次の各トピックでは、データベースアダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成手順について説明します。
ここでは、Java CAPS アダプタの接続マッププロパティーを設定する方法について説明します。
すべてのアダプタには、一意な一連のデフォルト構成パラメータが含まれています。アダプタが確立され、プロジェクトの環境内に外部システムが作成されたら、アダプタのパラメータを特定のシステム用に変更します。アダプタの構成パラメータの変更は、次の各場所から行います。
接続マップ: これらのパラメータはほとんどの場合、ある特定のコンポーネントのアダプタに適用されるため、その値は通常、プロジェクト内のほかの同じタイプのアダプタとは異なります。
環境エクスプローラ: これらのパラメータは通常グローバルであり、プロジェクト内の同じタイプのすべてのアダプタに適用されます。保存されたプロパティーは、外部システムウィンドウ内のすべてのアダプタによって共有されます。
コラボレーションまたはビジネスプロセス: アダプタのプロパティーは、コラボレーションまたはビジネスプロセスからも設定できます。その場合、その設定は、アダプタの接続マップ構成内の対応するプロパティーを上書きします。上書きされないプロパティーはすべて、その構成されたデフォルト設定を維持します。
コラボレーションに外部アプリケーションを接続すると、Netbeans IDE によって適切なアダプタがリンクに自動的に割り当てられます。各アダプタにはデフォルト構成プロパティーを含むテンプレートが用意されていますが、これらのプロパティーには接続マップからアクセスできます。
接続マップ内では、インバウンドモードまたはアウトバウンドモード、あるいはその両方にアダプタを構成できます。
接続マップからアクセスされるインバウンド構成パラメータの構成は、次のとおりです。
DB2 Connect Type 4 アダプタのインバウンド接続マッププロパティーの「パラメータ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–1 DB2 Connect アダプタインバウンド Type 4
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Pollmilliseconds |
ミリ秒単位のポーリング間隔。 |
有効な数値。デフォルトは 5000 です。 |
PreparedStatement |
データベースに対するポーリングに使用される準備済み文。 |
この準備済み文は、ユーザーがデータベース OTD ウィザードを使って作成したのと同じ文である必要があります。使用できるのは SELECT 文だけです。さらに、プレースホルダは使用すべきではありません。これは、入力データを一切含むことのできない SQL 文です (つまり、この準備済みクエリー内では「?」を使用できない)。 |
DB2 Connect アダプタのインバウンド接続マッププロパティーの「パラメータ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–2 DB2 Connect アダプタインバウンド Type 4
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Pollmilliseconds |
ミリ秒単位のポーリング間隔。 |
有効な数値。デフォルトは 5000 です。 |
PreparedStatement |
データベースに対するポーリングに使用される準備済み文。 |
この準備済み文は、ユーザーがデータベース OTD ウィザードを使って作成したのと同じ文である必要があります。使用できるのは SELECT 文だけです。さらに、プレースホルダは使用すべきではありません。これは、入力データを一切含むことのできない SQL 文です (つまり、この準備済みクエリー内では「?」を使用できない)。 |
接続マップからアクセスされるアウトバウンド構成パラメータの構成は、次のとおりです。
DB2 Connect Type 4 アダプタのアウトバウンド接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–3 DB2 Connect Type 4 アダプタ - アウトバウンド JDBC コネクタ設定
DB2 Connect XA アダプタのアウトバウンド接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–4 DB2 Connect XA アダプタ - アウトバウンド JDBC コネクタ設定
DB2 Connect アダプタのアウトバウンド接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–5 DB2 Connect アダプタ - アウトバウンド JDBC コネクタ設定
DB2 Connect 非トランザクション Type 4 アダプタのアウトバウンド接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–6 DB2 Connect 非トランザクション Type 4 アダプタ - アウトバウンド JDBC コネクタ設定
DB2 Connect Type 4 XA アダプタのアウトバウンド接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–7 DB2 Connect Type 4 XA アダプタ - アウトバウンド JDBC コネクタ設定
アウトバウンド DB2 Connect 非トランザクションアダプタのアウトバウンド接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–8 DB2 Connect 非トランザクションアダプタ - アウトバウンド JDBC コネクタ設定
接続マップからアクセスされるインバウンド構成パラメータの構成は、次のとおりです。
DB2 アダプタのインバウンド接続マッププロパティーの「パラメータ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–9 DB2 アダプタのインバウンド接続マップのパラメータ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Pollmilliseconds |
ミリ秒単位のポーリング間隔。 |
有効な数値。デフォルトは 5000 です。 |
PreparedStatement |
データベースに対するポーリングに使用される準備済み文。 |
この準備済み文は、ユーザーがデータベース OTD ウィザードを使って作成したのと同じ文である必要があります。使用できるのは SELECT 文だけです。さらに、プレースホルダは使用すべきではありません。これは、入力データを一切含むことのできない SQL 文です (つまり、この準備済みクエリー内では「?」を使用できない)。 |
DB2 アダプタのインバウンド接続マッププロパティーの「パラメータ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–10 DB2 アダプタのインバウンド接続マップのパラメータ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Pollmilliseconds |
ミリ秒単位のポーリング間隔。 |
有効な数値。デフォルトは 5000 です。 |
PreparedStatement |
データベースに対するポーリングに使用される準備済み文。 |
この準備済み文は、ユーザーがデータベース OTD ウィザードを使って作成したのと同じ文である必要があります。使用できるのは SELECT 文だけです。さらに、プレースホルダは使用すべきではありません。これは、入力データを一切含むことのできない SQL 文です (つまり、この準備済みクエリー内では「?」を使用できない)。 |
接続マップからアクセスされるアウトバウンド構成パラメータの構成は、次のとおりです。
DB2 アダプタの接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–11 Windows および UNIX アウトバウンド接続マップの JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「DB2 Adapter Connection Pool Datasource」です。 |
ClassName |
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを表示します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「com.Sun.db2.jdbcx.db2.DB2DataSource」です 注 – この値を変更しないでください。 |
DB2 アダプタの接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–12 z/OS および AS/400 アウトバウンド接続マップの JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「DB2 Datasource For AS400/zOS」です。 |
ClassName |
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを表示します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「com.Sun.db2.jdbcx.db2.DB2DataSource」です。 注 – この値を変更しないでください。 |
コラボレーションに外部アプリケーションを接続すると、Netbeans IDE によって適切なアダプタがリンクに自動的に割り当てられます。各アダプタには、選択可能なアダプタ接続 (トランザクションサポートレベル) のリストが用意されています。
Informix アダプタが提供するトランザクションサポートレベルは、次のとおりです。
トランザクションサポートレベルの詳細については、次の節を参照してください。
このアウトバウンドアダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–13 アウトバウンド Informix アダプタの接続マッププロパティー
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「INFORMIX Connection Pool Datasource」です。 |
ClassName |
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを指定します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「com.SeeBeyond.informix.jdbcx.informix.InformixDataSource 」です。 |
このアウトバウンド XA アダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。Informix は、分散トランザクションに参加可能な接続を提供するデータソースである XA をサポートします。XA は 2 段階コミットプロトコルであり、JDBC 2.0 標準拡張の一部を形成しています。
表 1–14 アウトバウンド Informix XA アダプタの接続マッププロパティー
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「INFORMIX XA Datasource」です。 |
ClassName |
XADataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを指定します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「com.SeeBeyond.informix.jdbcx.informix.InformixDataSource 」です。 |
Informix データベースの作成時に、ロギングを有効にすることもしないこともできます。ロギングを無効にした場合は、非トランザクションモードを使用する必要があります。SQL 呼び出しの非トランザクション実行中はデータログが保持されないため、データベースサーバーの不測または予定外の停止が発生した場合にデータ回復を行うことはできません。
また、ロギングを無効にすると、BEGIN-Tran 文と END-Tran 文で囲まれたトランザクションも使用できなくなります。これは、XA (2 段階コミット) トランザクションでは非トランザクションモードを使用できないことを意味します。
次の表に示すアウトバウンド非トランザクションアダプタのプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–15 アウトバウンド Informix 非トランザクションアダプタの接続マッププロパティー
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「INFORMIX non-Transactional Connection Pool Datasource」です。 |
ClassName |
非トランザクション ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを指定します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「com.SeeBeyond.informix.jdbcx.informix.InformixDataSource 」です。 |
Java CAPS 5.1.X で使用されるトランザクションサポートレベルの種類は、Java CAPS 6.0 で使用されるサポートレベルとは異なる可能性があります。Java CAPS 5.1.X バージョンからインポートされたプロジェクトは以前とは異なる結果を表示する可能性がありますが、そうなるかどうかは、5.1.X の Java コラボレーション定義 (JCD) が複数の処理 (挿入/更新/削除) を含んでいたかどうかによります。この影響を受けるのは、XA 以外のトランザクションだけです。XA トランザクションを使用する場合は、この節を読み飛ばしてかまいません。
5.1.X で、テーブルに新規レコードを 5 件挿入します。最後のレコードの挿入に失敗した場合 (重複するキーが存在した場合など)、それまでのレコードはすべて挿入済みになっています。これは、NoTransaction サポートの動作です。
6.0 で、テーブルに新規レコードを 5 件挿入します。いずれかのレコードの挿入に失敗した場合 (重複するキーが存在した場合など)、ほかの 4 件のレコードは挿入されません。これは、LocalTransaction の動作です。
5.1.X バージョンと同じ結果を実現するには、次のいずれかの方法を選択できます。
接続マップで、データベース外部アプリケーションへのリンクを削除したあと、そのリンクを接続し直して「NoTransaction」を選択します。
「環境」の下で、データベース外部システムの「NoTransaction」プロパティーを入力します。
プロジェクトを再構築します。
ICAN version 5.0.5 および Java CAPS 6.0 から移行する場合、変更はありません。
前述のシナリオで、LocalTransaction 用の 6.0 動作が必要な場合には、アダプタ接続を「アウトバウンド Informix 非トランザクションアダプタ (NoTransaction)」に設定してください。
コラボレーションに外部アプリケーションを接続すると、Netbeans IDE によって適切なアダプタがリンクに自動的に割り当てられます。各アダプタには、選択可能なアダプタ接続 (トランザクションサポートレベル) のリストが用意されています。
JDBC アダプタが提供するトランザクションサポートレベルは、次のとおりです。
トランザクションサポートレベルの詳細については、次の節を参照してください。
このアウトバウンドアダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–16 アウトバウンドアダプタ — JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
データベースの説明。 |
有効な文字列。 |
このアウトバウンド非トランザクションアダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–17 アウトバウンド非トランザクションアダプタ — JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
データベースの説明。 |
任意の有効な文字列。 |
このアウトバウンド XA アダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–18 アウトバウンド XA アダプタ — JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
データベースの説明。 |
任意の有効な文字列。 |
Java CAPS 5.1.X で使用されるトランザクションサポートレベルの種類は、Java CAPS 6.0 で使用されるサポートレベルとは異なる可能性があります。Java CAPS 5.1.X バージョンからインポートされたプロジェクトは以前とは異なる結果を表示する可能性がありますが、そうなるかどうかは、5.1.X の Java コラボレーション定義 (JCD) が複数の処理 (挿入/更新/削除) を含んでいたかどうかによります。この影響を受けるのは、XA 以外のトランザクションだけです。XA トランザクションを使用する場合は、この節を読み飛ばしてかまいません。
5.1.X で、テーブルに新規レコードを 5 件挿入します。最後のレコードの挿入に失敗した場合 (重複するキーが存在した場合など)、それまでのレコードはすべて挿入済みになっています。これは、NoTransaction サポートの動作です。
6.0 で、テーブルに新規レコードを 5 件挿入します。いずれかのレコードの挿入に失敗した場合 (重複するキーが存在した場合など)、ほかの 4 件のレコードは挿入されません。これは、LocalTransaction の動作です。
5.1.X バージョンと同じ結果を実現するには、次のいずれかの方法を選択できます。
接続マップで、データベース外部アプリケーションへのリンクを削除したあと、そのリンクを接続し直して「NoTransaction」を選択します。
「環境」の下で、データベース外部システムの「NoTransaction」プロパティーを入力します。
プロジェクトを再構築します。
次の図は、5.0.5 と 6.0 の間、5.1.3 と 6.0 の間でそれぞれどのトランザクションサポートレベルが変更されたのかを示したものです。
ICAN version 5.0.5 および Java CAPS 6.0 から移行する場合、変更はありません。
LocalTransaction 用の 6.0 動作が必要な場合には、アダプタ接続を「アウトバウンド JDBC/ODBC 非トランザクションアダプタ (NoTransaction)」に設定してください。
インバウンド Oracle アダプタの接続マッププロパティーの「パラメータ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Pollmilliseconds |
ミリ秒単位のポーリング間隔。 |
有効な数値。デフォルトは 5000 です。 |
PreparedStatement |
データベースに対するポーリングに使用される準備済み文。 |
この準備済み文は、ユーザーがデータベース OTD ウィザードを使って作成したのと同じ文である必要があります。使用できるのは SELECT 文だけです。さらに、プレースホルダは使用すべきではありません。これは、入力データを一切含むことのできない SQL 文です (つまり、この準備済みクエリー内では「?」を使用できない)。 |
接続マップからアクセスされる Oracle アダプタのアウトバウンド構成パラメータの構成は、次のとおりです。
Oracle アダプタの接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「Oracle thin driver Connection Pool Datasource」です |
ClassName |
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを指定します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource」です 注 – この値を変更しないでください。 |
このアウトバウンド非トランザクションアダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–19 アウトバウンド非トランザクションアダプタ — JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「Oracle thin driver non-Transactional Connection Pool Datasource」です。 |
ClassName |
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを指定します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource」です。 |
Oracle アダプタの接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–20 XA サポート付きアウトバウンドの JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「Oracle thin driver XA Datasource」です。 |
ClassName |
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを指定します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource」です。 |
SQL Server アダプタの接続マッププロパティーの「パラメータ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–21 インバウンドアダプタの接続マップのパラメータ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Pollmilliseconds |
ミリ秒単位のポーリング間隔。 |
有効な数値。デフォルトは 5000 です。 |
PreparedStatement |
データベースに対するポーリングに使用される準備済み文。 |
この準備済み文は、ユーザーがデータベース OTD ウィザードを使って作成したのと同じ文である必要があります。使用できるのは SELECT 文だけです。さらに、プレースホルダは使用すべきではありません。これは、入力データを一切含むことのできない SQL 文です (つまり、この準備済みクエリー内では「?」を使用できない)。 |
接続マップからアクセスされるアウトバウンド構成パラメータの構成は、次のとおりです。
SQL Server アダプタの接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–22 アウトバウンド接続マップの JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「SQLServer Connection Pool Datasource」です。 |
ClassName |
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを表示します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「com.Sun.sql server.jdbcx.sqlserver.SQL ServerDataSource」です。 注 – この値を変更しないでください。 |
このアウトバウンド非トランザクションアダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–23 アウトバウンド非トランザクションアダプタ — JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「Oracle thin driver non-Transactional Connection Pool Datasource」です。 |
ClassName |
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを指定します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource」です。 |
SQL Server アダプタの接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–24 XA サポート付きアウトバウンドの JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「SQLServer XA Datasource」です。 |
ClassName |
SQLServer XA Datasource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを表示します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「com.Sun.sql server.jdbcx.sqlserver.SQL ServerDataSource」です。 注 – この値を変更しないでください。 |
コラボレーションに外部アプリケーションを接続すると、Netbeans IDE によって適切なアダプタがリンクに自動的に割り当てられます。各アダプタには、選択可能なアダプタ接続 (トランザクションサポートレベル) のリストが用意されています。
Sybase アダプタがサポートするトランザクションサポートレベルは、次のとおりです。
トランザクションサポートレベルの詳細については、次の節を参照してください。
このアウトバウンドアダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–25 アウトバウンドアダプタ — JDBC コネクタ設定
このアウトバウンド XA アダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–26 アウトバウンドアダプタ — JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
データベースの説明。 |
有効な文字列。 |
|
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを表示します。 |
有効なクラス名。 デフォルトは次のとおりです。 com.SeeBeyond.jdbcx.sybase.sybaseDataSource. 注 – この値を変更しないでください。 |
アウトバウンド Sybase 非トランザクションアダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–27 アウトバウンドアダプタ — JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
データベースの説明。 |
有効な文字列。 |
|
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを表示します。 |
有効なクラス名。 デフォルトは次のとおりです。 com.SeeBeyond.jdbcx.sybase.sybaseDataSource. 注 – この値を変更しないでください。 |
Java CAPS 5.1.X で使用されるトランザクションサポートレベルの種類は、Java CAPS 6.0 で使用されるサポートレベルとは異なる可能性があります。Java CAPS 5.1.X バージョンからインポートされたプロジェクトは以前とは異なる結果を表示する可能性がありますが、そうなるかどうかは、5.1.X の Java コラボレーション定義 (JCD) が複数の処理 (挿入/更新/削除) を含んでいたかどうかによります。この影響を受けるのは、XA 以外のトランザクションだけです。XA トランザクションを使用する場合は、この節を読み飛ばしてかまいません。
5.1.X で、テーブルに新規レコードを 5 件挿入します。最後のレコードの挿入に失敗した場合 (重複するキーが存在した場合など)、それまでのレコードはすべて挿入済みになっています。これは、NoTransaction サポートの動作です。
6.0 で、テーブルに新規レコードを 5 件挿入します。いずれかのレコードの挿入に失敗した場合 (重複するキーが存在した場合など)、ほかの 4 件のレコードは挿入されません。これは、LocalTransaction の動作です。
5.1.X バージョンと同じ結果を実現するには、次のいずれかの方法を選択できます。
接続マップで、データベース外部アプリケーションへのリンクを削除したあと、そのリンクを接続し直して「NoTransaction」を選択します。
「環境」の下で、データベース外部システムの「NoTransaction」プロパティーを入力します。
プロジェクトを再構築します。
次の図は、5.1.3 と 6.0 の間、5.0.5 と 6.0 の間でそれぞれどのトランザクションサポートレベルが変更されたのかを示したものです。ICAN version 5.0.5 および Java CAPS 6.0 から移行する場合、変更はありません。
前述のシナリオで、LocalTransaction 用の 6.0 動作が必要な場合には、アダプタ接続を「アウトバウンド Sybase 非トランザクションアダプタ (NoTransaction)」に設定してください。
構成プロパティーウィンドウが開き、アダプタのデフォルトプロパティーが表示されます。
接続マップからアクセスされる VSAM 構成パラメータの構成は、次のとおりです。
VSAM アウトバウンドアダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。
表 1–28 アウトバウンドアダプタ — JDBC コネクタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
「VSAM Connection Pool Datasource」。 |
有効な文字列。 |
ClassName |
ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを表示します。 |
有効なクラス名。 デフォルトは次のとおりです。 com.cac.jdbc.ConnectionPoolDataSource 注 – この値を変更しないでください。 |
VSAM データベースの作成時に、ロギングを有効にすることもしないこともできます。ロギングを無効にした場合は、非トランザクションモードを使用する必要があります。SQL 呼び出しの非トランザクション実行中はデータログが保持されないため、データベースサーバーの不測または予定外の停止が発生した場合にデータ回復を行うことはできません。
また、ロギングを無効にすると、BEGIN-Tran 文と END-Tran 文で囲まれたトランザクションも使用できなくなります。これは、XA (2 段階コミット) トランザクションでは非トランザクションモードを使用できないことを意味します。
次の表に示すアウトバウンド非トランザクションアダプタのプロパティーには、外部データベースが使用するパラメータが含まれています。
表 1–29 アウトバウンド VSAM 非トランザクションアダプタの接続マッププロパティー
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Description |
データベースの説明を入力します。 |
有効な文字列。デフォルトは「VSAM non-Transactional Connection Pool Datasource」です。 |
ClassName |
非トランザクション ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを指定します。 |
有効なクラス名。デフォルトは「com.cac.jdbc.ConnectionPoolDataSource」です |