Oracle® Solaris Cluster 4.2 リリースノート

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更新: 2014 年 9 月
 
 

Trusted Extensions を実行しているマシンで cacao が通信できない (15803432)

問題のサマリー: Oracle Solaris Cluster ソフトウェアをインストールおよび構成する前に Oracle Solaris ソフトウェアの Trusted Extensions 機能が有効な場合、Oracle Solaris Cluster の設定手順で共通エージェントコンテナセキュリティーキーをクラスタのノード間でコピーできません。コンテナがクラスタノードで正しく機能するには、すべてのクラスタノード上でセキュリティーキーの同一コピーが必要です。

回避方法: セキュリティーキーを 1 つのグローバルクラスタノードからグローバルクラスタの他のすべてのノードに手動でコピーします。

  1. 各ノードで、セキュリティーファイルエージェントを停止します。

    phys-schost# /usr/sbin/cacaoadm stop
  2. 1 つのノードで、/etc/cacao/instances/default/ ディレクトリに変更します。

    phys-schost-1# cd /etc/cacao/instances/default/
  3. /etc/cacao/instances/default/ ディレクトリの tar ファイルを作成します。

    phys-schost-1# tar cf /tmp/SECURITY.tar security
  4. /tmp/SECURITY.tar ファイルを他の各クラスタノードにコピーします。

  5. /tmp/SECURITY.tar ファイルをコピーした各ノード上で、セキュリティーファイルを解凍します。

    /etc/cacao/instances/default/ ディレクトリにすでにセキュリティーファイルがある場合は、すべて上書きされます。

    phys-schost-2# cd /etc/cacao/instances/default/
    phys-schost-2# tar xf /tmp/SECURITY.tar
  6. クラスタの各ノードから /tmp/SECURITY.tar ファイルを削除します。


    注 -  セキュリティーのリスクを避けるために tar ファイルの各コピーを削除する必要があります。
    phys-schost-1# rm /tmp/SECURITY.tar
    phys-schost-2# rm /tmp/SECURITY.tar
  7. 各ノードで、セキュリティーファイルエージェントを再起動します。

    phys-schost# /usr/sbin/cacaoadm start