Oracle® Solaris 11.2 でのネットワーク管理のトラブルシューティング

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更新: 2014 年 7 月
 
 

svc:/network/diagnostics SMF サービスによるプローブの使用の制御

このモニターが実行する診断のタイプは、svc:/network/diagnostics SMF サービスの policy/allow_probes プロパティー内に格納されている値によって制御されます。このプロパティーによって、診断エージェントがネットワークに関する問題のモニタリングや報告の目的でプローブパケットを転送できるかどうかが決定されます。このプロパティーの値を設定または変更するには、svccfg コマンドを使用します。有効な値は truefalse です。デフォルトでは、このプロパティーは true に設定されています。詳細は、svccfg(1M) および network-diagnostics(4) のマニュアルページを参照してください。

使用例 4-1  診断プローブの転送の無効化

次の例は、svc:/network/diagnostics SMF サービスの policy/allow_probes プロパティーを false に設定することによって診断プローブの転送を無効にする方法を示しています。変更を有効にするには、デフォルト値を変更したあとに SMF サービスをリフレッシュする必要があります。

# svccfg -s network/diagnostics setprop policy/allow_probes = boolean: false
# svccfg -s network/diagnostics refresh