GRUB 2 ブートローダーが破損し、システムがブートできなくなった場合、メディアからブートし、ブートローダーを手動で再インストールする必要がある可能性があります。ブートローダーを再インストールするには、Oracle Solaris インストールメディアからブートして (たとえば、テキストインストーラ ISO イメージを使用して)、コマンドプロンプトに到達する必要があります。
GRUB 2 を再インストールする前に、ルートプールをインポートする必要があります。次に手順を示します。
Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
# zpool import -f pool-name
# bootadm install-bootloader [-f] -P pool-name
システム上のブートローダーのバージョンをダウングレードしないよう、ブートローダーのインストールの際に、バージョンチェックを強制的にバイパスします。
使用するプールのブート構成を指定します。
# zpool export pool-name
BIOS ファームウェアを搭載するシステムでは、GRUB 2 をマスターブートレコードにインストールする必要があるか、望ましいことがあります。次の手順にその実行方法を説明します。インストール後、アクティブなパーティションとしてマークされている DOS パーティションに関係なく GRUB 2 はデフォルトのシステムブートローダーになります。BIOS ファームウェアを搭載するシステムで DOS パーティションが使用されており、Solaris パーティションがプライマリパーティションである場合、デフォルトの GRUB 2 インストールの場所がパーティションブートレコードです。パーティションが論理パーティションの場合、GRUB 2 は常に MBR にインストールされます。
Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
# bootadm install-bootloader -M