この節では、Sun Management Center ソフトウェアの設定と使用の推奨方法について、典型的なタスクの概要と実行順も含めて説明します。各タスクの手順はこのマニュアルのなかで詳しく説明していますが、実際にはユーザのビジネスニーズに応じて変化します。
以下のタスク手順は、ユーザが実際の監視環境を設定する前に、ソフトウェアの機能を一通り習得していることを想定しています。
Sun Management Center ソフトウェアをインストールします。ソフトウェアのインストールと設定についての詳細は、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』を参照してください。
ユーザと Sun Management Center ソフトウェアへのアクセス権を確認します。詳細は、アクセス制御の使用を参照してください。セキュリティの概要については、第 18 章「Sun Management Center のセキュリティ」を参照してください。
Sun Management Center コンソールを起動します。コンソールは、ネットワークの管理と監視を行なうためのグラフィカルインタフェースを提供します。端末ウィンドウから Java コンソールを起動する場合は、次のコマンドを入力します。/opt/SUNWsymon/sbin/es-start -c。詳細は、第 5 章「Sun Management Centerでのオブジェクト管理」を参照してください。Web コンソールにアクセスする場合は、Web ブラウザに該当する URL を入力します。詳細については、第 15 章「Web コンソールを使用したオブジェクトの管理」 を参照してください。
管理と監視の対象となるソフトウェアのネットワークオブジェクト群を定義します。詳細は、管理ドメインを作成するを参照してください。
Sun Management Center データベースの管理ドメインに、サーバやルーターなどのネットワークオブジェクトを追加します。手動でオブジェクトを作成してドメインを設定する方法については、第 3 章「オブジェクトのトポロジデータベースへの手動追加」を参照してください。検出マネージャを使用してドメインを生成する方法については、第 4 章「検出マネージャを使用したオブジェクトのトポロジデータベースへの追加」を参照してください。
コンソールウィンドウをよく理解して、階層表示やトポロジ表示をナビゲートします。詳細は、第 5 章「Sun Management Centerでのオブジェクト管理」 または 第 15 章「Web コンソールを使用したオブジェクトの管理」を参照してください。
管理オブジェクトの詳細を表示します。詳細は、第 6 章「管理オブジェクトの詳細表示」と第 7 章「管理オブジェクト情報の表示」を参照してください。特定のデータプロパティの詳しい表示方法については、第 8 章「データプロパティの監視」、第 9 章「データプロパティのグラフ表示」、第 10 章「データプロパティ属性の監視」を参照してください。
モジュール機能を追加または削除することにより、監視機能をカスタマイズします。詳細は、第 11 章「モジュールの管理」を参照してください。本製品内で使用可能なモジュールの情報については、付録 C 「Sun Management Center ソフトウェアのモジュール」を参照してください。
アラームを生成する条件と対応する処理を定義します。詳細は、第 12 章「アラームの管理」を参照してください。アラームに関する定義済み規則については、付録 D 「Sun Management Center ソフトウェアの規則」を参照してください。
ユーザ定義のオブジェクトグループの管理機能と監視機能を作成します。詳細は、第 13 章「グループ関連ジョブの管理」を参照してください。
ご使用のハードウェア固有の情報については、補足資料を参照してください。