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Sun Java System Identity Synchronization for Windows 1 2004Q3 インストールおよび設定ガイド |
はじめに
Sun JavaTM System Identity Synchronization for Windows 1 2004Q3 (従来の SunTM ONE Identity Synchronization for Windows) を使用することで、Sun JavaTM System Directory Server とその他のシステムの間でパスワード、および指定されているその他のユーザー属性をやり取りすることができます。
このマニュアルでは、Sun Java System Identity Synchronization for Windows を運用環境で使用できるようにインストールおよび設定する方法について説明します。
Identity Synchronization for Windows リリースの新機能および拡張機能の最新情報については、次のオンラインリリースノートを参照してください。
ここでは、次の項目について説明します。
対象読者この『インストールおよび設定ガイド』は、Sun JavaTM System Directory Server と Windows Active Directory または NT マシンの間でパスワードとユーザー属性を双方向に同期させることを目的として、Identity Synchronization for Windows をインストールおよび設定する管理者、システムエンジニア、サービスエンジニアを対象としています。
次の事項に習熟している必要があります。
本書をお読みになる前に『Sun Java System Identity Synchronization for Windows 1 2004Q3 リリースノート』には、このマニュアルに記載されている説明に優先する情報を含め、製品に関する最新の情報が記載されています。このマニュアルで説明する手順を実行する前に、『リリースノート』をお読みください。
Identity Synchronization for Windows の配備では、データストアとして Sun Java System Directory Server が使用されるため、この製品のマニュアルにも目を通しておく必要があります。Directory Server のマニュアルは、 http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja で入手できます。
このマニュアルの構成『Sun Java System Identity Synchronization for Windows 1 2004Q3 インストールおよび設定ガイド』は、次の章から構成されます。
- 第 1 章「製品について」: 製品の機能、システムコンポーネント、コマンド行ユーティリティ、システムコンポーネントの分散、配備例など、Identity Synchronization for Windows の基本概念について説明します。
- 第 2 章「インストールの準備」: インストールと設定のプロセスについて説明し、製品のインストールを準備する上で有用なその他の情報を提供します。
- 第 3 章「コアのインストール」: Identity Synchronization for Windows のインストールプログラムの使用方法と、Identity Synchronization for Windows コアコンポーネントのインストール方法について説明します。
- 第 4 章「コアリソースの設定」: コンソールを使用してコアを追加し、それを設定する方法について説明します。
- 第 5 章「コネクタと Directory Server プラグインのインストール」: Identity Synchronization for Windows コネクタと Directory Server プラグインをインストールする方法について説明します。
- 第 6 章「既存ユーザーの同期」: Identity Synchronization for Windows の新しいインストールで既存のユーザーにリンクを設定し、同期させる方法について説明します。
- 第 7 章「Identity Synchronization for Windows 1 2004Q3 への移行」: システムを Sun Java System Identity Synchronization for Windows バージョン 1.0 からバージョン 1 2004Q3 に移行する方法について説明します。
- 第 8 章「ソフトウェアの削除」: アンインストールの準備やコンソールの手動アンインストールなど、Identity Synchronization for Windows を削除する方法について説明します。
- 第 9 章「トラブルシューティング」: Identity Synchronization for Windows のインストールに関するトラブルシューティング情報を提供します。
- 第 10 章「監査とエラーのログファイルについて」: ログレベルの設定、ログファイルの表示と解釈、ディレクトリソースの状態など、監査とエラーのログ記録について説明します。
- 第 11 章「セキュリティの設定」: セキュリティ保護されたシステムの設定方法について説明します。セキュリティの強化、レプリケートされた構成の保護、SSL の有効化、証明書データベースへの Active Directory CA 証明書の追加などに関する情報を提供します。
- 付録 A 「Identity Synchronization for Windows のコマンド行ユーティリティの使用」: Identity Synchronization for Windows のコマンド行ユーティリティを使用して各種タスクを実行する方法について説明します。
- 付録 B 「LinkUsers XML ドキュメントのサンプル」: 環境のカスタマイズに利用できる LinkUsers XML ドキュメント (linkusers-simple.cfg) のサンプルを紹介します。
- 付録 C 「Solaris でのルート以外のユーザーによるサービスの実行」: ルート以外のユーザーとして Identity Synchronization for Windows サービスを実行する方法について説明します。
- 付録 D 「同期ユーザーリストの定義と設定」: 同期ユーザーリストの定義と複数ドメインの設定に関する情報を提供します。
- 付録 E 「レプリケーション環境でのインストールに関する注意」: マルチマスターレプリケーション (MMR) の配備を設定およびセキュリティ保護する手順について簡単に説明します。
表記上の規則この節では、このマニュアルに適用される表記規則を表形式で示します。説明する内容は、次とおりです。
フォントの表記規則
次の表は、このマニュアルに適用されるフォントの表記規則を示しています。
記号
次の表は、このマニュアルで使用される記号の表記規約を示しています。
ニーモニック
Identity Synchronization for Windows のユーザーインタフェース全体でニーモニック (下線が引かれた文字) を使用できます。ニーモニックを使用することで、特定のタスクを迅速に実行できます。下線が引かれた文字を入力するだけでタスクが実行されます。ニーモニックでは、大文字と小文字は区別されません。使用するときは、同時に Alt キーを押します。
デフォルトのパスとファイル名
次の表は、このマニュアルに適用されるデフォルトのパスとファイル名の表記を示しています。
関連マニュアルWeb サイト http://docs.sun.com で Sun のオンライン技術マニュアルにアクセスできます。アーカイブを参照するか、個々の書名または件名を検索できます。
このドキュメントセットを構成するマニュアル
次の表は、Identity Synchronization for Windows のドキュメントセットを構成するマニュアルを示しています。
表 4 このドキュメントセットに含まれるマニュアル
マニュアルのタイトル
説明
『Sun Java System Identity Synchronization for Windows 1 2004Q3 インストールおよび設定ガイド』
(http://docs.sun.com/doc/817-7846)Identity Synchronization for Windows を運用環境で使用できるようにインストールおよび設定する方法について説明する
『Sun Java System Identity Synchronization for Windows 1 2004Q3 Deployment Planning Guide』 (http://docs.sun.com/doc/817-6200)
Identity Synchronization for Windows の配備計画に関する一般的なガイドラインと実践例を示す
『Sun Java System Identity Synchronization for Windows 1 2004Q3 リリースノート』
(http://docs.sun.com/doc/817-7853)製品のリリース後に公開される。現行リリースの新機能に関する説明、既知の問題点と制約、インストール時の注意事項、ソフトウェアまたはマニュアルに関する問題点の報告方法など、最新の情報が記載されている
その他のドキュメント
Directory Server と Sun JavaTM System Message Queue を使用することになるので、それぞれの製品のマニュアルの参照が必要になるかもしれません。これらのマニュアルは、次の場所で入手できます。
- Sun Java System Directory Server のマニュアル
http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja- Sun Java SystemMessage Queue のマニュアル
http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja公開鍵暗号方式の基本概念、SSL (Secure Sockets Layer) プロトコルの基本概念、イントラネット、エクストラネット、およびインターネットのセキュリティの基本概念、企業での電子証明書の役割の基本概念については、『Managing Servers with iPlanet Console 5.0』でセキュリティ関連の付録を参照してください。
Windows 2003 サーバーおよび Windows パスワードポリシーについては、次に示す Microsoft のドキュメントを参照してください。
Sun のオンラインリソースへのアクセス製品のダウンロード、専門家によるサービス、パッチとサポート、開発者向けの追加情報は、次の場所で得られます。
- ダウンロードセンター
http://wwws.sun.com/software/download/- 製品のデータシート
http://www.sun.com/software/- 製品のオンラインマニュアル
http://docs.sun.com- プロフェッショナルサービス
http://www.sun.com/service/sunps/sunone/index.html- Sun Enterprise Services、Solaris 用パッチ、サポート
http://sunsolve.sun.com- サポートとトレーニング
http://www.sun.com/supportraining/
Sun テクニカルサポートへの連絡この製品のマニュアルを参照しても製品に関する技術的な疑問が解決しない場合は、次の場所にアクセスしてください。
http://www.sun.com/service/contacting
関連するサードパーティの Web サイトこのマニュアルでは、次のサードパーティの Web サイトが紹介されています。
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コメントをお待ちしておりますSun はマニュアル類の改善に努めるため、お客様からのコメントやご意見をお待ちしております。
コメントをお寄せいただく場合は、http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja にアクセスし、「コメントの送信」をクリックしてください。オンラインフォームには、マニュアルのタイトルとパート番号を記載してください。パート番号は、マニュアルのタイトルページまたは最上部に記載されている 7 桁または 9 桁の番号です。
たとえば、このマニュアルのタイトルは『Sun Java System Identity Synchronization for Windows 1 2004Q3 インストールおよび設定ガイド』で、パート番号は 817-7846 です。