目的
このドキュメントには、このリリースのOracle Smart View for Officeに関する重要な最新情報が記載されています。Smart Viewをインストールする前に、このReadmeをよくお読みください。
リリース23.200の新機能
関連トピック
- Smart Viewでのレポート、ドキュメントおよびタスク・リストの検索
- レポートのPOVおよびプロンプトで使用可能なメンバー選択
- 同じワークブックへの複数のレポートの挿入
- 「ビジネス・ルール」ダイアログの新規検索フィールド
- フレックス・フォームでサポートされている式、ラベルおよびコメントの行と列
- Oracle Essbaseの数値のフォーマットの設定
- Oracle Essbaseでの特殊文字のサポート
- データ収集にフォーカスするための新しい診断オプション設定
- Smart ViewとSmart View (Macとブラウザ)の互換性を有効にするための新しいヘルス・チェック設定
- Smart ViewとSmart View (Macおよびブラウザ)の間のOracle Essbaseアド・ホック・グリッドの互換性
- Smart Viewでの拡張機能に対するMicrosoft Officeテーマ(ダーク・テーマを含む)のサポート
- スケーリング・オプションが有効なフリーフォーム・グリッドから送信した場合のエクスペリエンスの向上
- 新しいVBA関数
- Smart Viewの「メンバー情報」ダイアログに表示される追加プロパティ
- ジョブ・コンソールでの子ジョブのサブステータスの表示
- フォーム2.0でのオンザフライ計算のサポート
- Smart Viewでのタスク・マネージャの拡張サポート
- 祖先メンバーのアクセス権の改善
- Narrative Reportingの機能および更新
Smart Viewでのレポート、ドキュメントおよびタスク・リストの検索
適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム,、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting
Oracle Smart View for OfficeでOracle Enterprise Performance Management Cloudビジネス・プロセスに存在するレポート、ドキュメントおよびタスク・リストを検索できるようになりました。検索機能を使用すると、必要なアーティファクトをすばやく検索してアクセスできます。
これは、フォーム、アド・ホック・グリッド、ダッシュボード、スマート・フォームおよび複合フォームを検索するための既存の機能の拡張です。以前は、検索はライブラリ・フォルダ内のアーティファクトに制限されていました。この機能改善により、レポート・フォルダ、ドキュメント・フォルダおよびタスク・リスト・フォルダ内で検索できます。
ノート:
- ドキュメントを検索するには、サービス管理者がSmart Viewでドキュメント・フォルダを有効にする必要があります。これを行うには、
properties.xml
ファイルで<enableLibrary>
プロパティの値を1
に設定します。その後、Smart Viewのホーム・パネルでドキュメント・フォルダを表示し、そのコンテンツを検索できます。 - タスク・リストを検索するには、Oracle Enterprise Performance Management Cloud更新23.08以降が必要です。
共有接続またはプライベート接続を使用して、サポートされているEPM Cloudビジネス・プロセスに接続したら、Smart Viewのホーム・パネルを開きます。検索ボックスは、Smart Viewのホーム・パネルの「接続」フィールドの下およびツリー・ビューの上に表示されます。用語を入力し、検索される用語に基づいてフィルタされた一致するアイテムのリストを取得できます。検索結果には、識別しやすいように、様々なアーティファクトがそれぞれのアイコンとともに表示されます。検索結果からアイテムを直接開くことができます。また、検索結果内でアイテムを右クリックすると、選択したアイテムに固有のコンテキスト・メニュー・オプションを表示できます。検索された用語に一致するアイテムがない場合、パネルは空白で表示されます。「閉じる」アイコンをクリックして、検索ボックスの選択を解除できます。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のフォームおよびその他のアーティファクトの検索を参照してください。
レポートのPOVおよびプロンプトで使用可能なメンバー選択
適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Narrative Reporting、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting、クラウド用Oracle Essbase、Profitability and Cost Management、Oracle Fusion ERP
Oracle Smart View for Officeでレポートをインポートまたは挿入するときに、「メンバー選択」ダイアログからPOVおよびプロンプトのメンバーを選択できるようになりました。ユーザーは、レポート設計者がPOVディメンションを有効にしてメンバーの選択を許可している場合、またはプロンプト選択リストが定義されていない場合に、アクセス権を持つメンバーから選択できます。
レポートがインポートまたは挿入されると、POVまたはプロンプトの編集時に「メンバー選択」ダイアログを使用できます。
-
プロンプトまたはPOVで「メンバー選択」ダイアログを使用するには、レポート設計者は次を実行する必要があります:
-
POVディメンションの定義時に提案のみ表示オプションをクリアします
-
プロンプトを定義する場合は、「選択リスト」を指定しないでください
どちらの場合も、ユーザーは「メンバー選択」ダイアログを使用して、POVおよびプロンプトに対するアクセス権を持つメンバーを選択できます。
ノート:
複数のデータ・ソースを持つレポートの場合:
- ディメンション名がデータ・ソース間で一意である場合、「メンバー選択」ダイアログをPOV (提案のみ表示をクリア)およびプロンプト(「選択リスト」は指定しない)で使用可能にできます。
- 複数のデータ・ソースで同じディメンション名が複数存在する場合は、POVおよびプロンプトに対して提案または選択リストを定義する必要があります。
-
-
レポート設計者がPOVディメンションを有効にしてメンバーの選択を許可している場合、またはプロンプト選択リストが定義されていない場合:
-
ユーザーは、Smart Viewで「POVの編集」または「プロンプトの編集」を選択するときにメンバーを選択できます。
-
オプション: レポートをインポートまたは挿入するときに「メンバー選択」からメンバーを選択するには、Webビジネス・プロセスで「ユーザー・プリファレンス」オプションの「POVのプレビュー」を有効にする必要があります。
-
前述の条件が満たされた状態で、Smart Viewの「メンバー選択」ダイアログを使用するには:
- 編集可能なPOV、プロンプトまたはその両方を含むレポートを選択し、「フォーマットされたレポートのインポート」または「挿入」を選択します。
- Web上の「ユーザー・プリファレンス」で「POVのプレビュー」が選択されている場合にPOVを編集するには:
- 「POVの選択」ダイアログで、POVディメンションのドロップダウン・メニューを選択し、「選択…」をクリックします。
- 「メンバー選択」ダイアログで、POVのメンバーを選択し、「OK」をクリックします。
ノート:
このステップおよび次のステップでは、POVまたはプロンプトを設定または編集するときは、必ず「メンバー選択」ダイアログで1つのメンバーのみを選択してください。 - レポートのインポートまたは挿入時にプロンプトを編集するには:
- 「プロンプトの選択」ダイアログで、グリッド・ディメンションの省略記号ボタン(…)をクリックします。
- 「メンバー選択」ダイアログで、プロンプトのメンバーを選択し、「OK」をクリックします。
- インポートまたは挿入されたレポートのPOVを変更するには、Smart Viewリボンで「POVの編集」をクリックし、ディメンションのドロップダウン・メニューを選択して「選択…」をクリックします。「メンバー選択」ダイアログでPOVのメンバーを選択し、「OK」をクリックします。
- インポートまたは挿入されたレポートのプロンプトを変更するには、Smart Viewリボンで「プロンプトの編集」をクリックし、「メンバー選択」ダイアログでプロンプトのメンバーを選択して、「OK」をクリックします。
ノート:
デフォルトの選択肢があるが、定義済選択リストがないプロンプトでは、インポート時にメンバーが変更された場合、「プロンプトの編集」ダイアログに選択したメンバーが表示されません。
詳細は、次を参照してください:
- Oracle Enterprise Performance Management Cloud Reportsでの設計
- Oracle Enterprise Performance Management Cloud Reportsの操作
- 『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』の完全にフォーマットされたレポートのインポートおよび操作
同じワークブックへの複数のレポートの挿入
適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Narrative Reporting、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting、クラウド用Oracle Essbase、Profitability and Cost Management、Oracle Fusion ERP
新しい「フォーマットされたレポートの挿入」コマンドを使用すると、複数のレポートを1つのExcelワークブックに追加(または挿入)できます。
アクション・パネルまたは右クリック・メニューの新しい「フォーマットされたレポートの挿入」コマンドを使用すると、次のものを単一のワークブックに挿入できます:
- 複数ページのレポート
- 単一ページのレポート
- 様々なデータ・ソースからのレポート
「フォーマットされたレポートの挿入」を使用すると、すべてのレポートを同じワークブックに含めることができます。
以前は、各レポートは別々のワークブックにインポートされていました。
1つのワークブックに複数のレポートを挿入するには:
- Smart Viewパネルのツリーで、ワークブックに追加する最初のレポートを選択し、アクション・パネルで「フォーマットされたレポートの挿入」コマンドをクリックするか、レポート名を右クリックして「フォーマットされたレポートの挿入」を選択します。
ノート:
複数のレポートをワークブックに追加するには、常に「フォーマットされたレポートの挿入」コマンドを選択して開始する必要があります。「フォーマットされたレポートのインポート」は使用しないでください。
- 追加する次のレポートを選択し、アクション・パネルまたは右クリック・メニュー・オプションを使用して「フォーマットされたレポートの挿入」を選択します。
- 「フォーマットされたレポートの挿入」コマンドを使用して、必要なすべてのレポートがワークブックに追加されるまで、前のステップを繰り返します。
- 必要に応じてレポートの作業を続行します。たとえば、プロンプトやPOVを編集します。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のレポートを参照してください。
「ビジネス・ルール」ダイアログの新規検索フィールド
適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting、Oracle Hyperion Planning (オンプレミス)
Oracle Smart View for Officeの「ビジネス・ルール」ダイアログに、実行するビジネス・ルールおよびルール・セットを検索できる「検索」フィールドが含まれるようになりました。
「計算」、「ビジネス・ルール」の順に選択して、プロバイダ・リボンまたはプロバイダ・アド・ホック・リボンから「ビジネス・ルール」ダイアログを起動します。フォームの場合のみ、「計算」、「フォームに関する規則」の順に選択します。
「ビジネス・ルール」ダイアログで、「検索」フィールドに検索条件を入力し、[Enter]を押すか、「検索」フィールドの右側にある矢印をクリックします。たとえば、文字列expense
を含むすべてのルールおよびルール・セットを検索できます。[Enter]を押すか矢印をクリックした後、結果リストには、名前内(先頭、中間または末尾)に"Expense"を含むすべてのビジネス・ルールまたはルール・セットが表示されます。
「ビジネス・ルール」ダイアログを初めて起動すると、すべてのキューブおよびルール・セットのチェック・ボックスがデフォルトで選択されます。オプションで、不要なキューブおよびルール・セットのチェック・ボックスの選択を解除して検索を絞り込んだり、検索基準を入力したりできます。
「ビジネス・ルール」ダイアログの新しい「検索」フィールドを使用すると、実行するビジネス・ルールをより簡単に見つけることができます。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』の次のトピックを参照してください:
- Smart ViewおよびEPM CloudのExcelでのビジネス・ルールの起動
- Smart ViewおよびOracle Hyperion PlanningのExcelでのビジネス・ルールの起動
フレックス・フォームでサポートされている式、ラベルおよびコメントの行と列
Oracle Smart View for Officeでは、フォーム定義中に「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」オプションを有効にすることで、フレックス・フォームで式の行および列を保持できるようになりました。このオプションを有効にすると、リフレッシュまたは送信後に、式の行および列がフレックス・フォームに保持されます。
リフレッシュまたは送信操作の後、式の行または列のすべてのメンバーとデータが、無効なメンバーに使用されたものと同じセル・スタイルを使用して強調表示されます。
以前は、式の行と列はフレックス・フォームではサポートされていませんでした。送信時に、リフレッシュを最初に実行する必要があるというメッセージが表示され、リフレッシュ時にフレックス・フォームから式の行と列が削除されていました。
ノート:
- 式の行と式は、ラベルまたはコメントの行と列とも呼ばれます。
- [Delete]キーを使用して行または列のメンバー・セルのみを削除することで行または列全体を削除しようとすると、リフレッシュ時にメンバー・セル内でメンバーが無効になります。フレックス・フォームの行または列全体を削除するには、行または列全体を選択して右クリックし、Excelコンテキスト・メニューから「削除」を選択します。
「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」オプションを有効にすると、式の行および列を含むフォームを操作する際に、フレックス・フォームの汎用性がユーザーに提供されます。
フレックス・フォームで式の行と列を保持するには、サービス管理者はOracle Enterprise Performance Management Cloud Webインタフェースから次のステップを実行します:
- 「ナビゲータ」の「作成および管理」で、「フォーム」をクリックします。
- 編集する既存のフォームを選択するか、「フォームとアド・ホック・グリッドの管理」ページで「アクション」ドロップダウン・メニューをクリックして「単一のフォームの作成」をクリックします。
- フォーム定義ページの「レイアウト」タブの「Smart Viewのオプション」で、「行のフレックス・フォームの有効化」と「列のフレックス・フォームの有効化」のチェック・ボックスを必要に応じて選択します。これらのオプションは、両方またはどちらかを選択できます。
フォームの設計時に、「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」チェック・ボックスは、「行のフレックス・フォームの有効化」または「列のフレックス・フォームの有効化」(あるいはその両方)が有効になっている場合にのみ有効になります。
- 「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」チェック・ボックスを選択します。このオプションは、前のステップで説明したように、行または列のフレックス・オプションが選択されている場合にのみ表示されます。
- オプションとして、 「ディメンション・プロパティ」で、個別の行または列に対して フォーム定義を超えるフレックスのオプションを必要に応じて有効にします。
- フォームを保存します。
詳細は、次を参照してください:
- 『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のフレックス・フォーム
- フリーフォームの管理
- Planningの管理
Oracle Essbaseの数値のフォーマットの設定
適用対象: Marketplaceを介したOracle Cloud Infrastructure上のOracle Essbase (Essbase Cloud)、独立デプロイメント上のOracle Essbase (Essbaseオンプレミス)
Smart Viewオプションを使用して、Oracle Essbaseアド・ホック・グリッドの数値のフォーマットを設定できるようになりました。
フォーマット・オプションを設定するには、Smart Viewリボンで「オプション」をクリックし、「オプション」ダイアログ・ボックスで「フォーマット」をクリックします。「数値のフォーマット」セクションに存在する次の既存のフォーマット・オプションがEssbaseに対して有効になりました:
- カスタムの数値フォーマットの使用: 数値にカスタム・フォーマットを適用すると、数値の外観をより詳細に制御し、柔軟にカスタマイズできます。このチェック・ボックスを選択し、有効なフォーマットを入力します。たとえば、
$#,##0.000_);[Blue]($#,##0.000)
です。カスタム数値フォーマットは、「数値のフォーマット」セクションで設定された他のフォーマット設定より優先されます。 - 3桁ごとのセパレータの使用: 数値データでカンマまたは他の3桁ごとのセパレータを設定します。
- 小数点以下の桁数: 数値データ値に表示する小数点以下の桁数を選択します。小数点以下30桁まで表示するように選択して、フォーマットをプレビューできます。
- 負数のフォーマット: 負の数値を表示するフォーマットを選択してプレビューします。フォーマットには、デフォルト(マイナス記号を表示)、カッコ、赤色、カッコと赤色があります。
ノート:
Essbaseで、数値フォーマット・オプションがSmart Viewオプションでデフォルトとして設定されていないか保持されていない場合、Essbaseグリッドで数値の一般的なフォーマットを使用する既存の動作が続行されます。詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のフォーマット・オプションを参照してください。
Oracle Essbaseでの特殊文字のサポート
適用対象: Marketplaceを介したOracle Cloud Infrastructure上のOracle Essbase (Essbase Cloud)
Oracle Smart View for Officeでは、Oracle Essbaseアド・ホック・グリッドのメンバー名および別名で特殊文字の使用がサポートされるようになりました。次の特殊文字がサポートされています:
- 等号(=): たとえば、=units、=sales
- 一重引用符('): たとえば、'price、'margin
Essbaseの命名規則の詳細は、『Oracle Essbaseの使用』のアプリケーション・ワークブック・リファレンスを参照してください。
データ収集にフォーカスするための新しい診断オプション設定
Oracle Smart View for Officeでの診断の実行時に収集されるデータのフォーカスに役立つ新しい設定が診断オプション・ダイアログに追加されます。
「次を含める(必要なものをすべて選択)」というラベルのダイアログの新しいセクションには、これらの診断領域について次のオプションがあります:
-
メモリー・データ
-
詳細ネットワーク・データ
-
APIコール診断
-
レポート診断 - デフォルトで選択されています
-
詳細グリッド関連診断 - デフォルトで選択されています
-
メタデータ診断 - デフォルトで選択されています
前述のように、特定のアイテムがデフォルトで選択されています。多くの場合、これらは問題の診断に必要なものです。
残りのアイテムは、問題領域であると感じた場合や、Oracle Supportからそのように指示された場合に選択できます。問題に関連していないと思われるアイテムの選択を解除することもできます。
追加のセキュリティ対策として、このリリース以降、「データのマスク」チェック・ボックスがデフォルトで選択されるようになりました。問題で必要な場合は、チェック・ボックスの選択を解除できます。
Smart Viewでの診断の使用の詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のSmart View診断およびヘルス・チェックの診断に関するトピックを参照してください。
Smart ViewとSmart View (Macとブラウザ)の互換性を有効にするための新しいヘルス・チェック設定
Oracle Smart View for Officeの「ヘルス・チェック」ダイアログで、「互換性」という新しい設定が追加されました。この設定は、Smart View for OfficeとSmart View for Office (Macおよびブラウザ)間のフォームおよびアド・ホック・グリッド(標準モード)の互換性を有効または無効にするために使用されます。
互換性が有効な場合、デスクトップ・バージョンのMicrosoft ExcelのSmart Viewでフォームまたはアド・ホック・グリッドを操作し、シートを閉じる前に変更をリフレッシュまたは送信したり、MacまたはSmart View (Macおよびブラウザ)を使用したブラウザでExcel 365で同じフォームまたはグリッドを開き、以前に加えた変更を確認して作業を続行できます。
リリース23.100で最初に導入されたとき、サービス管理者は、<Smart View Install>/cfg
フォルダ(C:\Oracle\SmartView\cfg
など)にあるSmart View properties.xml
ファイルに存在するJSONMetadata365URL
プロパティをコメント解除または有効にして、Smart View for Officeの互換性を有効にする必要がありました。新しいヘルス・チェック設定では、properties.xml
ファイルから有効にするだけでなく、Smart Viewユーザー・インタフェースから互換性を簡単に有効にする方法を提供しています。
「ヘルス・チェック」ダイアログで、「互換性」設定は「Smart Viewのオプション」の下にあり、デフォルトでは「使用不可」です。
- これを有効にするには、「修正/更新/ヘルプ・リンク」列をクリックし、「使用可能」を選択して「設定の更新」をクリックします。
- これを無効にするには、「修正/更新/ヘルプ・リンク」列をクリックし、「使用不可」を選択して「設定の更新」をクリックします。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』の次のトピックを参照してください:
Smart ViewとSmart View (Macおよびブラウザ)の間のOracle Essbaseアド・ホック・グリッドの互換性
適用対象: Marketplaceを介したOracle Cloud Infrastructure上のOracle Essbase (Essbase Cloud)
23.200以降、Smart View for OfficeとSmart View for Office (Macおよびブラウザ)の間でEssbaseの通常のアド・ホック・グリッドの互換性がサポートされています。Smart View for OfficeとSmart View for Office (Macおよびブラウザ)の間でEssbaseの通常のアド・ホック・グリッドを容易に操作できるように、これらのグリッドは互換性が確保されるようになりました。
ノート:
- 複数グリッド・アド・ホック・シートは、Smart View製品間で互換性がありません。
- EPM Cloudフォームおよびアド・ホック・グリッドの互換性は、Oracle Smart View for Office 23.100リリース以降、すでにサポートされています。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のSmart ViewとSmart View (Macおよびブラウザ)間のフォームおよびアド・ホック・グリッドでの互換性のある操作を参照してください。
Smart Viewでの拡張機能に対するMicrosoft Officeテーマ(ダーク・テーマを含む)のサポート
適用対象: すべて
Oracle Smart View for Officeのスマート・クエリー、Oracle Journals for Financial ManagementおよびOracle BI EE拡張機能の操作中に、選択したテーマを適用してOfficeアプリケーションをカスタマイズできるようになりました。
これらの拡張機能では、Smart View 23.200とともに使用すると、Microsoft Officeによって提供されるテーマの使用がサポートされます。デフォルトのカラフル・テーマに加えて、Smart Viewの拡張機能の作業中にダーク・グレー、黒および白のテーマを適用できるようになりました。適用すると、スマート・クエリー・リボンとパネル、Oracle BI EEリボンとビュー・デザイナ、Oracle Journalsリボンおよび関連するメニューとダイアログ・ボックスなどのインタフェース要素に背景色とフォントの色の変更が表示されます。
Officeテーマは、Smart View 23.100リリース以降、Narrative Reporting拡張機能およびEPMブック拡張機能ですでにサポートされています。
Officeテーマを有効にするには:
- Officeアプリケーションで、「ファイル」をクリックし、「オプション」をクリックします。
- 「全般」タブの「Microsoft Officeのユーザー設定」セクションで、「Officeテーマ」リストから必要なテーマを選択します。
- 「OK」をクリックします。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeアクセシビリティ・ガイド』のSmart Viewのアクセシビリティの有効化のMicrosoft Officeテーマの使用(ダーク・テーマを含む)を参照してください。
スケーリング・オプションが有効なフリーフォーム・グリッドから送信した場合のエクスペリエンスの向上
適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting、Oracle Essbase
スケーリング・オプションを有効にしてフリーフォームの送信を試行し、Smart Viewリボンまたはプロバイダ・アド・ホック・リボンの「送信」ボタンを使用すると、次の警告が表示されます:
現在、フリー・フォーム・モードを使用しています。送信する前にリフレッシュを実行してください。
「詳細」ボタンをクリックすると、次のノートが表示されます:
スケーリングが有効な場合、フリーフォームの送信は許可されません。
プロバイダ・アド・ホックのリボンの「送信」ボタンの「リフレッシュせずにデータを送信」または「データ範囲の送信」オプションを使用すると、次の警告が表示されます:
スケールされたデータを送信するには、グリッドをリフレッシュして送信します。フリー・フォーム送信をしようとしており、データはスケーリング・オプションごとにスケールされず、そのまま送信されます。続行しますか。
このメッセージを表示した後に送信する場合は、そのままデータが送信されます。
さらに、フリーフォームの送信の場合、送信処理が完了するまで、Excelステータス・バーにステータスが表示されます(このステータスが表示される時間は、処理時間によって異なります)。ステータスが追加され、ダーティ・ステータスまたはスケーリング・オプション・セットを考慮せずに、値がそのまま発行されていることが通知されます。
ノート:
EPM Cloudソースの場合のみ:
-
この機能を使用するには、アプリケーションの「Smart Viewアド・ホック動作」オプションを「標準」に設定する必要があります。
-
この機能は、フリーフォーム・モードおよびフレックス・フォームのアド・ホック・グリッドに適用されます。
新しいVBA関数
このリリースでは、次の新しいVBA関数が導入されています。
HypLoginEssbaseCloudBasicAuth
適用対象: クラウド用Oracle Essbase
HypLoginEssbaseCloudBasicAuth関数は、クラウド専用のEssbaseで使用するように設計されています。ユーザーは、ログイン・トークンを生成するために"/essbase/rest/v1/session""のRESTエンドポイントURLを使用する必要があります。
ノート:
このVBA関数は、基本認証をサポートするOracle Essbase Cloud環境で使用されます。この関数は、APS_ONLYデプロイメント・タイプのオンプレミスのEssbase環境では機能しません。『Oracle Smart View for Office開発者ガイド』のHypLoginEssbaseCloudBasicAuthを参照してください。
HypSetBasicAuthToken
適用対象: Planning、Planningモジュール、Financial Consolidation and Close、Tax Reporting
HypSetBasicAuthToken関数は、サポートされているクラウド・インスタンスの基本認証メカニズムを使用してユーザーを認証します。通常のフォームベースの認証をバイパスします。
この関数は、すべてのプロトコルで基本認証をサポートする環境に役立ちます。
『Oracle Smart View for Office開発者ガイド』のHypSetBasicAuthTokenを参照してください。
Smart Viewの「メンバー情報」ダイアログに表示される追加プロパティ
適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting
Oracle Smart View for Officeアド・ホック・グリッドでは、「メンバー情報」ダイアログに追加のメンバー・プロパティが含まれるようになりました。
「メンバー情報」ダイアログでは、メンバー・プロパティがグループ化され、次のタブに表示されます。メンバーおよび接続に適用可能なタブのみが表示されます。
- 情報: 名前、ディメンション、データ・ストレージ、データ型、シナリオ・ロールアップ、値のスキップなど、メンバーに関する一般情報のリスト。
- 新しく追加されたプロパティには、スマート・リストおよびソース・キューブ情報が含まれています。
- ディメンション・タイプに固有の新しい追加プロパティは次のとおりです:
- 通貨: スケール、精度、レポート通貨、3桁ごとの区切り文字、小数点、負数の符号、負数の色
- シナリオ: 為替レート表
- 別名: 別名表、およびメンバーに関連付けられた対応する別名のリスト
- 属性: ディメンション、メンバー、およびメンバーに関連付けられた属性のタイプの表
- 式: メンバーに関連付けられた式
- コメント: メンバーに関連付けられたコメントのリスト
- ユーザー定義属性: ユーザー定義の属性のリスト(管理者が定義したメンバーの属性)
「メンバー情報」ダイアログには、Smart Viewのプロバイダ・アド・ホック・リボンからアクセスします。たとえば、Smart Viewで、Planningデータ・ソースに接続し、新しいアド・ホック・グリッドを作成するか、保存したグリッドを開きます。メンバー・セルを選択し、Planningアド・ホック・リボンから「セル情報」を選択します。
次の方法を使用して、「メンバー情報」ダイアログにアクセスすることもできます:
- アド・ホック・グリッドで、選択したメンバー・セルを右クリックし、「Smart View」、「セル情報」の順に選択します。
- 「メンバー選択」ダイアログで、右ペインでメンバーを選択し、「オプション」ボタンのドロップダウン・メニューから「セル情報」を選択します。
「メンバー情報」ダイアログに表示した情報は、「保存」ボタンをクリックしてExcelファイルに保存することもできます。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザー・ガイド』のメンバー情報の表示を参照してください。
ジョブ・コンソールでの子ジョブのサブステータスの表示
適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム,、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting
ジョブ・コンソールの「ジョブ・ステータス」列で、進行中のジョブのサブステータスを表示できるようになりました。新しいサブステータス情報を使用すると、次のことができます:
- ジョブのリアルタイムの進捗を追跡します。これは、特に長時間実行されるジョブについて、情報を得るのに役立ちます。
- 進行中のアクティビティを把握します。進行中のジョブに関する重要な情報を事前に受け取ることで、個々のジョブの詳細を開くために必要な時間と労力を節約できます。
- ジョブがブロックされている場所や、通常よりも実行が遅い場所を簡単に特定します。これは、ジョブ内の非互換性の把握、迅速なアクションの実行、およびジョブ・プロセスの改善に役立ちます。
Oracle Smart View for Officeでは、アプリケーション名を右クリックしてコンテキスト・メニューから「ジョブ・コンソール」を選択することで、ジョブ・コンソールを起動できます。または、アクション・パネル・メニューで「詳細」をクリックし、「ジョブ・コンソール」を選択します。ジョブのステータスとそのサブステータスが「ジョブ・ステータス」列に表示されます。
子ジョブがないジョブの場合、ステータスは「ジョブ・ステータス: [Sub_Status]」の形式で表示されます。例: 処理中: データのマージ
親子ジョブ関係の場合、サブステータスは次の形式で表示されます:
-
親ジョブには、進行中の子ジョブが表示されます。次に例を示します:
処理中: [子ジョブの実行中1 / 1: %CHILD_JOB_NAME%]
-
各子ジョブには、実行の一部として実行される特定の操作が表示されます。次に例を示します:
処理中: [ステップ3 / 5: ソース・データのフェッチ中。]
-
キューブが現在のジョブでビジー状態の場合は、ステータスに「待機中」インジケータが追加されます。次に例を示します:
処理中: [ステップ5/5: データのクリアおよびターゲットへのプッシュ中[待機中]。]
ジョブが正常に完了すると、サブステータスがクリアされます。ただし、ジョブでエラーが発生した場合、エラーが発生したジョブのステータスとサブステータスは、クリアされるのではなく引き続き表示されます。たとえば、エラー: [ステップ2/5: ターゲット・データのフェッチ中]。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のジョブ・ステータスのモニターを参照してください。
フォーム2.0でのオンザフライ計算のサポート
適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム,、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting
Oracle Smart View for Officeのフォーム2.0でオンザフライ計算を実行できるようになりました。データ値を変更して、メンバー式を含むフォームで計算をすばやく表示できます。
オンザフライ計算は、レッドウッド・エクスペリエンスが有効になっているアプリケーションのフォーム2.0でのみ使用できます。Webアプリケーションの「設定」で、「フォーム・バージョン」が「フォーム2.0」に設定されていることを確認します。また、オンザフライ計算を実行するフォームごとに、オンザフライ計算機能を有効にする必要があります。これを行うには、必要なフォームの「レイアウト」タブで、「グリッドのプロパティ」の下の「オンザフライ計算の使用可能」チェック・ボックスを選択します。
フォーム2.0でオンザフライ計算を有効にしてSmart Viewでフォームを開くときに、メンバー式を含むセルにカーソルを置くと、ツールチップで式の詳細を表示できます。フォームに複数の変更を加えて計算値をすぐに表示することで、毎回フォームを再ロードすることなく、計算時間を節約できます。すべての変更を完了して計算に納得したら、変更した値をデータベースに送信できます。また、更新した値を送信することなく終了することもできます。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』の次のトピックを参照してください。
Smart Viewでのタスク・マネージャの拡張サポート
適用対象: Financial Consolidation and Close、Planning、Planning Modules、Tax Reporting
Oracle Smart View for Officeからタスク・マネージャにアクセスしている間、自動的にサイズ変更された列で使いやすさが向上し、ユーザーはタスク詳細への迅速なアクセスおよび埋込みタスク・リンクを使用した統合タスク内の容易な移動を実行できるようになりました。
次の機能改善が含まれています:
- スケジュール・シートでは、すべての列がコンテンツに基づいて自動的にサイズ変更されるため、表示と使いやすさが向上します。
- Smart Viewからタスクを迅速に開くための新しいオプションが使用できるようになりました。これらのオプションには、タスク・マネージャ・リボンおよびスケジュール・シートの新しい「クイック・アクション」列からアクセスできます。オプションは次のとおりです:
- 開く: このオプションを使用して、タスク・マネージャのタスク・ダイアログでタスク詳細を開きます。これを使用して開くと(スケジュール・シートでタスク行をダブルクリックしない)、タスク・マネージャのタスク・ダイアログを起動できます。
- ブラウザで開く: このオプションを使用して、ブラウザ内のWebアプリケーションで統合タスクをすばやく開きます。現在のセッションでWebアプリケーションにログインしていない場合は、接続を確立して1回かぎりの要件としてログインするように求められます。その後、ブラウザで統合タスクを直接開き、タスクの詳細を表示し、必要なアクションを実行できます。
- Excelで開く: このオプションを使用して、フォームやダッシュボードなどの埋込みアーティファクトをExcelで迅速に開きます。フォームが同じワークブック内の新しいワークシートで開き、ダッシュボードが新しいワークブックで開きます。
- 統合タスクの場合、タスク・マネージャのタスク・ダイアログ内のタスク詳細で埋込みタスク・リンクが使用可能になり、関連するタスクに簡単に移動できるようになります。たとえば、財務レポートの確認に関するタスクで、「ブラウザで開く」をクリックすると、タスク・マネージャのタスク・ダイアログに財務レポートの表示に移動リンクが表示されます。これにより、コンテキスト情報(この例では財務レポート)は、Webアプリケーションから個別に移動するのではなく、タスク・ダイアログ内で直接表示できます。
ノート:
前述の機能改善には、23.12タスク・マネージャ拡張機能が必要です。詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』の次のトピックを参照してください。
祖先メンバーのアクセス権の改善
適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム,、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting
新しい「デフォルト祖先アクセス権」オプションを使用してアクセス権の割当てを自動化すると、WebおよびOracle Smart View for OfficeでEPM Cloudユーザーが、祖先にズーム・アウトしツリー・ビューで階層を表示できます。この機能を使用する前にそれらのユーザーに親レベルでのそのメンバーへのアクセス権がなかった場合でも可能です。この機能により、既存のメンバー・セキュリティが強化されて祖先メンバーへのデフォルト・アクセス権の選択肢が提供されます。サービス管理者は、アプリケーションでの祖先へのデフォルト・アクセス権を「なし」、「読取り」、「書込み」または「表示」に設定できます。1つ以上の祖先への「読取り」、「書込み」または「表示」アクセス権を付与することもできます(たとえば、「ディメンション・エディタ」において)。このような場合は、「ディメンション・エディタ」での明示的なセキュリティ割当てが優先されます。ただし、「ディメンション・エディタ」でのアクセス権が「なし」に設定されている場合を除きます。この場合は、「デフォルト祖先アクセス権」設定が優先されます。
サービス管理者は、新しい「デフォルト祖先アクセス権」オプションを使用して、共有メンバーを含め「なし」以外のアクセス権があるメンバーの祖先メンバーへのデフォルト・ユーザー・アクセス権を指定します。これにより、Smart Viewユーザーが、アド・ホック・グリッドや「メンバー・セレクタ」などで、自分が属するサブ階層のコンテキストで、自分にアクセス権があるメンバーを表示できるようになります。
ノート:
ユーザーには、1つ以上の子孫メンバーへのアクセス権がないとサブ階層は表示されません。
アプリケーションでの「デフォルト祖先アクセス権」の使用可能なオプションは、次のとおりです。
- なし - デフォルトでは、ユーザーは、自分にアクセス権があるメンバーの祖先メンバーを表示できません(自分にそれらへのアクセス権が明示的に付与されている場合を除きます)。このオプションを選択した場合、システムは、24.03の更新の前と同じように動作します。
- 読取り - デフォルトでは、ユーザーは、自分にアクセス権があるメンバーの祖先メンバーへの読取り専用アクセス権を付与されます(自分に書込みアクセス権または表示アクセス権が明示的に付与されている場合を除きます。この場合は、それらがこのデフォルトより優先されます)。
- 書込み - デフォルトでは、ユーザーは、自分にアクセス権があるメンバーの祖先メンバーへの書込みアクセス権を付与されます(自分に読取りアクセス権または表示アクセス権が明示的に付与されている場合を除きます。この場合は、それらがこのデフォルトより優先されます)。
- 表示 - デフォルトでは、ユーザーは、自分にアクセス権があるメンバーの祖先メンバーへの表示専用アクセス権を付与されます(自分に読取りアクセス権または書込みアクセス権が明示的に付与されている場合を除きます。この場合は、それらがこのデフォルトより優先されます)。なお、表示専用アクセス権があるメンバーは表示されますが、それらのメンバーに関連付けられているセルにはデータ値ではなく「#NoAccess」が表示されます。
なお、これらのアクセス権オプションは、「デフォルト祖先アクセス権」アプリケーション設定の他、メンバーに関するセキュリティが表示されるどの場所にも追加されています(たとえば、「ディメンション・エディタ」内)。
アプリケーションおよびディメンションの「デフォルト祖先アクセス権」オプションを使用すると、サービス管理者は、より簡単に階層メンバーへのアクセス権を適用でき、WebとSmart Viewの両方で、明白にアクセスできる階層構造(たとえば、アド・ホック・グリッドやメンバー・セレクタ)をユーザーに提供できます。
ノート:
- 「書込み」アクセス権がデフォルトとして選択されているときに、祖先は、その他の機能(ボトムアップ・バージョン、動的計算、サポート詳細の存在など)でそのセルが読取り専用に設定し直されていると、読取り専用のままであることがあります。書込み」という値は、主に、フリーフォームまたはターゲット・バージョンを使用するお客様用に提供されています。
- 「デフォルト祖先アクセス権」は、共有メンバーのセキュリティが評価された後に祖先に適用されます。これにより、それは、「キューブのリフレッシュに共有メンバーを含める」オプションが有効になっているか無効になっているかに関係なく正しく動作するようになります。
- 「デフォルト祖先アクセス権」を有効にすると、メンバーへのアクセス・レベルが異なるユーザー間でExcelワークブックを共有しやすくなります。アクセス権が構成されたときに、ユーザーがSmart Viewで「リフレッシュ」をクリックすると、自分にアクセス権があるセルに実際のデータ値(または「#NoAccess」)が戻され、階層構造がメンテナンスされます。
Smart Viewでの祖先メンバーの操作については、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のアド・ホック・グリッドでの祖先メンバーへのアクセスを参照してください。
Narrative Reporting 24.02の拡張機能の更新
Oracle Smart View for Office用に更新されたNarrative Reporting拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。一般的な改善および不具合の修正に加えて、この更新には、次のNarrative Reporting機能のサポートが含まれています:
- 動作の変更: Smart Viewで「アップロードしてチェックイン」オプションを使用すると「ドックレット属性」ダイアログが表示されなくなる
- Smart Viewでの使用可能なコンテンツの迅速な作成
- レポート・パッケージで埋込みWord表に対して「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」を無効にする新しいオプション
Smart Viewの最新のNarrative Reporting拡張機能をダウンロードしてインストールすると、最新の機能、改善および不具合修正にアクセスできます。
詳細は、次を参照してください:
- 『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のNarrative Reporting拡張機能のインストール
- Oracle Enterprise Performance Management Cloud - Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者のためのスタート・ガイドのクライアントのダウンロードとインストール
- Oracle Enterprise Performance Management Cloud - Oracle Enterprise Performance Management Cloudユーザーのためのスタート・ガイドのクライアントのダウンロードとインストール
動作の変更: Smart Viewで「アップロードしてチェックイン」オプションを使用すると「ドックレット属性」ダイアログが表示されなくなる
ドックレット・チェックイン・プロセス中に、Smart ViewのNarrative Reportingリボンの「チェックイン」ボタンの「アップロードしてチェックイン」オプションを使用するときに、スタイル・サンプルまたは「スライド・マスター」属性ダイアログをバイパスし、Microsoft WordまたはPowerPointドックレットを直接チェックインできるようになりました。このオプションを選択すると、既存のページ属性の上書きの選択内容が保持されます。
WordまたはPowerPointドックレットをアップロードすると、「ドックレット属性」ダイアログが表示され、スタイル・サンプル属性(Word)またはスライド・マスター属性(PowerPoint)をレビューし、オーバーライドする属性を選択できます。以前は、「チェックイン」ボタンで使用可能な「アップロード」ボタンまたは「アップロードしてチェックイン」オプションのいずれを選択しても、「ドックレット属性」ダイアログが表示されていました。
24.02 Narrative Reporting拡張機能を使用すると、「チェックイン」ボタンの「アップロードしてチェックイン」オプションを選択することで、ドックレットをすばやくアップロードしてチェックインし、「ドックレット属性」ダイアログを回避できます。「ドックレット属性」ダイアログで以前に選択した内容は保持されます。
「ドックレット属性」ダイアログをバイパスすると、属性のレビューやオーバーライドが不要な場合に、ドックレットをより迅速にチェックインできます。
ノート:
- 「ドックレット属性」ダイアログは、「アップロード」ボタンを選択した場合でも引き続き使用できます。
- この機能には、24.02 Narrative Reporting拡張機能が必要です。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のページ属性およびスライド・マスターのアップロードおよび操作を参照してください。
Smart Viewでの使用可能なコンテンツの迅速な作成
Oracle Smart View for Officeで、「Narrative Reporting」リボン内の新しい「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用して、使用可能なコンテンツをすばやく作成できるようになりました。
Excelリファレンス・ドックレットまたは参照ファイルで、表またはグラフィック・コンテンツを選択してから、「使用可能なコンテンツ」ボタンをクリックします。
これにより、「新規の使用可能なコンテンツの定義」ダイアログが開かれます。選択した範囲は、デフォルトでExcel範囲テキスト・ボックスに入力されます。新しい使用可能なコンテンツの名前と説明(オプション)を入力してから、「OK」をクリックします。
以前は、使用可能なコンテンツを作成する前に、まず、Excelリファレンス・ドックレットまたは参照ファイルでの名前付き範囲を定義する必要がありました。「Narrative Reporting」リボン内の「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用すると、Excelで選択した範囲に基づいて、基礎となる名前付き範囲が自動的に作成されます。新しいコンテンツには、名前と説明(オプション)のみを適用する必要があります。
「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用して新しい使用可能なコンテンツを作成するときは、リファレンス・ドックレット、または参照ファイルが属する標準ドックレットをチェックアウトしないでください。始める前に、ドックレットがチェックインされていることを確認してください。
「新規の使用可能なコンテンツの定義」ダイアログで「OK」をクリックすると、新しいコンテンツをWordまたはPowerPointドックレットに埋め込めるようになります。
Smart Viewで「Narrative Reporting」リボン内の新しい「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用して、使用可能なコンテンツをすばやく作成することで、時間を節約できます。
ノート:
- この機能には、24.02 Narrative Reporting拡張機能が必要です。
- 使用可能なコンテンツをチャートまたはグラフィックから作成するときは、選択したチャートの上下の行を必ず含めてください。
『Oracle Smart View for Officeユーザー・ガイド』で、次の内容を参照してください。
レポート・パッケージで埋込みWord表に対して「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」を無効にする新しいオプション
Microsoft Wordドックレット内に表を埋め込むと、使用可能なコンテンツがWord表に変換されます。そのWord表にはデフォルト・オプション「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」があります。このオプションでは、最適なレンダリングのために列の幅と行の高さがわずかに調整されます。このサイズ変更によって、埋込み表とソース表またはグリッドの間に相違が生じる場合があります。使用可能なコンテンツの定義でサイズ変更オプションを無効にして埋込みWord表とソース参照表またはグリッドの間の差異を最小限にできるようになりました。
WordまたはPDFレポート・パッケージ内で、使用可能なコンテンツの表に対して自動サイズ変更オプションを無効にできます。その後、使用可能なコンテンツの表がWordドックレットに埋め込まれたときには、そのWord表オプションは有効になりません。デフォルトでは、このオプションは、使用可能なコンテンツに対して有効になっています。
Smart Viewで自動サイズ変更オプションを無効にするには:
-
チェックアウトしたドックレットで、「Narrative Reporting」リボンにある「検査」をクリックし、「使用可能なコンテンツ」タブを選択してから、変更する使用可能なコンテンツのリンクをクリックします。
-
「編集」ダイアログで、「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」チェック・ボックスの選択を解除してから、「OK」をクリックします。
この機能拡張により、要件とプリファレンスに基づいてサイズ変更オプションを有効または無効にできるようになりました。
ノート:
- この機能には、24.02 Narrative Reporting拡張機能が必要です。
- Oracle Smart View for Officeでは、Excel名前付き範囲の方法を使用して新しい使用可能なコンテンツを作成した場合、その新しいコンテンツのリンクをクリックすると、アップロード時に「レポート・コンテンツの追加」ダイアログで「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」オプションが表示されます。このオプションは、24.02のNarrative Reporting拡張機能の更新では、新しい「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用して使用可能なコンテンツを作成しても表示されません。Smart Viewで、「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用して作成されたコンテンツのチェック・ボックスをクリアするには、前述のステップを使用します。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のExcelベースのリファレンス・ドックレット・コンテンツの更新を参照してください。
Narrative Reporting 23.12の拡張機能の更新
Oracle Smart View for Office用に更新されたNarrative Reporting拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、一般的な改善と不具合の修正に加え、Narrative Reporting機能「Smart Viewでの参照変数値のソースを簡単に特定」のサポートが含まれています。
Smart Viewの最新のNarrative Reporting拡張機能をダウンロードしてインストールすると、最新の機能、改善および不具合修正にアクセスできます。
詳細は、次を参照してください:
- 『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』の「Narrative Reporting拡張機能のインストール
- Oracle Enterprise Performance Management Cloud - Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者のためのスタート・ガイドのクライアントのダウンロードとインストール
- Oracle Enterprise Performance Management Cloud - Oracle Enterprise Performance Management Cloudユーザーのためのスタート・ガイドのクライアントのダウンロードとインストール
Smart Viewでの参照変数値のソースを簡単に特定
「変数」パネルの「ソース」タブからドックレットに導出されたすべての参照変数を簡単に表示し、Smart Viewの「ソースの表示」アクションを使用してドックレット内の参照変数値のソースを特定できるようになりました
「変数」パネルの新しい「ソース」タブから、現在のドックレットから導出されたすべての参照変数を表示できます。「ソースの表示」アクションは、「ソース」タブから使用でき、参照変数が現在値を取得しているセルまたはテキストをすばやく特定できます。
「ソースの表示」アクションを使用して、Excelリファレンス・ドックレットおよび参照ファイルで参照変数値のソースを特定します。WordベースおよびExcelベースの標準ドックレットでは、ドックレットが参照変数の値のソースでもある場合は、参照変数値のソースも特定できます。リファレンス・ドックレットを任意のタイミングで開き、任意の変数に対して「ソースの表示」アクションを実行することもできます。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』の参照変数値のソースの特定を参照してください。
Narrative Reporting 23.10の拡張機能の更新
Oracle Smart View for Office用に更新されたNarrative Reporting拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。一般的な改善および不具合の修正に加えて、この更新には、次のNarrative Reporting機能のサポートが含まれています:
Smart Viewの最新のNarrative Reporting拡張機能をダウンロードしてインストールすると、最新の機能、改善および不具合修正にアクセスできます。
詳細は、次を参照してください:
- 『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』の「Narrative Reporting拡張機能のインストール
- Oracle Enterprise Performance Management Cloud - Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者のためのスタート・ガイドのクライアントのダウンロードとインストール
- Oracle Enterprise Performance Management Cloud - Oracle Enterprise Performance Management Cloudユーザーのためのスタート・ガイドのクライアントのダウンロードとインストール
Smart Viewに埋め込む前の使用可能なコンテンツのプレビュー
文書作成者は、Oracle Smart View for Officeの「コンテンツの埋込み」ダイアログの新しい「プレビューの表示」ボタンを使用して、使用可能なコンテンツをドックレットに埋め込む前にプレビューできるようになりました。
Smart ViewでWordドックレットまたはPowerPointドックレットを開いてチェックアウトした後、Narrative Reportingリボンの「埋込み」ボタンをクリックします。「コンテンツの埋込み」ダイアログには、使用可能なコンテンツのリストと新しい「プレビューの表示」ボタンが表示されます。
使用可能なコンテンツを選択し、「プレビューの表示」をクリックして、使用可能なコンテンツのリストの下にあるプレビュー・ペインにコンテンツのプレビューを表示します。たとえば、使用可能なコンテンツで月次販売チャートを選択すると、プレビュー・ペインに棒グラフのビジュアルが表示されます。同様に、貸借対照表計算書を選択すると、そのプレビューが表形式で表示されます。
スクロール・バーは、イメージまたは表が大きすぎてプレビュー・ペインに収まらない場合に使用できます。使用可能なコンテンツを1回に1つ選択してプレビューできます。ダイアログのプレビュー・ペインを閉じるには、「プレビューの非表示」ボタンをクリックします。
満足できる使用可能なコンテンツが見つかったら、ダイアログの上部にある「埋込み」ボタンをクリックして、この使用可能なコンテンツをドキュメントまたはスライドに挿入します。このアクションにより、ダイアログが閉じます。
「プレビューの表示」機能を使用すると、ドックレットの文書作成者は、埋め込まれる前に使用可能なコンテンツを簡単に表示できます。この機能の使用時には、次の考慮事項に注意してください:
- この機能には、23.10 Narrative Reporting拡張機能が必要です。
- Narrative Reportingリボンの「埋込み」ボタンを表示するには、最初にドックレットをチェックアウトする必要があります。「埋込み」ボタンをクリックして、「コンテンツの埋込み」ダイアログを起動します。
- 「コンテンツの埋込み」ダイアログはサイズ変更できません。スクロール・バーを使用して、すぐには表示されないイメージの一部を表示します。
- この「コンテンツの埋込み」ダイアログでは、システムの「ディスプレイ」設定が「拡大縮小とレイアウト」で100%に設定されている場合に最適に表示されます。
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』の使用可能なコンテンツのプレビューを参照してください。
Smart Viewでのドックレットの使用可能なコンテンツ名の表示
Oracle Smart View for Officeを使用してWordドックレットまたはPowerPointドックレットに使用可能なコンテンツを埋め込むと、使用可能なコンテンツ名(タイトル)が含まれるようになります。これにより、使用可能なコンテンツのソースをすばやく識別できます。
以前、またはブラウザを介して埋め込まれた場合、名前が追加されていないため、ドックレット内から表示できませんでした。これらのコンテンツに名前を追加するには、Smart Viewで「埋込みコンテンツのリフレッシュ」を実行します。
使用可能なコンテンツは、Excelベースおよびレポートベースのリファレンス・ドックレットおよび参照ファイルから取得できます。たとえば、Excelベースのリファレンス・ドックレットでは、名前付き範囲を使用して使用可能なコンテンツを定義し、ドックレットに埋め込むことができます。「コンテンツの埋込み」ダイアログで、使用可能なコンテンツの名前を表示できます。
23.10 Narrative Reporting拡張機能を使用すると、コンテンツを埋め込んだ後、ドックレットでコンテンツを選択し、その名前を表示できます。これにより、ドックレットに埋め込まれたコンテンツの名前をすばやく認識できます。
PowerPointで、埋込みコンテンツ名を表示するには、埋込みコンテンツを選択して右クリックし、Officeバージョンに応じて「代替テキストを表示」または「代替テキストを編集」を選択します。埋込みコンテンツの名前が「代替テキスト」パネルに表示されます。
ノート:
Smart Viewでドックレットを開いてチェックアウトし、「埋込みコンテンツのリフレッシュ」を実行してから、ドックレットをアップロードおよびチェックインして、次の状況で使用可能なコンテンツ名が正しく表示されることを確認する必要があります:
- 23.10より前のバージョンのNarrative Reporting拡張機能を使用してWordまたはPowerPointドックレットにコンテンツが埋め込まれた場合
- コンテンツがNarrative Reporting WebからWordまたはPowerPointドックレットに埋め込まれる場合
- 使用可能なコンテンツの名前をNarrative Reporting WebまたはSmart Viewから変更した後
詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のドックレットで使用可能なコンテンツ名の表示を参照してください。
インストール情報
このリリースは、次のサイトからダウンロードできます。My Oracle Support:
最新のSmart Viewリリースのダウンロード・リンクを含むOracle Smart View for Officeに関する情報については、My Oracle Supportのナレッジ記事、Smart Viewサポート・マトリックスおよび互換性に関するFAQ (Doc ID 1923582.1)を参照してください。ナレッジ記事にアクセスするには、My Oracle Supportのユーザー・アカウントが必要です。
ベスト・プラクティスとして、MOSのナレッジ記事Doc ID 1923582.1で、最新のSmart Viewリリースについて定期的に確認してダウンロードすることをお薦めします。
https://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=1923582.1
詳細なインストール手順は、Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイドにあります。このガイドは、Oracle Help CenterのSmart View ライブラリで入手できます。
https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html
Google Chrome、Mozilla FirefoxおよびMicrosoft Edgeにブラウザ拡張機能が必要です。これらのブラウザ用のSmart Viewの拡張機能のダウンロードおよびインストールに関する情報について、ブラウザ・サポートのトピックを参照してください。
Smart Viewバージョンのサポート
プレミア・サポートの現在の製品に対してOracle Smart View for Officeの現在のリリースと1つ前のリリース(23.200と23.100)をサポートおよび動作保証しています。
Microsoft Windowsオペレーティング・システムおよび.NETのサポート
Oracle Smart View for Office 23.200はWindows 10およびWindows 11でサポートされ、これにはMicrosoft .NET Frameworkのサポートされているバージョンが必要です。.NET Framework 4.8以降を使用することをお薦めします。
Microsoft .NET Framework 4.5.2、4.6および4.6.1は、2022年4月26日以降サポートされなくなることに注意してください。詳細は、.NET Framework 4.5.2, 4.6, 4.6.1 will reach End of Support on April 26, 2022を参照してください。
Windowsオペレーティング・システムのその他のサポートについては、サポートされているプラットフォームのマトリックスのリリースのマトリックスを参照してください。
Microsoft Office 2016、2019および2021
Oracle Smart View for Officeは、Microsoft Office 2016、2019、2021をサポートしています。
Microsoft Office 365
Windows用のSmart Viewでは、クイック実行を使用してインストールされたOffice 365 ProPlusなど、サポート対象バージョンのMicrosoft Office 365アプリケーションがローカルにインストールされている必要があります。Smart View (Macおよびブラウザ)では、OracleのEPM CloudソリューションおよびWindowsまたはMacシステムのWebブラウザまたはOffice for MacにデプロイされたMicrosoft Office 365の間のインタフェースが提供されます。
詳細は、Smart Viewサポート・マトリックスおよび互換性のFAQ (Doc ID 1923582.1)というタイトルのナレッジ記事を参照してください。
https://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=1923582.1
ノート:
最新のOffice 365 Beta ChannelまたはCurrent Channelバージョンにアップグレードするユーザーは、スマート・リスト内のドロップダウン・リスト、「メンバー」ドロップダウン、セル内POVおよび他のそうしたドロップダウン・リストを使用する上で問題に直面する可能性があります。たとえば、セル内のドロップダウン・リストをクリックすると、実際のドロップダウン値のかわりに省略記号(…)のみが表示される場合があります。セル内のドロップダウン値を正しく表示するため、Smart View 22.200以上にアップグレードする必要があります。
ブラウザ・アドオン
Oracle Smart View for Officeを使用すると、Oracle Enterprise Performance Management CloudおよびOracle Enterprise Performance Management Systemでサポートされているブラウザベースのアプリケーションを次の方法で対話操作できます。
-
Smart Viewのフォームまたはアドホック・グリッドで開始して、ドリルスルーを使用してブラウザにアプリケーションWebページを起動します
-
Webアプリケーションで開始して、Excel用のSmart Viewにフォームまたはアドホック・グリッドを起動します。
-
Smart Viewの「タスク・リスト」から、タスクをブラウザで開くことができます。
Mozilla Firefox、Google ChromeおよびMicrosoft Edgeには、ドリルスルー、Web起動およびSmart Viewからブラウザでタスクを開くためのSmart Viewアドオンが必要です。
ノート:
EPM Cloud 20.09更新およびEPM System 11.2.2リリース以降、Internet Explorerユーザーがデフォルトのブラウザとして新しいMicrosoft Edgeに移行することを推奨するMicrosoft社の方針に基づいて、Internet Explorer 11はサポートされなくなりました。オラクル社ではInternet Explorerを使用してEPM CloudおよびEPM Systemをテストすることがなくなるため、現在Internet Explorerで機能している既存の機能は、20.09更新またはリリース11.2.2以降では機能しなくなる可能性があります。詳細は、ブラウザ・バージョン・サポートを参照してください。
すべてのユーザーがサポートされているブラウザに移行することをお薦めします。
ブラウザ拡張機能のインストール手順については、『Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイド』のブラウザ・アドオンのインストールを参照してください。このガイドは、Oracle Help CenterのSmart Viewライブラリで入手できます:
https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html
ChromeおよびEdgeに必要な更新済のSmart Viewブラウザ機能拡張
2022年11月、Google ChromeおよびMicrosoft Edge用に更新されたブラウザ拡張機能が使用可能になりました。この拡張機能は、Oracle Smart View for Officeにおいて、サポートされているブラウザベースのEPM Cloudビジネス・プロセスおよびEPM Systemアプリケーションと次の方法で相互作用するために必要です:
- Smart Viewのフォームまたはアドホック・グリッドで開始して、ドリルスルーを使用してブラウザにアプリケーションWebページを起動します
- Webアプリケーションで開始して、Excel用のSmart Viewにフォームまたはアドホック・グリッドを起動します。
- Smart Viewの「タスク・リスト」から、タスクをブラウザで開くことができます。
ノート:
この必要なブラウザ拡張機能の更新は、完全にChromeおよびEdgeブラウザのみを対象としています。これはSmart View内のPlanning管理またはNarrative Reportingなどの拡張機能に対する更新ではありません。
この更新は、デフォルトのブラウザがChromeまたはEdgeである場合のみ必要です。デフォルトのブラウザがMozilla Firefoxの場合、この更新による影響はありません。
この拡張機能は、ChromeまたはEdgeブラウザからChromeウェブストアで入手できます。Chromeウェブストアで、smart viewで検索して拡張機能の更新を探します。更新されたバージョン番号は22.200です。続いて、『Oracle Smart View for Office インストレーションおよび構成ガイド』のブラウザ・アドオンのインストールに関する項に記載された、Google ChromeまたはMicrosoft Edge用の手順に従ってください。
2023年1月1日以降、以前のブラウザ拡張機能はChromeおよびEdgeのどちらでも動作しなくなります。Smart ViewとEPM CloudおよびEPM Systemにおけるブラウザベースのアプリケーションとの相互作用を継続するには、拡張機能を更新する必要があります。
ブラウザ・バージョン・サポート
Oracle Smart View for Officeはブラウザのバージョンに依存しませんが、Smart Viewと連動する製品は依存する可能性があります。
ご使用のプラットフォームおよび製品について、システム要件ドキュメントとサポート対象プラットフォーム・ドキュメントを参照してください。また、その他のブラウザ・サポート要件については固有の製品Readmeを参照してください。
ノート:
2022年6月15日のサポート終了日以降であっても、Microsoft Internet Explorerをアンインストールしないでください。かわりに、Microsoft社のガイドラインに従ってInternet Explorerを安全に無効にすることができます。Internet Explorerブラウザが呼び出される状況では、かわりにEdgeブラウザが起動されます。
Smart Viewでは、Internet Explorerブラウザは特に必要ありません。ただし、Smart Viewが依存するWinInet APIはInternet Explorerに対する依存関係がある可能性があります。Internet Explorerをアンインストールすると、これに依存する他のアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性があるため、Microsoft社はInternet Explorerをマシンにインストールしたままにしておくことを推奨しています。また、Microsoft社は、最新のセキュリティ・パッチが利用可能になった都度それに更新することも推奨しています。
詳細は、Oracle Supportドキュメント2877741.1、Microsoft社のInternet Explorer 11のサポート終了(2022年6月15日)によるSmart Viewへの影響を参照してください。
Microsoft Edge WebView2のサポート
Oracle Smart View for Officeでは、Microsoft Internet Explorerモジュールを使用して認証ページを表示します。しかし、特定の認証スキームでは、複雑なログイン・シーケンスを処理するためにMicrosoft Edge WebView2などの新しいコントロールが必要な場合があります。WebView2を使用するには、Microsoft Edge WebView2 Runtimeを各Smart Viewクライアント・マシンにインストールし、有効にする必要があります。
リリース21.100以降、Smart ViewではWebView2をサポートしています。実行中、Smart Viewでは、マシンにインストールされたMicrosoft Edge WebView2 Runtimeの有無を検出し、WebView2ベースのダイアログを起動してログイン・ページをホストします。
ノート:
-
WebView2は、Microsoft Windows 10および11でのみサポートされています。
-
Oracle BI EEでは、WebView2はサポートされていません。Oracle BI EEに接続する場合は、WebView2を無効にする必要があります。「ヘルス・チェック」ダイアログを使用して、WebView2を無効にします。
- 2要素認証ログイン・シナリオの場合、「ヘルス・チェック」ダイアログで、「WebView2 Runtime」オプションを「UIに対して使用可能にする」に設定する必要があります。
- リリース21.100以降、Smart ViewではWebView2をサポートしています。WebView2は、My Oracle Supportで入手できるSmart View 23.210リリース以降で完全にサポートされています。
WebView2をSmart Viewクライアント・マシンにインストールした後は、それを「ヘルス・チェック」の「Smart Viewのオプション」セクションで有効にできます(『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のシステムでのヘルス・チェックの実行を参照)。
管理者は、Smart Viewのproperties.xml
ファイル(デフォルトではC:\Oracle\SmartView\cfg
に存在)を編集してからこのファイルをユーザーに配布することで、WebView2を有効にすることもできます。
properties.xml
内でWebView2を有効および無効にするための構成設定は、次のとおりです。
- すべてに対して使用可能にする:
<disableWebView2>0</disableWebView2>
<useWebView2forNetworking>1</useWebView2forNetworking>
- UIに対して使用可能にする:
<disableWebView2>0</disableWebView2>
<useWebView2forNetworking>0</useWebView2forNetworking
- 使用不可(デフォルト):
<disableWebView2>1</disableWebView2>
<useWebView2forNetworking>0</useWebView2forNetworking>
管理者: 組織で使用されるログイン・シーケンスの処理にWebView2が必要な場合、Microsoft Edge WebView2 RuntimeがSmart Viewを実行するマシンにインストールされ、有効になっているようにする必要があります。Microsoft Edge WebView2 Runtimeをインストールする場合、Evergreenバージョンの使用をお薦めします。WebView2 バージョン86.0.616.0以降のみ、サポートされています。
インストールされると、修正バージョンがインストールされていないかぎり、MicrosoftによってWebView2更新が一定の頻度で配布されます。管理者は、Microsoft Edge WebView2 RuntimeをダウンロードしてSmart Viewユーザーに配布するために、独自の内部プロシージャを使用できます。次のURLからダウンロードします。
https://docs.microsoft.com/en-us/deployoffice/webview2-install#webview2-runtime-installation
詳細は、WebView2のドキュメントを参照してください。
Smart Viewと仮想環境
仮想環境でのOracle Smart View for Officeは、正式には認証されていません。仮想環境は、公式にはSmart Viewによってサポートされていません。
ノート:
仮想環境は仮想デスクトップ統合(VDI)製品とも呼ばれます。
詳細は、My Oracle Supportのナレッジ記事、サード・パーティの仮想環境でのOracleのHyperion製品のサポート(Doc ID 588303.1)を参照してください。
モバイル・デバイスのサポート
Oracle Smart View for Officeがサポートされているのは、Microsoft Surface Proタブレットのみです。その他のタブレットまたはスマートフォンでは、Smart Viewはサポートされていません。
サポートされている言語
Oracle Smart View for Officeのユーザー・インタフェースでは、次の言語がサポートされています。
言語 | 言語 | 言語 | 言語 |
---|---|---|---|
アラビア語 | フィンランド語 | イタリア語 | ルーマニア語 |
中国語(簡体字) | フランス語 | 日本語 | ロシア語 |
中国語(繁体字) | フランス語(カナダ) | 韓国語 | スロバキア語 |
チェコ語 | ドイツ語 | ノルウェー語 | スペイン語 |
デンマーク語 | ギリシャ語 | ポーランド語 | スウェーデン語 |
オランダ語 | ヘブライ語 | ポルトガル語(ブラジル) | タイ語 |
英語 | ハンガリー語 | ポルトガル語(ポルトガル) | トルコ語 |
サポートされているこのリリースへのパス
Oracle Smart View for Officeは、次のリリースからリリース23.200にアップグレードできます:
表1-1 サポートされているこのリリースへのパス
アップグレード・パスのリリース: 元 | 先 |
---|---|
21.xxx |
23.200 |
22.xxx |
23.200 |
後方互換性
Oracle Smart View for Officeでは、ご使用の環境についてのシステム要件ドキュメントおよびプラットフォーム・サポート・ドキュメントでリストされている製品バージョンがサポートされています。
その他のOracleプラットフォームおよび製品との互換性の情報は、ご使用の環境についてのシステム要件ドキュメントとサポート対象プラットフォーム・ドキュメント、および固有の製品Readmeを参照してください。
全般
-
35338878 - ユーザーがデータの取得またはリフレッシュを実行する前に「送信」または「リフレッシュせずに送信」を実行すると、オフラインで行われた変更が保持されます。
-
35403191、35653918 - オプション「行および列のヘッダーの固定」が有効な場合、データ・セルを変更した後に次のいずれかのアクションを実行すると、フォームまたはアド・ホック・グリッド・ビューが上部にリセットされなくなります:
- [Enter]キーを押す
- [Tab]キーを押す
- 変更されたセルからクリックする
「行および列のヘッダーの固定」オプションは、Smart Viewの「オプション」ダイアログの「フォーマット」タブにあります。
-
35248617 - ローカライズされた言語の数値フォーマットの問題は、負の数値に色とカッコの色を使用すると修正されます。
-
35317497 - 日付フィールドをダブルクリックしても、未保存のデータは失われなくなりました。
-
35333783、35631615、35761653、35765274 - スマート・リスト・セルを含むフォームまたはアド・ホック・グリッドを操作するときの、パフォーマンスが改善されています。改善内容は、フォームまたはグリッドのオープン、スマート・リスト・セルの選択、リフレッシュおよび送信です。
-
35446110 - メンバーはアド・ホック・グリッドの下に入力できます。その後、グリッド全体を選択すると、リフレッシュによって追加されたメンバーの値が取得されます。
-
35498921 - 選択した行の中に非表示の行がある場合に、セルの調整機能で結果が誤っていることがなくなりました。
-
35627095 - リフレッシュ操作は、ローカルに保存されたアド・ホック・グリッド(別のシートから参照される1つ以上のPOVメンバーを含む)が開かれたときに、最初の試行時にデータが取得されます。
EPM Cloud
ノート:
特に記載のないかぎり、このトピックで説明されている修正された問題は、次のOracle Enterprise Performance Management Cloudビジネス・プロセスに適用されます。
-
Enterprise Profitability and Cost Management
-
Financial Consolidation and Close
-
フリーフォーム
-
Planning
-
Planningモジュール(戦略モデリングを含む)
-
Tax Reporting
次のEPM Cloud関連の問題は、このリリースで修正されています。
- 31734137、35618546 - Webビジネス・プロセスで「Smart Viewで開く」コマンドを使用するとフレックス・フォームがOracle Smart View for Officeでフレックス・フォームとして開かれるようになりました(以前のEPM Cloud更新におけるフォームのような、単純なフォームではありません)。EPM Cloud 23.08以上が必要です。
- 35338878 - データ取得またはリフレッシュの実行前に「データの送信」または「リフレッシュせずに送信」オプションが使用されている場合、アドホック・シートでオフラインで行われた変更がデータ・ソースへの接続後に正しく保持されるようになりました。
- 35140930 - 高解像度モニターを含むラップトップおよび外部モニターに、「承認の管理」ウィンドウが正しく表示されるようになりました。
Financial Management
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34335992 - Smart Viewでフォームを開くと、フォームで行見出しおよび列見出しのカスタム背景色が適用されるようになりました。
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35313686 - WebView2を有効にしてシングル・サインオンを使用すると、プライベート接続を使用してOracle Hyperion Financial Managementに正常にログインできるようになりました。
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35556029 - 仕訳名に
&
などの特殊文字が含まれている場合、Excelのシート間で切り替えると、Oracle Journalsタブが正しく表示されるようになりました。
Narrative Reporting
Excelセル参照を使用して構築されたSmart View HsGetValue()関数で、サーバーで開始されたリフレッシュがサポートされるようになりました。
Excelファイル内で、次のように関数の接続を定義します。
URLFN|URL|Server|Application|Database
なお、プライベート接続名を指すセル参照を使用するHsGetValue関数がワークブックに含まれている場合、プライベート接続はマシン間で移植できないため、サーバーで開始されたリフレッシュではサポートされません。これらの関数は、URLFN形式を使用するように変換してください。
Oracle Smart View for Officeの操作で次のトピックを参照してください。
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移植可能なURLFN接続形式については、HsGetValueを参照してください
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サーバーで開始されたリフレッシュについては、サーバーで開始されたリフレッシュの操作を参照してください。
レポート
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35317450 - レポートをOracle Smart View for Officeにインポートするときに、レポート名のカッコ
[]
によって問題が生じなくなりました。インポート時に、Excelのタイトル・バーおよびワークシート・タブに表示される名前からカッコが削除されることに注意してください。 -
35445125 - デフォルトのプロンプトが正しく選択され、重複するメンバー名を持つリスト内のその他のプロンプトがデフォルトで選択されなくなります。
全般
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21810748 - Excelで、POVまたはスライダが含まれているシートをワークブック内の別のシートにコピーすると、エラーが発生します。
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33992974 - ラップトップ画面と拡張モードの外部モニター画面を使用して2モニター・シナリオで作業する場合、Oracle Smart View for OfficeでPOVの選択を認識できないことがあります。これは、画面ごとに解像度とスケーリングの設定が異なるため、一部のUIクリックが取得されない場合に、誤ったクリックが発生する可能性があります。
回避策: ラップトップ・モニターと拡張ディスプレイを備えた外部モニターの表示解像度の設定が異なる場合は、両方の画面で同じスケール設定を使用します。モニターの表示設定の詳細は、Microsoftの記事『Windowsで複数のモニターを使用する方法』を参照してください。 -
34032813 - システム・ユーザーとしてSmart Viewをインストールした後で、Excelを初めて起動すると、レジストリ・キーHKEY_CURRENT_USER (HKCU)がHsTbar.xlaファイルの場所で更新されます。Smart Viewのアンインストール時に、HKCUエントリは自動的には削除されません。Smart Viewをアンインストールした後で、Excelを初めて起動すると、ExcelはHsTbar.xlaファイルを参照しようとして、ファイルが見つからなかったことを示すエラーが表示されます。
回避策: このエラーを回避するには、Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび管理ガイドのアンインストール後のExcelによるHsTbar.xlaファイルの検索にある手順を使用して、Windowsレジストリからそれらのエントリを手動で削除します。
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34045185 - オンプレミス・データ・ソースに接続されているときに、ドリルスルー・レポートを起動するとSmart Viewがクラッシュします。これは、Chromeがデフォルトのブラウザである場合に発生します。
回避策:
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ドリルスルー・レポートを起動する前にChromeを起動します。
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クラッシュが発生した場合は、Chrome用のSmart View拡張機能をリロードします。
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ブラウザ・ウィンドウの右下にあるバルーンをクリックして、拡張機能をリロードします。
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ブラウザの左上(アドレス・バーの左側)にある「このページを再読み込みします」ボタンをクリックします。
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FirefoxまたはEdgeをデフォルトのブラウザとして選択します。
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34344067 - 特定のダイアログを起動しようとすると、WebView2が無効になっている場合、「スクリプト・エラー」ダイアログが表示されます。たとえば、「指示」ダイアログを起動すると、指示領域が空白になり、「スクリプト・エラー」ダイアログが表示されます。
回避策: 「ヘルス・チェック」ダイアログで、WebView2 Runtimeがインストールされていることを確認し、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のシステムでのヘルス・チェックの実行で説明されている「UIに対して使用可能にする」を選択します。
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35116820 - 「ヘルス・チェック」オプションの「WebView2 Runtime」が「UIに対して使用可能にする」または「すべてに対して使用可能にする」に設定されている場合、Smart Viewの「オプション」ダイアログの「更新、新規インストールおよびアンインストールのチェック」を使用して拡張機能を更新することはできません。
回避策: 「ヘルス・チェック」ダイアログで、「WebView2 Runtime」オプションを「使用不可」に設定します。Officeを再起動します。次に、「オプション」ダイアログの「更新、新規インストールおよびアンインストールのチェック」リンクを使用して、拡張機能の更新(またはインストールまたはアンインストール)を続行します。拡張機能更新タスクが完了したら、「ヘルス・チェック」ダイアログで「WebView2 Runtime」オプションを再度有効にし、Officeを再起動します。
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36081385 - Oracle Smart View for Office 23.100以前では、ディメンション・シートを含む保存済ワークブックを操作する際に、シートでリフレッシュを実行すると、展開されたディメンションが、最上位の親レベルにリセットされ、プロパティが列に2回表示されます。
回避策:
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この問題を回避するには、Smart Viewリリース23.110以降に移行してください。
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現時点でSmart Viewを更新していない場合は、保存済ディメンション・ワークブックで次の手順を実行します。
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そのワークブックを開き、プロバイダに接続します。
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そのワークブック内の任意のディメンション・シートに移動し、任意のメンバーを選択し、[F2]キーを押してから[Enter]キーを押し、「リフレッシュ」をクリックします。
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そのワークブック内のすべてのディメンション・シートについて前の手順を繰り返し、ワークブックを保存します。
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EPM Cloud
ノート:
特に記載のないかぎり、このトピックで説明されている既知の問題は、次のOracle Enterprise Performance Management Cloudビジネス・プロセスに適用されます。
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Enterprise Profitability and Cost Management
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Financial Consolidation and Close
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フリーフォーム
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Planning
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Planningモジュール(戦略モデリングを含む)
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Tax Reporting
- 21810748 - Excelで、POVまたはスライダが含まれているシートをワークブック内の別のシートにコピーすると、エラーが発生します。
- 33622708 - Microsoft OfficeファイルをOracle Smart View for OfficeからEPM Cloudライブラリに保存するときに、ファイル・サイズがほぼ20 MBである場合、20 MBの最大許容サイズ限度を超えることを示すエラーが表示されます。
- 34372232 - 標準モード・アプリケーションに接続されているアド・ホック・グリッドでは、繰返しメンバーが抑制されている場合、「フォーマットの保存」オプションで、繰返しメンバーに対応するデータ・セルに対して行われたフォーマット変更は保持されません。グリッドのリフレッシュ時にフォーマットの変更が失われます。
- 35673349 - 特定のシナリオでは、Windowsの「ファイルのダウンロード」ダイアログが誤って表示されます。ダイアログの右上隅の「閉じる」ボタン「X」をクリックして閉じ、続行する必要があります。このような状況が発生するシナリオは次のとおりです:
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レポートのグリッド・データ・ソースが最初にログオンしたドメインとは異なるドメイン内の環境を指している場所に、レポートが設定されると、ユーザーが「POVの編集」ダイアログからメンバー選択を実行し、「OK」をクリックして更新されたPOVで新しいレポートをダウンロードし、複数の認証プロンプトが表示されます。最後に、「ファイルのダウンロード」ダイアログが表示されます。
ダイアログの右上隅にある「X」をクリックし、「POVの編集」ダイアログを再度起動しますが、「メンバー選択」ダイアログのかわりにドロップダウン・リストからメンバーを選択します。
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レポートが長時間Excelで開かれ、セッション・タイムアウトになりました。ユーザーがレポートをリフレッシュすると、「ファイルのダウンロード」ダイアログが表示される場合があります。
ダイアログの右上隅の「X」をクリックし、リフレッシュを再試行します。
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36183346 - フォーム定義で「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」オプションが有効になっているフレックス・フォームでは、抑制オプションのいずれかがフォーム定義(「欠落データの抑制 - 行」および「欠落データの抑制 - 列」)またはSmart Viewの「データ・オプション」(「行の抑制」または「列の抑制」での「データなし / 欠落」オプション)で選択されている場合は、問題が発生します。「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」が有効になっている場合は、これらの抑制オプションを使用しないでください。
ヒントとトラブルシューティング
ヒントとトラブルシューティングのトピックは、『Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイド』のヒントとトラブルシューティングに記載されています。
Oracle Smart View for Office のガイドはすべてOracle Help Centerのライブラリで入手できます。
https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html
EPM CloudおよびEPM System製品ドキュメントへのアクセス
最新のOracle Enterprise Performance Management CloudおよびOracle Enterprise Performance Management System製品ガイドをOracle Help Centerで探してください。
EPM Cloud
Oracle Help CenterのEPM Cloudのドキュメントおよびビデオについては、「Cloud Applications」、「Fusion Applications Suite」の下の「See All」をクリックし、「Enterprise Resource Planning (ERP)」グループの「Enterprise Performance Management」をクリックします。Oracle Enterprise Performance Management (EPM)ページで、サービスのリンクをクリックしてドキュメントを表示します。
EPM System
Oracle Help CenterのEPM Systemのドキュメントについては、「On-Premises Applications」の下の「See All」をクリックします。Oracle Applicationsページで、「Enterprise Performance Management」をクリックし、Enterprise Performance Managementページでリリースを探します。
デプロイメント関連のドキュメントは、Oracleの技術リソース(https://www.oracle.com/technical-resources/)およびOracle Software Delivery CloudのWebサイト(https://edelivery.oracle.com)にもあります。
PDFからのコード・スニペットのコピーと貼付け
PDFファイルからコード・スニペットを切り取って貼り付ける際、貼付け操作時に一部の文字が失われる場合があり、これによりコード・スニペットが無効になります。
回避策: HTMLバージョンのドキュメントから切り取って貼り付けます。
Excelグループ化ガイドライン
35011269 - Excelのグループ化は、次の2つの場合に展開されます:
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フィルタが使用されている。この場合、グループ化は行で展開されます。
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「列の幅と行の高さの調整」が選択されている(「オプション」ダイアログの「フォーマット」タブ)。
Excelのグループ化を保持する場合は、フィルタまたは「列の幅と行の高さの調整」オプションを使用しないでください。Excelグループ化の展開/縮小状態をプログラムでリストアすることはできません。また、フィルタリングが適用されている場合、あるいは行の高さ/列の幅が自動的に調整されている場合は、Excelによってすべてが自動的に拡張されます。
Oracle Smart View for Office Readme
F90491-02
2024年3月
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原本著者: EPM情報開発チーム
オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
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