: レポートを含むページのタイトルを入力します。
    4. フォーム・ページ番号: 生成するフォームのページ番号を入力します。ページが存在しない場合は作成されます。
    5. フォーム・ページ名: フォームの名前を入力します。このテキストは、ページ・タイトル、名前およびサブタイトルになります。
    6. フォーム・ページ・モード: ページ・モードを指定します。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
    7. ブレッドクラム: ページでブレッドクラム・ナビゲーション・コントロールを使用するかどうか、およびどのブレッドクラム・ナビゲーション・コントロールを使用するかを選択します。
    8. 「次」をクリックします。
  7. 「ナビゲーションのプリファレンス」で、次のステップを実行します。
    1. このページをどのようにナビゲーション・メニューに統合するかを選択します。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
    2. 「次」をクリックします。
  8. 「データ・ソース」で、データ・ソースを選択します。オプションは次のとおりです。
    • ローカル・データベース: データはローカル・データベースをソースとします。

    • REST対応SQLサービス: データは、REST対応SQLを使用して接続が定義されるリモート・データベースをソースとします。REST対応SQL参照を作成または保守するには、「共有コンポーネント」→「REST対応SQL」にナビゲートします。

    • RESTデータ・ソース: データは、RESTデータ・ソースを使用して定義されるRESTful Webサービスをソースとします。RESTデータ・ソースは、「共有コンポーネント」内で作成および保守されます。

  9. 次に表示される内容は、選択した内容によって異なります。画面に表示されるステップに従います。属性についてさらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。