日付

ビジネス・フラグでは、ビジネス・フラグ日時とビジネス・フラグ終了日時の2つの日付をサポートしています。

  • ビジネス・フラグ日時は、すべてのビジネス・フラグで必要です。一部のタイプのビジネス・フラグでは、1つの日付のみ必要です。

  • 開始と終了期間があるビジネス・フラグの場合、ビジネス・フラグ日時が開始日になり、他のフィールドが終了日になります。

日付範囲があるビジネス・フラグの場合は、影響を受けるビジネス・プロセスに対して実装される機能が重要になることがあります。プロセスでの日付の処理方法は、その機能によって決まります。

  • プロセスによっては、終了日が経過した後にビジネス・フラグが実質的に失効されます。これは、システム内のデータの現在のステータスのみを参照する、影響を受けるプロセスに適用されます。たとえば、現在有効な(現在日が日付範囲内)ビジネス・フラグがある場合、コレクション処理は保留にできます。過去のビジネス・フラグは参照しません。

  • 履歴データが関連するプロセスの場合、同じ履歴期間に有効なビジネス・フラグはプロセスに影響を与えることがあります。たとえば、ビジネス・フラグが特定期間の供給中止イベントを示す場合、その期間の推定消費量は計算されません。

ビジネス・フラグにはステータスがあるため、前述の発効日が指定されたユース・ケースでは、ビジネス・オブジェクトのライフサイクルを設計する際に状態を慎重に検討する必要があります。最終日を経過した後に失効したとみなされるビジネス・フラグの場合、ビジネス・オブジェクトのライフサイクルは、レコードが有効な処理に含まれなくなった日付の後に、最終状態に遷移するように設計できます。履歴期間の処理に継続して影響を与えるビジネス・フラグの場合、ビジネス・オブジェクトのライフサイクルは、レコードが適用可能であることが明確な最終以外の状態のままにするように設計できます。