Red Hat Linux 向けのネットワークインタフェースファイルの自動的な設定方法

設定ファイルを GUI または手動で編集することにより、Oracle または Red Hat Enterprise Linux プラットフォーム向けにネットワークインタフェースを設定できます。

この手順では、設定ファイルを手動で編集する方法を説明します。GUI を使用してネットワークインタフェースを設定する手順については、使用しているバージョンに対応したマニュアルを参照してください。Oracle Enterprise Linux (OEL) バージョン: http://www.oracle.com/technology/tech/linux/install/index.html。RHEL バージョン: http://www.redhat.com/docs。

OEL または RHEL システムの場合、インタフェース設定ファイルには ifcfg-ethn という名前が付けられます (たとえば、前述の例で示したように、eth2 ネットワークデバイスに対して ifcfg-eth2 が割り当てられる)。これらのファイルは、/etc/sysconfig/network-scripts システムディレクトリの中に格納されています。

1. 次の例に示すように、設定ファイルを作成します。

   host #> ls -l /etc/sysconfig/network-scripts/ 
   total 392-rw-r--r-- 3 root root   116 Oct 10 12:40 ifcfg-eth0
   -rw-r--r-- 3 root root   187 Oct 10 12:40 ifcfg-eth1
   -rw-r--r-- 3 root root   127 Oct 21 16:46 ifcfg-eth2
   -rw-r--r-- 1 root root   254 Mar  3  2008 ifcfg-lo
   [...]
    
   host #>cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth2
   # Sun NEM/Hydra 10GbE
   DEVICE=eth2
   BOOTPROTO=static
   HWADDR=00:14:4F:29:00:1D
   IPADDR=10.1.10.156
   NETMASK=255.255.255.0
   ONBOOT=no

   この例で示した eth2 用の ifcfg ファイルは、テキストエディタを使用して手動で作成したものです。# Sun NEM Hydra 10GbE という最初の行はコメントであり、複数のファイルを追跡するときに役立ちます。この例では、ONBOOT=no と指定していますが、これはシステムの起動時にネットワークインタフェースが自動的にオンライン状態になる (動作する) ことがない、という意味です。ONBOOT=yes という指定が、通常の設定です。

2. ifconfig コマンド、または短縮形である ifup スクリプトを使用して、システムが (少なくとも実行レベル 3 で) 起動したあとに使用する目的でネットワークインタフェースをオンライン状態 (起動) にします。

   host #> ifconfig eth2 up

   または

   host #> ifup eth2