SolarisTMfor ISPsTM を用いて、インターネットサービスプロバイダのネットワークで使用するすべてのプラットフォーム拡張機能と各種サービスのインストール、構成、インストール解除を行います。
このマニュアルは、システム管理者をはじめとして、新しいワークステーションの追加と構成、ユーザーアカウントの設定、システム全体で使用するソフトウェアのインストールを行うすべての人を対象としています。
このマニュアルを読む前に、次のドキュメントをお読みください。
『Solaris for ISPs 管理ガイド』 (Part No. 805-5385-10) の第 1 〜 4 章
Solaris for ISPs の概要に関するドキュメントは、インストール用メディアのルートディレクトリに入っています。詳しい場所については、media_root/docs/README.1st を参照してください。
『Sun Directory Services 3.1 管理ガイド』 (Part No. 805-5390-10)
このマニュアルは、Solaris for ISPs のプラットフォーム拡張機能と各種サービスをインストール、構成、インストール解除する手順について説明します。
第 1 章「Solaris for ISPs のブラウザからのインストールとインストール解除」では、次の手順について説明します。
「インストール前の作業」では、インストール前の準備作業について説明します。
「ソフトウェアのインストール」では、ホスト構成ソフトウェアを使用してインストールする手順について説明します。
「ホスト構成ソフトウェアからのエラーメッセージ」では、エラーが発生した場合に問題を解決してインストール作業を続行する方法について説明します。
「Solaris for ISPs のインストール解除」では、ホスト構成ソフトウェアを使用してインストール解除する方法について説明します。
第 2 章「コマンド行からのインストールとインストール解除」では、次の手順について説明します。
「インストール前の作業」では、インストール前の準備作業について説明します。
「ソフトウェアのインストール」では、コマンド行からインストールする手順について説明します。
「インストールの正常終了の確認」では、インストールに成功したことを確認する方法について説明します。
「Solaris for ISPs コンポーネントのインストール解除」では、コマンド行からインストール解除する手順について説明します。
第 3 章「サービスの起動と構成」では、次の手順について説明します。
「ディレクトリサービスの起動」では、Sun Internet AdministratorTM がエントリを初期化できるようにする手順について説明します。
「ライセンスサーバーの起動」では、ライセンスを取得して Sun Directory Services を作成できるようにする方法について説明します。
「Sun Internet Administrator の起動」では、Sun Directory Services のエントリを初期化し、サービスを登録してアクセスと管理を行う方法について説明します。
「HotJava の構成」では、コンポーネントに対するアプレットのセキュリティ設定要件について説明します。
「サービスの起動」では、Sun Internet Administrator コンソールまたはブラウザからサービスを起動する方法について説明します。
Solaris for ISPs の関連マニュアルは、AnswerBookTM、印刷マニュアル (英語版)、マニュアルページの 3 つの形態で提供されています。関連マニュアルを形態別に示します。
『Solaris for ISPs のインストール』 (Part No. 805-5386-10)
『Solaris for ISPs 管理ガイド』 (Part No. 805-5385-10)
『Sun Directory Services 3.1 管理ガイド』 (Part No. 805-5390-10)
『Sun Directory Services 3.1 ユーザーズガイド』 (Part No. 805-5391-10)
Solaris for ISPs のインストールと構成に役立つマニュアルを次に示します。
『Solaris for ISPs Installation Guide』(Part No. 805-4875-10)
『Solaris for ISPs Administration Guide』 (Part No. 805-4874-10)
『Solaris for ISPs Command Reference』 (Part No. 805-4876-10)
マニュアルページ (man ページ) は、各ユーザーコマンドやライブラリ関数など、対象を 1 つに絞って詳しく説明しています。
Solaris for ISPs のプラットフォーム拡張機能と各種サービスに関するマニュアルページは次の場所にあります。
ホスト構成に関するマニュアルページは、/opt/SUNWisp/man に入っています。
JDKTM 1.1.5 に関するマニュアルページは、/usr/share/man に入っています。
FlexLM に関するマニュアルページは、/opt/SUNWste/license_tools/man に入っています。
Sun Directory Services に関するマニュアルページは、/opt/SUNWconn/man に入っています。
SunScreenTM SKIP に関するマニュアルページは、/opt/SUNWicg/man に入っています。
Sun Internet FTP ServerTM に関するマニュアルページは、/opt/SUNWixfta/1.0/man に入っています。
Sun Internet News ServerTM に関するマニュアルページは、/opt/SUNWsns/man に入っています。
Sun WebServerTM に関するマニュアルページは、/usr/share/man に入っています。
Sun Internet Administrator コンソールに関するマニュアルページは、/opt/SUNWixamc/man に入っています。
Solaris for ISPs コンポーネントのインストールと構成に役立つ情報が次の Web サイトで提供されています。
必要なパッチは、http://access1.sun.com/Products/ISP にあります。
JDK 1.1.5 に関するマニュアルは、 http://www.javasoft.com/products/jdk/1.1/index115.html にあります。
HotJavaTM に関して判明しているバグおよび頻繁に寄せられる質問 (FAQ) は、 http://www.java.sun.com/products/hotfava/1.1.4/ にあります。
SKIP に関するマニュアルは、http://skip.incog.com/spec/SKIP.html にあります。
製品が提供される CD には、Solaris for ISPs の README.1st という小さなファイルが入っています。ここには、マニュアルに記載されていない最新情報、バグ情報、リリース情報、およびソフトウェアの README ファイルやインストールに関するさまざまな文書へのポインタが入っています。
このマニュアルの内容に関連する他のマニュアルを次に示します。
『Automating Solaris Installations (A Custom JumpStart Guide)』Paul Anthony Kasper、Alan L. McClellan 著、SunSoft 出版、1995 年
『Solaris のインストール (上級編)』
このマニュアルに関連する情報が次の Web サイトで提供されています。
公開されているパッチについては、http://sunsolve1.sun.com を参照してください。
コアインターネットプロトコルの実装については、http://www.isc.org/ を参照してください。
JumpStartTM インストールについては、http://www.sun.com/servers/ultra_enterprise/sw/webstart/ を参照してください。
SunDocsTM プログラムでは、米国 Sun MicrosystemsTM, Inc. (以降、SunTM とします) の 250 冊以上のマニュアルを扱っています。このプログラムを利用して、マニュアルのセットまたは個々のマニュアルをご注文いただけます。
マニュアルのリストと注文方法については、米国 SunExpressTM, Inc. のインターネットホームページ http://www.sun.com/sunexpress にあるカタログセクションを参照してください。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P-1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、またはコード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力とは区別して示します。 |
system% su password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、または強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
ただし AnswerBook2TM では、ユーザーが入力する文字と画面上のコンピュータ出力は区別して表示されません。
コード例は次のように表示されます。
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の場合、filename は省略してもよいことを示します。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
このマニュアルでは、英語環境での画面イメージを使っています。このため、実際に日本語環境で表示される画面イメージとこのマニュアルで使っている画面イメージが異なる場合があります。本文中で画面イメージを説明する場合には、日本語のメニュー、ボタン名などの項目名と英語の項目名が適宜、併記されています。
「x86」という用語は、一般に Intel 8086 ファミリに属するマイクロプロセッサを意味します。これには、Pentium、Pentium Pro の各プロセッサ、および AMD と Cyrix が提供する互換マイクロプロセッサチップが含まれます。このマニュアルでは、このプラットフォームのアーキテクチャ全体を指すときに「x86」という用語を使用し、製品名では「Intel 版」という表記で統一しています。