信頼性
条件に疑いがあるが、確認できないユース・ケースがあることがあります。発信元システムは、ビジネス・フラグに対して"信頼性"レベルを割当てできる必要があります。
たとえば、Oracle Utilities Analytics Insightsやその他の機械学習プラットフォームは、大量のデータを集計して分析し、調査を必要とする潜在的なインサイトを特定します。これらのプラットフォームでは、「疑いあり」という信頼性を指定してビジネス・フラグを開始できます。
このビジネス・フラグを受信するアプリケーションは、信頼性を「確認済」または「拒否済」のいずれかに調整できます。
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信頼性を「確認済」に設定すると、真陽性と同等になります。
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信頼性を「拒否済」に設定すると、偽陽性と同等になります。
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ビジネス・フラグを受信するアプリケーションは、ビジネス・ルールに基づいて値を処理する役割があることに注意してください。信頼性に対する更新は、必要に応じて、同じビジネス・フラグを受信した他の製品にも伝達できます。
また、「欠落」という信頼性を指定してアプリケーションでビジネス・フラグを作成すると、欠落したインサイトを示す方法が提供されます。これは偽陰性と同等です。
ユーティリティ実装ではビジネス・フラグをサポートする複数のアプリケーションをインストールできるため、信頼性フラグを更新する場所を設計する際は、次のガイドラインに従ってください。
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Oracle Utilities Service Order Managementが実装されている場合は、信頼性フラグを更新し、その更新を他の製品に伝達する役割があります。
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そうでない場合は、Oracle Utilities Customer Care and Billingがフィールド作業オーケストレーションを所有して、信頼性フラグを更新し、その更新を他の製品に伝達する役割があることが前提になります。
前述の提案を強制する製品ロジックは提供されていませんが、各種エッジ・アプリケーションで提供されるビジネス・オブジェクトは推奨される実装をサポートします。
外部システムからのビジネス・フラグの更新
信頼性フラグを更新する役割がある製品が変更されると、他の製品に警告するためのアウトバウンド・メッセージが開始されます。受信側は、同じインバウンドWebサービスおよびビジネス・フラグ同期サービス・スクリプトを更新する役割があります。詳細は、「ビジネス・フラグの作成」を参照してください。