ファイルシステムの再作成

次のいずれかのタスクを実行するには、ファイルシステムを再作成する必要があります:

ディスクまたはパーティションの変更
ディスクまたはパーティションの追加
ディスクまたはパーティションの削除

ファイルシステムをバックアップして再作成する方法

サイトでカスタマイズしたすべてのシステムファイルと構成ファイルのバックアップを取ります。
使用しているソフトウェアに応じて、これらのファイルには mcf、archiver.cmd、defaults.conf、samfs.cmd、または inquiry.conf ファイルが含まれることがあります。Sun QFS 環境内のすべてのファイルシステムについて、これらのファイルをバックアップします。また、/etc/opt/SUNWsamfs ディレクトリ内のファイル、/var/opt/SUNWsamfs ディレクトリ内のファイル、および共有ホストファイルのコピーをバックアップしていることも確認してください。
変更する各ファイルシステムのバックアップを取ったことを確認します。
ファイルシステムは、サイトのポリシーに従って定期的にバックアップするようにしてください。ファイルシステムのためにすでに存在するバックアップファイルに問題がない場合は、ここで再度バックアップする必要はありません。ただし、最新のダンプファイルの作成後に作成された情報を保持するためにファイルシステムのバックアップを取る必要がある場合は、ここでバックアップを取ってください。qfsdump を使用してダンプファイルを作成する方法については、『Sun QFS および Sun Storage Archive Manager 5.3 インストールガイド』の第 9 章「SAM-QFS のデータとファイルのバックアップ」を参照してください。
ファイルシステムをマウント解除します。
手順については、『Sun QFS および Sun Storage Archive Manager 5.3 インストールガイド』の「ファイルシステムのマウント解除」を参照してください。
この手順中にファイルシステムの名前を変更する場合は、-R および -F オプションを指定して samfsck コマンドを使用します。
/etc/opt/SUNWsamfs/mcf ファイルで、パーティションを追加、変更、または削除します。
詳細は、「ファイルシステムへのディスクキャッシュの追加」を参照してください。
mcf ファイル内のエラーをチェックします。
```
# sam-fsd
```
このコマンドからの出力で mcf ファイル内のエラーが示されている場合は、次の手順に進む前に修正してください。
mcf ファイルの変更をシステムに伝達します。
```
# samd config
```
詳細は、samd(1M) のマニュアルページを参照してください。
sammkfs コマンドを発行して、ファイルシステムを再作成します。
たとえば、次のコマンドでは samfs10 が作成されます:
```
# sammkfs samfs10
```
ファイルシステムをマウントします。
Sun QFS ファイルシステムのマウントについては、mount_samfs(1M) のマニュアルページを参照してください。
ファイルシステムのマウントポイントに変更します。
qfsrestore コマンドまたは SAM-QFS Manager を使用して、各ファイルを復元します。
既存のダンプファイル、または手順 1 で作成されたダンプファイルから復元します。詳細は、qfsdump(1M) のマニュアルページまたは SAM-QFS Manager のオンラインヘルプを参照してください。

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	Sun QFS File System 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語)