Oracle® Solaris 11.2 でのネットワーク管理のトラブルシューティング

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更新: 2014 年 7 月
 
 

IPv6 インタフェースが正しく構成されていない

IPv6 インタフェースが存在したとしても、必ずしもシステムで IPv6 が使用されているわけではありません。そのインタフェース上で IPv6 アドレスを実際に構成するまでインタフェースは起動されません。

たとえば、ifconfig の次の出力では、inet6 net0 インタフェースが UP としてマークされておらず、そのアドレスが ::/0 であることが示されています。つまり、IPv6 インタフェースは構成されていません。

# ifconfig net0 inet6
net0:
flags=120002000840<RUNNING,MULTICAST,IPv6,PHYSRUNNING> mtu 1500 index 2 inet6 ::/0 

in.ndpd デーモンは引き続きシステム上で実行されていますが、addrconf アドレスが構成されていない IP インタフェース上では動作しません。